日本語検定試験とは別に日本語能力試験(JLPT)があります。
この「日本語検定試験」が、日本人の日本語力についての検定である事に対し、「日本語能力試験(JLPT)」は主に外国人、日本語を母語としない方を対象に、日本語力を測定することを目的としています。
しかしこの日本語検定は、年齢・学歴・国籍などを問わず受検が可能です。
外国籍の方が日本の企業に就職を目的として、レベルの高い日本語力の証明としてこの日本語検定を取得するケースも増えています。
日本人から見た日本語検定は、総合型選抜( AO入試 )や推薦入学で優遇措置の対象となるのは3級以上が多く、2級以上は企業採用での評価対象が主流です。
ですので就職対策を含め、学生時点で2級を取得をめざすのもおすすめです。
2級の合格率は10%前後と、難易度が高く感じますが、要点を押さえて試験対策すれば、合格点に到達することは充分に可能です。
合格率
1級の合格率と難易度/偏差値
日本語検定(語検)1級の合格率は7.0%から22.3%、試験の難易度は偏差値表示で55です。
1級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年 | 1,139 | 98 | 8.6% |
2021年 | 1,275 | 90 | 7.0% |
2020年 | 733 | 164 | 22.3% |
2019年 | 1,214 | 129 | 10.6% |
2級の合格率と難易度/偏差値
日本語検定(語検)2級の合格率は8.5%から17.2%、試験の難易度は偏差値表示で51です。
2級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年 | 5,247 | 824 | 15.7% |
2021年 | 5,122 | 882 | 17.2% |
2020年 | 3,003 | 381 | 12.7% |
2019年 | 6,440 | 549 | 8.5% |
3級の合格率と難易度/偏差値
日本語検定(語検)3級の合格率は41.1%から49.9%、試験の難易度は偏差値表示で45です。
3級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年 | 21,142 | 9,423 | 44.6% |
2021年 | 19,899 | 8,836 | 44.4% |
2020年 | 14,190 | 7,081 | 49.9% |
2019年 | 33,598 | 13,909 | 41.1% |
4級の合格率と難易度/偏差値
日本語検定(語検)4級の合格率は73.4%から81.9%、試験の難易度は偏差値表示で41です。
4級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年 | 6,299 | 4,668 | 74.1% |
2021年 | 7,968 | 5,848 | 73.4% |
2020年 | 8,767 | 7,180 | 81.9% |
2019年 | 16,439 | 12,239 | 74.5% |
5級の合格率と難易度/偏差値
日本語検定(語検)5級の合格率は77.3%から88.0%、試験の難易度は偏差値表示で36です。
5級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年 | 3,259 | 2,740 | 84.1% |
2021年 | 4,562 | 3,883 | 85.1% |
2020年 | 3,767 | 3,315 | 88.0% |
2019年 | 7,765 | 6,005 | 77.3% |
6級の合格率と難易度/偏差値
日本語検定(語検)6級の合格率は71.9%から83.2%、試験の難易度は偏差値表示で35です。
6級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年 | 1,940 | 1,588 | 81.8% |
2021年 | 2,119 | 1,764 | 83.2% |
2020年 | 2,017 | 1,450 | 71.9% |
2019年 | 5,239 | 3,976 | 75.9% |
7級の合格率と難易度/偏差値
日本語検定(語検)7級の合格率は89.2%から93.6%、試験の難易度は偏差値表示で35です。
7級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年 | 1,168 | 1,053 | 90.1% |
2021年 | 1,311 | 1,190 | 90.8% |
2020年 | 1,001 | 936 | 93.6% |
2019年 | 3,689 | 3,291 | 89.2% |
