登録日本語教員試験は、令和 6 年 4 月施行の法律「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」に基づいており、「認定日本語教育機関」において「登録日本語教員」になるために必要な資格試験であり国家資格です。
以下に試験申請と養成機関一覧の案内を記します。
試験の概要
申し込み 試験日程 | 申し込み:8月上旬 ~9月下旬 試験日:11月中旬 |
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試験地 | 全国 8 か所 北海道、東北、関東、中部、 近畿、中四国、九州、沖縄) |
受験資格 | 年齢、学歴等不問 |
試験内容 | 「登録日本語教員 実践研修・ 養成課程コアカリキュラム」 (中央教育審議会生涯学習分 科会日本語教育部会決定)の 養成課程コアカリキュラムにおける 必須の教育内容から出題します。 ・基礎試験 日本語教育を行うために必要となる 基礎的な知識及び技能を区分ごとに 出題します。 選択式 100問、120分 1.社会・文化・地域:約1~2割 2.言語と社会:約1割 3.言語と心理:約1割 4.言語と教育 (教育実習を除く):約3~4割 5.言語 :約3割 ・応用試験 基礎的な知識及び技能を活用した 問題解決能力を測定するため、 教育実践と関連させて出題 します。 区分を横断する出題のため、 領域ごとの出題割合は示していない。 応用試験の一部は聴解問題とし、 日本語学習者の発話や教室での 教員とのやりとりなどの音声を 用いて、実際の教育実践に即した 問題を出題し、問題解決能力を 測定します。 聴解:選択式 50問、50分 読解:選択式 60問、100分 ・実践研修 認定の日本語教育機関にて、 日本語教育を行うために必要な 実践的な技術を習得するための 研修を受講。 |
合格基準 | ・試験①(基礎試験) 必須の教育内容で定められた 5 区分において、 各区分で 6 割の得点があり、 かつ総合得点で 8 割の得点が あること。 ・試験②(応用試験) 総合得点で 6 割の得点があること。 ※基礎試験、応用試験ともに、 年度ごとの難易度差等により 合格基準の調整を行うことがあります。 |
受験料 | ・受験料 通常(基礎試験および応用試験受験) 18,900円 ・基礎試験免除 (免除資格の確認および応用試験受験) 17,300円 ・基礎試験および応用試験の双方の免除 (免除資格の確認)5,900円 ※基礎試験および応用試験免除の 者も、免除資格の確認および 合格証書発行のためオンライン出願は 必要。 ※受験料には合格証書発行手数料を含む。 |
合格発表 | 12月20日前後 |
主催 問合せ | 文部科学省 試験機関 日本語教員試験事務局 (レカムBPO 株式会社) TEL:050-5433-7942 (平日:9:00~17:00受付) |
試験の免除
養成機関ルートまたは過措置としてのルートの条件を満たす方は、免除を受けられます。
自分が免除対象であるか否かは上記の主催者リンク先を参照して下さい。
登録日本語教員の養成機関一覧
1.文化庁国語課への届出を受理された日本語教師養成研修実施機関・団体
2.日本語教師養成を実施する大学一覧
3.日本語教師養成研修の届出について
4.登録日本語教員の資格取得に係る経過措置における日本語教員養成課程等の確認について
登録日本語教員の養成機関一覧に関して、上記の内容で「日本語教育機関の告示基準第1条第1項第13号に定める教員の要件にかかる日本語教師養成課程及び研修について」の文化庁のHPで記載されていますので参照して下さい。
合格率と難易度
登録日本語教員試験の合格率および難易度は初回試験の合格発表である、令和 6 年12月以降の公表データに基づきます。
現職の日本語教員について
文化庁の公式サイトのQ&Aにおいて
QUESTION
「(2023年時点に)現職の日本語教員は、2024年度(4月以降)新たな制度で何が変わるのか」という疑問に対し、その解答ですが以下の内容でした。
ANSWER
認定日本語教育機関で教育課程を担当する者は、登録日本語教員である必要があります。
登録日本語教員となるためには、日本語教員試験の合格及び実践研修の修了が必要となります。
現職の日本語教員については、文部科学省令において、一定の基準を満たす場合には、試験や実践研修の免除の措置を講ずることを検討しております。
決定次第、HPなどでお知らせします。
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まるわかりポイント1:登録日本語教員制度&日本語教員試験
・試験の背景 どうして国家資格になったの? がわかる
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日本語教員試験は「基礎力&実践力」が求められる試験だと言われています。問題数が多く、基礎試験は必須の教育内容で定められた5区分から出題され、各区分6割以上、かつ総合得点で8割以上取る必要があります。すなわち、「基本的な知識を確実に」することが何より大切な試験です。応用試験では総合得点で6割の得点があることが求められますが、区分を横断した内容で、より実際の教育実践に近い問題になります。本書では日本語教育のプロたちが教壇に立ってから本当に知っておくべき知識が身に付く演習問題を執筆しました。繰り返し解き、解説を読み込むことで、自信を持って試験に臨むことができるようになります!
※この商品は、固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また文字列のハイライトや、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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