企業経営の基本原則や、日本の法体系の基礎を学び、国内問題や国際情勢を正しく理解することができる能力を身につける事が商業経済検定の目的です。
商業経済検定1級・2級・3級の合格率、難易度/偏差値などを下に記載します。
商業経済検定の合格条件
科目
検定は第 1 級,第 2 級および第 3 級の 3 種。
科目は「ビジネス基礎」「マーケティング」「経済活動と法」「ビジネス経済 A」「ビジネス経済 B」。
1級の合格条件
第 1 級 「マーケティング」「経済活動と法」「ビジネス経済 A」「ビジネス経済 B」のうちいずれか 2 科目(以上)に合格。
2級の合格条件
第 2 級 「マーケティング」「経済活動と法」「ビジネス経済 A」「ビジネス経済 B」のうちいずれか 1 科目に合格。
3級の合格条件
第 3 級 「ビジネス基礎」に合格。
商業経済検定の合格率と難易度
近年、商業経済検定の合格率は1級19.1%~25.1%、2級28.5%~39.5%、3級77.3%~85.4%です。
検定試験の難易度は偏差値表示で1級が44、2級が40,3級が38です。
1級
1級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和4年度 (第37回) 2022年 | 59,487 | 13,853 | 23.3% |
2021年 | 62,526 | 15,676 | 25.1% |
2020年 | 67,899 | 14,667 | 21.6% |
2019年 | 66,586 | 12,701 | 19.1% |
※1級受験者数=全受験者数-3級受験者数で計算
2級
2級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和4年度 第37回 2022年 | 45,634 | 18,016 | 39.5% |
2021年 | 46,850 | 17,363 | 37.1% |
2020年 | 53,232 | 20,143 | 37.8% |
2019年 | 53,885 | 15,379 | 28.5% |
※2級受験者数=1級受験者数-1級合格者数で計算
3級
3級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和4年度 (第37回) 2022年 | 26,200 | 20,242 | 77.3% |
2021年 | 26,162 | 20,930 | 80.0% |
2020年 | 29,403 | 25,099 | 85.4% |
2019年 | 30,600 | 24,568 | 80.3% |
※3級受験者数=ビジネス基礎の受験者数で計算
検定試験の概要
試験地 | 全国各地で実施 ※高校生の場合は原則として在籍校で、 受験票により申し込みます。 |
受験資格 | 年齢、学歴等に制限はない。 |
受験料 | 1科目につき1,300 円(税込み) |
試験科目 | 【1・2 級科目】 以下の4科目のうち2科目合格で1級。 1科目合格で2級として認定。 ①マーケティング (1)現代市場とマーケティング 7 問 (2)市場調査 7 問 (3)消費者の購買行動 6 問 (4)商品計画と価格の決定 15 問 (5)販売経路と販売促進 15 問 各 2 点・計 50 問・60分 ②経済活動と法 (1)経済社会と法 5 問 (2)権利・義務と財産権 15 問 (3)取引に関する法 25 問 ※「手形と小切手の利用」と 「金融取引」については、 (4)に含める。 (4)会社に関する法 (5 問) (5)企業の責任と法 (5 問) 5 問 各 2 点・計 50 問・60分 ※(4)と(5)はいずれかを選択 ③ビジネス経済A (1)ビジネスと経済 7 問 (2)需要と供給 7 問 (3)価格決定と市場の役割 11 問 (4)経済成長と景気循環 15 問 (5)経済政策 10 問 各 2 点・計 50 問・60分 ③ビジネス経済B (1)サービス経済化とサービス産業 6 問 (2)経済の国際化 15 問 (3)金融市場と資本市場 7 問 (4)企業経営 15 問 (5)ビジネスの創造と地域産業の振興 7 問 各 2 点・計 50 問・60分 【3 級科目】 ビジネス基礎 (1)商業の学習とビジネス ※(2)〜(5)に含める (2)ビジネスに対する心構え 5 問 (3)経済と流通 20 問 (4)取引とビジネス計算 15 問 (5)企業活動 10 問 (6)身近な地域のビジネス ※(2)〜(5)に含める 各 2 点・計 50 問・40分 |
合格基準 | ●1級・2級 各科目100点満点中、70点以上で合格。 ※4科目のうち2科目合格で1級。 1科目合格で2級として認定される。 ●3級 100点満点中、70点以上で合格。 |
試験日程 | 申し込み受付 10月下旬~11月中旬頃まで 試験日は2月上旬ころ |
免除科目 | 商業経済検定試験の「ビジネス基礎」と 「マーケティング」の合格者は、 リテールマーケティング(販売士) 検定試験検定3級試験の 「マーケティング」が免除。 商業経済検定試験の「ビジネス基礎」と 「マーケティング」、「商品と流通」・ 「国際ビジネス」・「経済活動と法」 「ビジネス経済A」のいずれか1科目の 合格者は、販売士検定3級試験の 「マーケティング」の他に、 「販売・経営 管理」が免除されます。 (商業経済検定合格後の2回に限る) 第 2 級の合格者が第 1 級を受験する場合, 2 科目のうち 1 科目は第 2 級の合格科目を 充てることができる。 この措置は第 2 級合格の年に次ぐ 2 年以内とし,本人の申請による。 |
主催 | 公益財団法人 全国商業高等学校協会 〒160-0015 東京都新宿区大京町26 TEL 03-3357-7911(代) |
商業経済検定合格と販売士試験の科目免除
商業経済検定試験に合格した場合には、一部の販売士試験科目が免除されます。
※1受験申込時に合格を証明する書類の提出が必要。
※2全商商経検定試験と同じ年度の2月に実施分は除外
科目免除の内容は下表を参照ください
※受験申込時に合格を証明する書類の提出が必要です。
リテールマーケティング(販売士)検定試験3級
試験科目 (試験時間は各20分、計100分)
- 小売業の類型
- マーチャンダイジング
- ストアオペレーション
- マーケティング
- 販売・経営管理
– | 商業経済検定 合格科目 | 3級リテールマーケティング (販売士)検定免除科目 |
---|---|---|
パターン1 | ・「ビジネス基礎」 ・「マーケティング」 ※上記2科目に合格 | ・「マーケティング」 ※上記1科目を免除 試験時間は60分 |
パターン2 | ・「ビジネス基礎」 ・「マーケティング」 に合格 ・「経済活動と法」 「ビジネス経済A」 「ビジネス経済B」 のいずれか1科目に合格 ※合計3科目に合格 | ・「マーケティング」 ・「販売・経営管理」 ※上記2科目を免除、 試験時間は60分 |
履歴書に書ける商業経済検定
履歴書の「資格等」の欄に以下を例として記載してください。
・(取得年月の欄に)
令和○年○月
・(資格等の名称の欄に)
全国商業高等学校協会主催
商業経済検定1級合格
公式サイトの過去問と解答
下記リンク先ページにて多数年の過去問と解答が公開されています。
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