GX検定アドバンストは、受験資格としてスキルアップNeXtが運営する、カーボンニュートラル実践講座(中級編)の受講が必須となります。
そして下記に示す主催者側からは以下の方々には特におすすめな資格とされています。
- 企業のGX推進・サステナビリティ部門の担当者: 排出量算定担当者
- サステナビリティ部門との連携が必要な各事業部の担当者
- 企業の脱炭素経営を支援する専門知識を備えた金融機関の営業担当者
- IR部門の担当者
- 脱炭素化のアドバイスや実践支援を行う自治体職員・商工会議所の経営指導員
GX検定アドバンストは、カーボンニュートラルを推進するスキルに焦点をあてた検定試験であり、基礎的な知識の保有を認定するGX検定ベーシック試験を経て、その上位資格の試験となっていまが、しかしGX検定アドバンストの受験資格に関して、GX検定ベーシックの合格は必須ではありません。
合格率と難易度
GX検定アドバンストの合格率は、初回の2023年第1回試験から2025年第1回試験までの実績として、47.25%から81.27%です。
これらの結果は、実績として得点率を60%から70%程度以上を合格点とする、絶対評価を採用しており、GX検定 アドバンストの難易度は、偏差値表示で48です。
GX検定 アドバンスト | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2025年 第1回 | 267 | 217 | 81.27% |
2024年 第3回 | 228 | 152 | 66.67% |
2024年 第2回 | 120 | 75 | 62.50% |
2024年 第1回 | 91 | 61 | 67.03% |
2023年 第2回 | 164 | 104 | 63.41% |
2023年 第1回 | 182 | 86 | 47.25% |
試験の概要
申し込み 試験日程 | 1年に3回の 申込期間と試験期間は 下記の主催者サイトを参照 ※ 試験期間内の好きな タイミングで受験可能。 |
---|---|
試験地 | IBT方式を採用、 受験者自身のパソコンと インターネット環境を利用 自宅や会社などから受験。 |
受験資格 | カーボンニュートラル実践講座 (中級編)受講が必須 動画講義6時間+演習4時間 60,500円(税込) |
試験内容 | 自宅などからIBT受験 (オンライン受験) シラバスより出題 多肢選択式・50問程度・ 算定問題あり ・脱炭素経営の広がり ・気候関連リスク‧機会の把握 ・Scope , Scopeの算定⽅法 ・排出削減⽬標の設定 ・排出削減計画の策定 ・削減対策の実⾏ |
合格点 | 得点率70%以上 ※ 試験問題の難易度により 変化する実績と可能性あり |
受験料 | 12,100円(税込) |
主催 問合せ | 株式会社 スキルアップNeXt 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2丁目40−5 東久ビル 7F |
参考書・講座(PR)
Amazon:
図解ポケット GX(グリーン・トランスフォーメーション)がよくわかる本 Kindle版
・上の0円表示はAmazonが提供するKindle Unlimited 全てのジャンル200万冊以上が読み放題初めての利用は30日間の無料体験
・あらゆる資格取得に効率が良い勉強方法なのでおすすめ
関連資格
環境省認定、脱炭素アドバイザーの資格
脱炭素アドバイザー資格の認定制度では、3つの認定レベルを設けています。
以下難易度が低い順にベーシック、アドバンスト、シニアアドバイザーです。
脱炭素アドバイザー ベーシック
試験名ー主催団体
- サステナビリティ検定「サステナビリティ・オフィサー」 一般社団法人金融財政事情研究会
- サステナブル経営サポート 株式会社経済法令研究会(銀行業務検定協会)
- SDGs・ESG金融 株式会社銀行研修社(一般社団法人金融検定協会)
- 炭素会計アドバイザー資格 3級 一般社団法人炭素会計アドバイザー協会
- GX検定ベーシック 株式会社スキルアップNeXt
- JCNAカーボンニュートラル・アドバイザー・ベーシック 一般社団法人日本カーボンニュートラル協会
脱炭素経営アドバイザー アドバンスト
試験名ー主催団体
- GX検定アドバンスト 株式会社スキルアップNeXt
- JCNAカーボンニュートラル・アドバイザー・アドバンスト 一般社団法人日本カーボンニュートラル協会
- サステナビリティ脱炭素アナリスト 一般社団法人金融財政事情研究会
- 炭素会計アドバイザー資格 2級 一般社団法人炭素会計アドバイザー協会
- 脱炭素経営アドバイザー 株式会社経済法令研究会(銀行業務検定協会)
- カーボンニュートラルアドバイザー 株式会社銀行研修社(一般社団法人金融検定協会)
脱炭素シニアアドバイザー
現在、環境省による認定資格は未定です。
同省による「脱炭素シニアアドバイザー」以下のように記載されています。
- 企業の本部・脱炭素専門部署等で専門的なコンサルティングに従事する職員
- 脱炭素に関する包括的なアドバイス(温室効果ガス排出量計測・削減手法の例示、SBT※1目標設定支援、TCFD開示※2支援)ができる
- ※1 Science Based Targets:パリ協定に整合した科学的根拠に基づく中長期の温室効果ガス削減目標
- ※2 TCFD(Taskforce on Climate-related Financial Disclosures=気候関連財務情報開示タスクフォース)が提言する情報開示の枠組みに基づいて気候関連情報を開示すること
コメント