金融IT検定とは「特定非営利活動法人 金融IT協会」が主催する金融IT技術関連の新しい資格です。
金融IT協会の会員は、2024年6月の時点で100社を超えており、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、みずほフィナンシャルグループ、りそな銀行、セブン銀行、横浜銀行、住友生命保険、日本生命保険、といった金融機関のほか、IT関連企業として野村総合研究所、大和総研、アビームコンサルティングなど、これら金融機関が主体となり、金融業界における「ITの民主化」を目指すことを目的として2024年よりのフィンテック資格(FinTech)とも言える「金融IT検定」を創設しました。
ここにおける「ITの民主化」とは、フィンテック企業や組織のなかのIT関連の部署だけではなく、営業、一般事務職を含む全行員・全職員がIT・デジタル技術を有効利用できる状態をいいます。
受験をおすすめする人材として、金融IT検定初級は新卒から数年内の職員、金融IT検定上級はマネージメント職の職員、そして金融IT検定プロフェッショナルは管理職から役員を主な対象としており、試験の難易度としての以上の3種類のレベル別ですが、2024年秋からまず初級の試験が実施されます。
金融IT検定 初級は、金融分野におけるシステム知識を網羅的に出題し、金融機関の全職員、金融を担当するベンダー職員等、金融IT分野に携わるすべての方の共通言語となることを目指した試験です。
※フィンテック(FinTech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)の2語を組み合わせた造語です。
試験概要
試験名 | 金融IT検定 初級 |
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受験資格 | どなたでも受験可能 |
再受験規約 | 何度でも再受験可能 ※不合格となった場合は、 当該受験日から30日を経過の後 再受験ができる。 |
出題形式 | CBT択一選択式60問60分 |
シラバス | 金融IT協会公式サイト 1.ITシステム分野 2.金融デジタルビジネス分野 3.金融システム分野 試験概要、参考資料、サンプル問題 を参照。 |
試験申込 | 2024年6月14日以降随時 |
試験日 | 2024年9月21日(土)より 随時(年末年始を除く) |
会場 | CBT共通会場にて実施 ※各会場ごとのスケジュールは テストセンター空席照会参照 |
申込方法 | インターネット受付のみ 申込日より3日目以降 |
受験票 | 受験票の発送はない。 予約完了時の確認メールにて 試験日程・会場のご案内、 および注意事項を明記されている。 |
当日 | 持ち物本人確認書類 集合時刻受験時刻の30~5分前に 入場可能。 |
合格発表 | 即時判定。 試験後に合否判定が表記された スコアレポートが配布される。 また、合格者は受験翌日以降、 マイページから合格認定証を ダウンロードできる。 |
試験後の手続 | なし |
問合せ
お問合せ先 | 試験の申込方法や当日については 受験サポートセンター TEL:03-5209-0553 (08:30〜17:30※年末年始を除く) 受験に関する問い合わせ ※応対品質向上のため、録音あり。 試験の内容についてのお問合せ 特定非営利活動法人金融IT協会 検定WG事務局 試験実施 CBTSサイト金融IT検定 |
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勉強方法
以下公式サイト参考資料より
ITシステム分野
本試験の出題の目的として,金融分野において,ITパスポートの次のステップの試験という位置づけであるため、金融分野で必要となる,ITの基礎知識を理解する必要がある。
ITシステム分野の参考資料
金融デジタルビジネス分野
インターネットを活用して以下についての用語や事例を調べて理解する
- デジタルビジネス、DX関連用語
- 金融業界のデジタル化の動向
- デジタルやデータを活用した金融サービス事例
- 金融業界と非金融業界の価値創出事例
- 国内および国外における金融分野の国家戦略
など
金融デジタルビジネス分野の参考資料
金融システム分野
インターネットを活用して以下についての用語や事例を調べて理解する
- 第3次オンラインシステム、ポスト第3次オンラインシステム
- 2025年の崖、モダナイゼーション、金融のDX
- 勘定系システム、情報系システム、事務系システム
- 資金決済インフラ、証券決済インフラ、各種金融ネットワーク
- デジタルバンク, ネオバンク, BaaS, オープンAPI, Fintech, キャッシュレス
- 顧客チャネル強化(ATM、インターネットバンキング、モバイルバンキング)
- 情報セキュリティ対策, 法規制(国内/海外), ガイドライン, コンプライアンス
- 金融が持つデータの整備と有効活用、新技術(クラウド、生成AI等)の活用
- 次世代金融(ステーブルコイン等、暗号資産ETF)の最新動向・IT人材確保とITガバナンス
など
金融システム分野の参考資料
問題集
公式サイトにて、問題集ではありませんが、以下の記載とサンプル問題の提示がありました。
シラバスのキーワードや、参考資料を参照いただきながら学習ください。なお、教材や講座についても提供を検討しております。詳細が決まりましたら、当ページにて案内させていただきます。サンプル問題は、下記よりダウンロードいただけます。
関連の資格
金融IT検定の難易度
金融IT検定が最初に実施される2024年の金融IT検定初級に関しては、上に記載の用語や事例を調べて理解しているかどうかがが出題の主軸となり、そしてその解答はCBT択一選択式60問60分のため、それほど難易度は高くなく金融業務3級DXに近い難易度と想定されますので、この場合は金融IT検定初級の難易度は偏差値表示で48程度です。
関連書籍、その他
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