日本語検定の試験概要
資格種類 | 民間資格 |
受験資格 | 制限なし |
年収 | – |
試験の 難易度 | 1級・2級: □□□□□□ 3級・4級: □□□□□□ 5~7級 : □□□□□□ 1級:社会人レベル/60分 2級:社会人・大学生レベル/60分 3級:社会人・大学生・高校生レベル/60分 4級:高校生・中学生レベル/50分 5級:中学生・小学校高学年 レベル/50分 6級:小学校 中・高学年/50分 7級:小学校 低・中学年/50分 |
試験の 偏差値 | 1級:55 2級:51 3級:45 4級:41 5級:36 6級:35 7級:35 |
合格率 | 上記 |
合格基準 | 1級:満点中、80%以上の得点率で合格。 70%~79%の得点率で準1級として認定。 ※得点率が50%(目安)に満たない 領域がある場合は認定不可。 2級:満点中、75%以上の得点率で合格。 65%~74%の得点率で準2級として認定。 ※得点率が50%(目安)に満たない 領域がある場合は認定不可。 3級:満点中、70%以上の得点率で合格。 60%~69%の得点率で準3級として認定。 ※得点率が50%(目安)に満たない 領域がある場合は認定不可。 4級:満点中、70%以上の得点率で合格。 60%~69%の得点率で準4級として認定。 ※得点率が50%(目安)に満たない 領域がある場合は認定不可。 5級:満点中、70%以上の得点率で合格。 60%~69%の得点率で準5級として認定。 ※得点率が50%(目安)に満たない 領域がある場合は認定不可。 6級:満点中、70%以上の得点率で合格。 60%~69%の得点率で準6級として認定。 ※得点率が50%(目安)に満たない 領域がある場合は認定不可。 7級:満点中、70%以上の得点率で合格。 60%~69%の得点率で準7級として認定。 |
試験科目 | 語彙:様々な言葉を正確に理解し、 適切に使うことができる。 文法:規範的な文法を理解し、 語と語を連結させることができる。 敬語:相手、状況に応じて尊敬語、 丁寧語、謙譲語を使い分けることができる。 言葉の意味:慣用句など、意味と用法法を 的確に理解することが出来る。 表記:漢字、かな遣い、送りがなについて、 文脈にあった使い方をすることができる。 漢字:漢字や熟語の読み方と意味を理解し 適切に使い分けができる。 以上6領域から出題。 漢字の書き取りなどの記述式や 長文問題・グラフ・表 イラストマップ等を使用した 総合問題もある。 解答は選択式が主で、 漢字の書き取りなど一部記述式 試験時間は60分 2級:全18問(総合問題は2問) 3級:全17問(総合問題は2問) |
試験の 申し込み | インターネット・書店など店頭・郵送 4月中旬~5月中旬頃まで 9月下旬~10月上旬頃まで |
試験日 日程 | 6月と11月の年2回 |
試験地 試験会場 | 試験は47都道府県 80以上の都市 |
受験料 | 1級 6,300円 2級 5,300円 3級 3,800円 4級 2,500円 5・6・7級 1,800円 |
問合せ | 特定非営利活動法人 日本語検定委員会 03-5390-7472 |
公式 サイト | 特定非営利活動法人 日本語検定委員会 |
日本語検定の併願について
1級+2級、1級+4級、1級+6級
2級+3級、3級+4級、4級+5級
5級+6級、2級+5級、3級+6級
2級+7級、4級+7級、6級+7級
以上の組み合わせで併願が可能です。
日本語検定、外国人の受験と就職
外国籍の方で日本での就職目的(面接)の方は、この 日本語検定の受験をおすすめします。
外国籍の方々は来日のVISA関連で、日本語の能力に関しこの日本語検定ではなく、別試験で日本語を母語としない人を対象にし、日本語の理解力に重点を置いた、「日本語能力試験(JLPT)」の受験が留学VISAなどでは主流です。
しかし学びではなく、より実践に日本での就職目的の場合は、仕事をする上で日本人と同列に評価されるこの「日本語検定」の受験をおすすめします。
獲得する上位の級によって、日本の企業は採用評価が大きく変わります。
過去問・テキスト・アプリ・スクール
この段落内はプロモーション(PR)です。
・テキスト、参考書・
・講座、電子書籍
ユーキャンの全講座一覧
リンク先→語学の欄にある日本語検定を選択
・上の0円表示はAmazonが提供するKindle Unlimited 全てのジャンル200万冊以上が読み放題初めての利用は30日間の無料体験
その後の会員登録の取り消し方法
・いろいろなスマホとPCに対応のKindle無料読書アプリ
・本を読みたいけど、いそがしくて時間がない?AmazonのオーディオブックAudible。たっぷりの無料体験期間で聴き放題。
関連資格
日本語能力試験