ビジネス数学検定。1級・2級・3級の合格率と難易度

民間資格

ビジネス数学検定とは、数学が社会・ビジネスでどのように応用されているかを学び、その理解度を測る検定であるため、数学の検定でありながら出題は四則演算を多用しており、出題形式が、選択式数を採用しているという特徴がある、公益財団法人 日本数学検定協会が主催する民間資格の試験です。

試験は1級・2級・3級の難易度別に分かれ、ネット上で受検するWBT(Web Based Testing)方式を採用しており、毎年の偶数月に実施されています。

合格率と難易度

合格率や難易度に関し、公式の発表は有りませんが、1級の合格率が30%程度、2級の合格率が60%程度、3級は60%以上と言われています。

そして試験の難易度に関しては、公式サイトの説明による必要なレベルの記載が、ビジネス数学検定の難易度に結びついています。

その内容(難易度)は、各級が100点満点の70点以上を合格基準として

1級が「データサイエンティスト入門者のための数字活用力」

2級が「マネジャーのための数字活用力」

3級が「学生・新入社員のための数字活用力」

勉強方法と勉強時間

合否の判定に関しては、受験者の〇割が合格という「相対評価」ではなく、ビジネス数学検定の場合は、70%正答率以上を合格者とする「絶対評価」を採用していますので、同時に受験した人々がライバルではなく、試験問題自体の難易度に合格者数が大きく影響するシステムです。

つまり初見の練習問題や模擬試験でコンスタントに70点以上であれば、受験して良いという事になります。

勉強方法として、隙間時間にスマホに入れた電子書籍形式のテキストや問題集をこまめに利用し、机があるときは、問題集の周回と説明文の熟読が重要で、(同じ問題を100点になるまで周回)その積み重ねで、本試験の合格点をクリアできる事に結びつきます。

勉強時間に関しては、平均2週間程度という意見が多いのですが、上記の勉強方法を採用した場合に、「初見の問題集で常に合格点を取れるまでの時間」になりますので、模擬試験等で確認してみてください。

試験の内容

1級
五肢択一式
30問90分
把握力
集合の把握・論理的な文章把握・
グラフからの相関関係の把握・
高度な統計処理・作業工程の把握・
品質管理など
分析力
損益分岐点分析・財務諸表分析・
キャッシュフロー現在価値分析
(DCF法・NPV法・IRR法)・
クリティカルパス分析・
ポートフォリオ分析 など
選択力
確率や期待値による選択・
株式投資の指標・財務諸表分析や
投資指標を基にした選択・
デシジョンツリーを用いた選択・
ゲーム理論 など
予測力
加重平均を用いた予測・
相乗平均を用いた予測・
統計に基づく予測・
複数のデータに基づく予測・
マクロ経済学による予測・
ミクロ経済学による予測など
表現力
バブルチャートによる表現・
ベン図による表現・対数グラフに
よる表現・統計分析の結果の表現・
三次元グラフによる表現 など
ビジネス数学検定1級の試験内容
2級
五肢択一式
30問60分
把握力
簡単なデータの把握・平均値の
把握・時差の把握・集合の把握・
論理的な文章把握・
グラフからの相関関係の把握・
商品の位置づけの把握 など
分析力
金利の計算・為替差益の計算・
仕入原価の計算・債券利回りの計算・
税額(所得税など)の計算・
損益分岐点分析・財務諸表分析など
選択力
スコアシートによる選択・
割合を用いた選択・確率や期待値に
よる選択・株式投資・財務諸表分析
や投資指標を基にした選択など
予測力
平均変化率を用いた予測・一次関数・
連立方程式を用いた予測・
データに基づいた業績の予測など
表現力
図表の適切な使用法・関数のグラフ
表現・バブルチャートによる表現・
レーダーチャートによる表現・
三角グラフによる表現・ベん図に
よる表現など
ビジネス数学検定2級の試験内容
3級
五肢択一式
30問60分
把握力
グラフの把握
(折れ線グラフ・棒グラフ・
円グラフなど)・労働時間の把握・
給料の把握・簡単なデータの把握・
平均値の把握・時差の把握・
集合の把握 など
分析力
定価・利益の計算・売上高の計算・
割合を用いた計算・金利の計算・
為替差益の計算・仕入原価の計算・
債券利回りの計算・
税額(所得税など)の計算 など
選択力交通機関の選択・数値の比較
による選択・スコアシートによる
選択・割合を用いた選択・
期待値による選択 など
予測力
到着時刻の予測・平均を用いた予測・
加重平均を用いた予測・一次関数を
用いた予測・
連立方程式を用いた予測 など
表現力
折れ線グラフでの表現・棒グラフ
での表現・円グラフでの表現・
図表の適切な使用法・関数のグラフ
表現・バブルチャートによる表現など
ビジネス数学検定3級の試験内容

試験の概要

申し込み

試験日程
Web試験
申し込み:5日前まで
試験日:偶数月に実施
検定日一覧
試験地自宅や会社など
受験資格制限なし
試験内容上に記載
合格基準・100点満点の70点以上で合格
・1級に限り認定ランクの設定があり
1級AAA:90点以上
1級AA:80点以上
1級A:70点以上
受験料・1級:8,800円
・2級:6,600円
・3級:4,400円
試験用意試験日に以下の4点を用意。
・筆記用具
・計算用紙
・電卓または関数電卓
・表計算ソフト(1級のみ)
結果発表試験日から約3週間後に
公式サイトど発表
※以下が必要
受検証の本人控えに記載の
パスワード、受検番号、
および登録した電話番号
主催

問合せ
公益財団法人 日本数学検定協会
〒110-0005
東京都台東区上野5-1-1
文昌堂ビル6階
電話: 03-5812-8340
ビジネス数学検定の概要

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