消防設備点検資格者1種・2種・特種の講習に申し込み。修了試験の合格率と難易度

国家資格

消防設備点検資格者とは、消防用設備等の点検を行うことができる国家資格ですが、指定の講習を受講しその最後にある修了試験に合格する事で資格を得ることができます。

消防設備点検資格者は、消防用設備等の定期点検の義務と消防機関への点検結果報告義務に関連し、一定の防火対象物に設置されている設備等については、専門的な知識と技術を持つ消防設備士又は消防設備点検資格者のみが点検業務を担当できる業務独占資格です。

第1種、第2種、特種が点検できる分類

第1種消防設備点検資格者が点検できる消防用設備、第2種消防設備点検資格者が点検できる消防用設備、および特殊消防設備点検資格者が点検できる消防用設備、3分類を下記します。

第1種の消防用設備

屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備、共同住宅用スプリンクラー設備、泡消火設備、動力消防ポンプ設備、消防用水、連結散水設備、連結送水管、共同住宅用連結送水管、不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備、消火器、簡易消火用具、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備

第2種の消防用設備

自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備、共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備、特定小規模施設用自動火災報知設備、複合型居住施設用自動火災報知設備、避難器具、漏電火災警報器、非常警報器具、非常警報設備、排煙設備、非常コンセント設備、無線通信補助設備、共同住宅用非常コンセント設備、共同住宅用非常警報設備、加圧防排煙設備、誘導灯、誘導標識

特種の消防用設備

特殊消防用設備等

合格率(講習の修了試験)と難易度/偏差値

消防設備点検資格者の講習及び修了試験は第1種、第2種、特種に分類されますが、それらの修了試験の合格率は76.9%から100%であり、その多くは90%から100%の間にあります。

講習実施状況

消防設備点検資格者講習実施状況

消防設備点検資格者再講習実施状況

第1種の合格率

年度受講者数合格者数合格率
令和4年度
2022年
3,4243,29996.3%
令和3年度
2021年
3,3163,17995.9%
2020年2,4532,32194.6%
2019年3,1032,92594.3%
平成30年度
2018年
3,102 2,903 93.6%
消防設備点検資格者 第1種の合格率

第2種の合格率

年度受講者数合格者数合格率
令和4年度
2022年
2,9492,88697.9%
令和3年度
2021年
2,9862,90697.3%
2020年2,3592,27296.3%
2019年2,6222,48894.9%
平成30年度
2018年
2,755 2,678 97.2%
消防設備点検資格者 第2種の合格率

特種の合格率

年度受講者数合格者数合格率
令和4年度
2022年
2121100%
令和3年度
2021年
272592.6%
2020年131076.9%
2019年151493.3%
平成30年度
2018年
151386.7%
消防設備点検資格者 第3種の合格率

難易度/偏差値

消防設備点検資格者、講習及び修了試験合格の難易度は偏差値表示で35です。

講習の概要

受講地

日程
全国の指定箇所
講習実施予定を参照
受講資格1. 甲種又は乙種の消防設備士
2. 第1種又は第2種電気工事士
3. 1級又は2級の管工事施工管理技士
4. 水道布設工事監督者の資格を有する者
5. 建築物調査員、建築設備等検査員
(建築設備検査員、昇降機等検査員、
防火設備検査員)
6. 1級又は2級の建築士
7. 技術士の第2次試験に合格した者
(機械部門、電気・電子部門、化学部門、
水道部門又は衛生工学部門に
係るものに限る。)
8. 第1種、第2種又は第3種の電気主任技術者
9. 1級、2級又は3級の海技士(機関)
10. 建築基準適合判定資格者検定に合格した者
11. 消防用設備等又は特殊消防用設備等の
工事又は整備について5年以上の
実務の経験を有する者
12. 消防行政に係る事務のうち
消防用設備等に係る事務に関し1年以上の
実務経験を有する者
13. 建築行政に係る事務のうち建築物の
構造及び建築設備に係る事務に関し
2年以上の実務経験を有する者
14. 学校教育法による大学若しくは
高等専門学校、旧大学令による大学又は
旧専門学校令による専門学校において
機械、電気、工業化学、土木又は建築に
関する学科又は課程を修めて卒業した
(当該学科又は課程を修めて同法による
専門職大学の前期課程を修了した
場合を含む。)後、消防用設備等又は
特殊消防用設備等の工事又は整備に
ついて1年以上の実務の経験
(前11の実務の経験と同じ。)
を有する者
15. 学校教育法による高等学校若しくは
中等教育学校又は旧中等学校令による
中等学校において、機械、電気、工業化学、
土木又は建築に関する学科を修めて
卒業した後、消防用設備等又は
特殊消防用設備等の工事又は整備について
2年以上の実務の経験
(前11の実務の経験と同じ。)を有する者

注意)詳細は
日本消防設備安全センター公式HP参照
受講料科目免除なし:32,384円
科目免除あり:30,384円
再考査: 3,450円(各税込)
申込者数
合格率
上記
受講条項内容は日本消防設備安全センター
公式HPを参照
1日目:9:10~17:00
2日目:9:0~16:30
3日目:09:30~14:20
3日目:14:30~16:40 修了考査
合格基準修了考査

第1種と第2種
消防法令関係8問、技術基準関係12問
および点検要領関係12問の合計32問
を出題し、各分類ごとに50%以上で、
かつ全体の問題数の70%以上
正解した者を合格。

特種
消防法令関係8問、設備概論関係16問、
基礎知識関係8問の合計32問を出題し、
各分類ごとに50%以上で、かつ全体の
出題数の70%以上正解した者を
合格。

※修了考査は、テキスト持込みを認めます。
※修了考査で不合格となった場合には、
修了考査を受けた日から1年以内に、
1回に限り修了考査を受け直すことができます。
免除科目実務経験等により講習科目が一部免除あり。
第1種、第2種の受講科目免除一覧
特種の受講科目免除一覧
主催団体一般財団法人
日本消防設備安全センター
業務部講習課
〒105-0001
東京都港区虎ノ門2-9-16
日本消防会館7F
TEL 03-3501-7912
消防設備点検資格者も受講と修了試験の概要

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参考書

消防設備点検1

消防設備点検2

読み物

Amzon
新装版 最強の仕事ー消防設備点検

Rakuten Books
新装版 最強の仕事・消防設備点検
迫りくる大リストラ時代に転職すべき最強の仕事

–上記販売サイトより以下転載–

内容紹介(出版社より)

消防設備点検の仕事は、AIに奪われない、流行に左右されない、60歳で未経験でも通用する、安定した収入が得られる、3ヵ月で独立・起業ができる、副業にも向いている・・・・迫りくる大リストラ時代に転職すべき最強の仕事である。消防設備点検の会社を起業し、急成長を続けている経営者である著者がその全貌を公開!(本書は新装版です)
巻頭劇画 WAVE1物語
第一章 これからの10年で最も人気の出る仕事
第二章 消防設備点検とは?
第三章 消防設備業界の現状
第四章 マッチングサービス
第五章 私が消防設備点検の仕事を選んだ理由
第六章 WAVE 1物語

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