P検(ICTプロフィシエンシー検定試験・旧パソコン検定)とは、ICT「Information and Communication Technology(情報通信技術)」活用の基礎レベルからビジネスイノベーションリーダーまでを5級から1級として、仕事をする上での実務スキル、知識・技能・問題解決力などを測定する検定試験です。
P検とはP検定・パソコン検定の略称になりますが、この資格の正式名称は ICTプロフィシエンシー検定試験です。
試験の合格率と難易度/偏差値は下表でお知らせします。
「ICT」とは情報通信技術の事。
「プロフィシエンシー」とは、技能や知識を現場の状況に対応し発揮する能力のことです。
仕事で求められている「ICT活用スキル」とは、知識や技能を発揮して、職務上の情報通信技術の課題や問題を解決する能力の事です。
つまりP検の試験結果は実践的なICT活用スキルの証明になりますので、より高度な級の合格(2級以上)を目指し、その結果を就職・転職、企業内報告の際には履歴書に記載してください。
P検の試験概要。合格率・難易度/偏差値・試験日程
資格名 | P検 ICTプロフィシエンシー検定試験 |
資格種類 | 民間資格 |
受験資格 | 1級は2級の合格者 2級~5級は制限無し。 |
試験の 難易度 | 1級:□□□□□□ 普通 2級:□□□□□□ やや易しい 3級:□□□□□□ 易しい |
P検の 偏差値 | 1級:55 2級:46 3級:38 |
2021年4月 ~ 2022年3月 受験者数 合格率 | 2021年4月~2022年3月 受験者数 P検:約100,000名 P検タイピング:約81,000名 P検アプリ:約20,000名 合格率 4級: 社会人(大学生含む):91.0% 高校生・中学生(合格支援制度利用なし): 67.2% 高校生・中学生(合格支援制度利用あり): 85.3% 3級: 社会人(大学生含む):85.8% 高校生・中学生(合格支援制度利用なし): 50.3% 高校生・中学生(合格支援制度利用あり): 74.2% 准2級: 社会人(大学生含む):82.3% 高校生・中学生(合格支援制度利用なし): 48.7% 高校生・中学生(合格支援制度利用あり): 78.6% 2級: 社会人(大学生含む):65.1% 高校生・中学生(合格支援制度利用なし): 48.4% 1級: 社会人(大学生含む):25.9% |
2020年4月 ~ 2021年3月 受験者数 合格率 | 2020年4月~2021年3月 受験者数: P検:約78,000名 P検タイピング:約71,000名 P検アプリ:約21,000名 合格率: 4級: 社会人(大学生含む):88.5% 高校生・中学生(合格支援制度利用なし): 68.9% 高校生・中学生(合格支援制度利用あり): 83.4% 3級: 社会人(大学生含む):85.9% 高校生・中学生(合格支援制度利用なし): 51.7% 高校生・中学生(合格支援制度利用あり): 71.3% 準2級: 社会人(大学生含む):81.6% 高校生・中学生(合格支援制度利用なし): 48.1% 高校生・中学生(合格支援制度利用あり): 72.6% 2級: 社会人(大学生含む):69.3% 高校生・中学生(合格支援制度利用なし): 48.8% 1級: 社会人(大学生含む):29.2% |
合格基準 | 1級 1000点満点の700点以上で合格。 2級 ・一般問題・プロフィエンシー・実技: 700点満の490点以上。 ・プロフィエンシー(⑥総合実技): 100点満点の60点以上。 ※以上の条件全てを満たすこと。 準2級 ・タイピング: 100点満点中、50点以上の得点 (日本語375文字以上、 あるいは英字638文字以上) ・一般問題・プロフィエンシー ・実技:600点満点中、390点以上。 ※以上の条件全てを満たすこと。 3級 ・タイピング: 100点満点中、40点以上の得点 (日本語300文字以上、 あるいは英字510文字以上) ・一般問題・プロフィエンシー・実技: 500点満点中、325点(65%)以上。 ※以上の条件全てを満たすこと。 4級 タイピング: 100点満点中、30点以上の得点 (日本語225文字以上、 あるいは英字383文字以上) 一般問題・プロフィエンシー・実技: 300点満点中、180点(60%)以上。 ※以上の条件全てを満たすこと。 5級 100点満点中、60点(60%)以上。 |
