航空無線通信士とは、国家資格であり業務独占資格、必置資格および名称独占資格です。
「航空通」とも呼ばれ無線従事者の一カテゴリで、航空会社のパイロットや地上での無線通信業務、航空交通管制業務の従事に必要な資格です。
航空無線通信士の国家資格は、試験による合格または養成課程を修了と二つの取得方法があります。
合格率
航空無線通信士、国家試験の合格率は38.1%から44.2%です。
航空 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和4年度 2022年 | 2,949 | 1,309 | 44.4% |
2021年 | 3,270 | 1,371 | 41.9% |
2020年 | 3,255 | 1,440 | 44.2% |
2019年 | 3,327 | 1,432 | 43.0% |
2018年 | 3,417 | 1,337 | 39.1% |
国家試験か養成課程かの選択
1回で国家試験に合格できるのであれば、時間とお金を考え誰もが養成課程よりも国家試験の受験を選択するはずですが、それが容易かどうか、難易度はどの程度かという事です。
航空無線通信士国家試験の合格基準は下表に示すように獲得点数によって決定されますので、本試験と同条件で過去問を実行し、自己採点後にその点数から自己で合否判定が可能です。
国家試験か養成課程かどちらの方法が良いか漠然と悩むよりは、まずは初見の過去問または模擬問題を複数年分実行して、その結果で判断されることをお勧めします。
難易度
航空無線通信士、国家試験の難易度は偏差値表示で47です。
試験の概要
受験資格 | 制限なし。 |
受験地 | 札幌市、仙台市、東京都、長野市、 金沢市、輪島市(2月期) 名古屋市、大阪市、広島市、松山市、 熊本市、那覇市 |
申し込み 試験日程 | 申し込み:6月上旬~ 6月中旬 筆記試験と実技試験:8月下旬 申し込み:12月上旬~ 12月中旬 筆記試験と実技試験:2月下旬 |
受験料 | 9,300円 ※ 別途郵送料:63円 |
試験内容 | 多肢選択式(電気通信術以外) 無線工学:14問(1時間30分) 法規:20問(1時間30分) 英語:会話 7問(30分)、 筆記 5問(1時間30分) 電気通信術(欧文):送受信50字(2分) ※電気通信術の試験日時は、 別日に行われることがあります。 |
合格基準 | ① 無線工学:70点満点中、49点以上 ② 法規:100点満点中、70点以上 ③ 英語:105点満点中、60点以上 (英会話の最低得点が15点条件。) ④ 電気通信術: 電話送話:100点満点中、80点以上 電話受話:100点満点中、80点以上 |
免除科目 | 「科目合格者」に対する免除: 合格点を得ている試験科目がある場合、 当該試験科目の試験の行われた月の 翌月の初めから起算して3年以内は、 当該合格点を得た試験科目の試験が 免除されます。 電気通信術の科目合格者に対する 免除認定学校等の卒業者に対する試験の 一部免除一定の無線従事者の資格を 有する者に対する試験の一部免除 公益財団法人 日本無線協会が実施する 養成課程を修了すると、試験に合格したと 同等の資格を得ることができます。 |
主催 申し込み 問合せ | 公益財団法人 日本無線協会 〒104-0053 東京都中央区晴海3-3-3 TEL 03-3533-6022 北海道支部 011-271-6060 東北支部 022-265-0575 信越支部 026-234-1377 北陸支部 0762-22-7121 東海支部 052-951-2589 近畿支部 06-6942-0420 中国支部 082-227-5253 四国支部 089-946-4431 九州支部 096-356-7902 沖縄支部 098-840-1816 |
独学の勉強方法
独学の合格者に多い意見は「過去問・模擬問題集で合格できる」です。
典型的な試験対策ではありますが以下を試してください。
受験勉強2週間を目安とした場合、テキストに目を通したうえで以下の勉強方法が基本です。
・テキスト目を通す(熟読ではない)
・毎日1回または2回分の過去問を実行
・自己採点+解説文の熟読
・開始当初の点数の悪さは気にしない
・間違いの部分を専用ノートに要点書き
・過去問は1周ではなく周回し、毎回満点になるまで続ける
・通勤・通学・スキマ時間は電子書籍Kindle本を利用
1. 反復で満点を維持できた、その時点で初見の過去問、または模擬問題集を実行し採点する。
2.上記表に記載している「合格基準」に自分が達しているかどうかを、その正答率で判断してください。
3. そしてもし点数が足りない場合は同じことを継続してください。
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国際文書をどう攻めるかで筆記テストの合否が決まります!
なぜなら、筆記試験の大問2が筆記試験の70点満点うち20点で設問数は4問をしめるからです。
筆記試験の大問2はいわゆる業務英語(法規)で、
航空移動業務の無線通信に関する国際文書の規定文の趣旨にそったものですので、
とても特殊な専門用語が満載です。
一番厄介だと受験生のみなさんが頭を抱えるものを詳しく一問ずつ解説します。
文章の構造になれ、専門用語を少しずつ覚えてゆきましょう。
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