試験科目 | 1級 選択式テスト&論述式テスト10問90分 ① 情報セキュリティ管理 ② 企業内ネットワーク ③ 業務プロセス改革 ④ ICTを活用した問題解決 2級 ・一般問題・プロフィエンシー (34問30分) ① コンピューター知識(8問) ② 情報通信ネットワーク(8問) ③ 情報モラルと情報セキュリティ(8問) ④ ICTを活用した問題解決(10問) ・実技(8問10分) ⑤ プレゼンテーション ・総合実技 (プロフィエンシー:1課題30分) ⑥ 複合成果物作成型実技テスト 準2級 ・タイピングテスト(5分) ① 日本語または、英字 ・一般問題・プロフィエンシー (38問29分) ② コンピューター知識(10問) ③ 情報通信ネットワーク(10問) ④ 情報モラルと情報セキュリティ(10問) ⑤ ICTを活用した問題解決(8問) ・実技(プレゼンテーション各9問各13分) ⑥ ワープロ(文書の編集)(9問) ⑦ 表計算(表計算ソフトの操作)(9問) 3級 ・タイピングテスト(5分) ① 日本語または、英字 ・一般問題・プロフィエンシー (41問29分) ② コンピューター知識(15問) ③ 情報通信ネットワーク(10問) ④ 情報モラルと情報セキュリティ(10問) ⑤ ICTを活用した問題解決(6問) ・実技(プレゼンテーション各8問各13分) ⑥ ワープロ(文書の編集)(8問) ⑦ 表計算(表計算ソフトの操作)(8問) 4級 ・タイピングテスト(5分) ① 日本語または、英字 ・一般問題・プロフィエンシー (40問25分) ② コンピューター知識(15問) ③ 情報通信ネットワーク(10問) ④ 情報モラルと情報セキュリティ(10問) ⑤ ICTを活用した問題解決(5問) ・実技(各10問各10分) ⑥ ワープロ(文書の編集)(5問) ⑦ 表計算(表計算ソフトの操作)(5問) 5級(30問15分) ① コンピューター知識(10問) ② 情報通信ネットワーク(10問) ③ 情報モラルと情報セキュリティ(10問) |
免除科目 | P検免除テスト(CBT方式)を 本試験申し込み前に受験合格した場合 ①P検タイピング 準2級~4級のタイピング試験に対応 ②P検アプリ 「P検アプリ」の合格証書に記載されている 「合格コード」を入力すると タイピング試験および実技の 「ワープロ」と「表計算」が免除。 合格コードは同一年度内(3月末〆) 何回でもご利用することができます。 「P検アプリ」とは準2級~4級の実技テスト (ワープロ、表計算)が事前に受験できる |
試験の 申し込み | 1級~4級:随時。予約状況を要確認 5級:随時 |
試験日 試験日程 | 1級~4級:随時。予約状況を要確認 5級:随時 |
合格発表 | 試験後、即時 |
試験地 試験会場 | 1級~4級:全国のPASS認定校 5級:HP上で実施 |
問合せ | P検事務局 電話:03-5338-8784 |
公式 サイト | ICTプロフィシエンシー検定試験事務局 |
P検の5級・4級・3級・準2級・1級の勉強方法
難易度
世に多い資格試験の中で試験の難易度を考えれば、P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)は2級までは偏差値46で、合格率(表に記載)も高いため簡単な資格と言えます。
一般的な話として履歴書にP検の記載は2級以上と言われていますので、まずは2級の合格を目指してください。
勉強方法
前記の記載の通り、試験の難易度は高くありませんので、テキストと受験対策用ドリルの周回で合格できるレベルです。
受験の順番に関しまして、上記表に示す本試験の免除科目を得るために、P検タイピングとP検アプリの試験は先に受けてください。
P検2級の場合の合格基準で
・一般問題・プロフィエンシー・実技:
700点満の490点以上。
・プロフィエンシー(⑥総合実技):
100点満点の60点以上。
※以上の条件全てを満たすこと。
この合格基準を目安に以下リンクの指定テキスト&ドリルで事前に自己採点と自己評価をしてください。
公式サイトが指定するP検オフィシャル教材は以下のAmazonで入手できます。
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関連資格
IT国家資格
ITストラテジスト(ST)
システムアーキテクト(SA)
プロジェクトマネージャ(PM)
ネットワークスペシャリスト(NW)
データベーススペシャリスト(DB)
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)
ITサービスマネージャ(SM)
システム監査技術者試験(AU)
IT民間資格
P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)
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