石油機器技術管理士とは、石油燃焼機器の点検整備について「必要な知識及び技能を有するものとして消防長が指定する者」に行わせることが、各市町村の火災予防条例によって定められており、その消防庁認定事業の試験に合格した資格者の事。
石油機器技術管理士が国家資格ではないかという議論もあるようですが、資格の根拠が法律ではなく、各自治体の火災予防関連の条例や規程であり、資格の所管は〇〇省ではなく、財団法人日本石油燃焼機器保守協会という民間資格ではありますが、自治体条例等の根拠がある、いわゆる公的資格です。
石油機器技術管理士の仕事内容は、石油などの液体燃料を使用する機器(ストーブ、ファンヒーター、風呂釜、給湯機、ボイラー等)の点検・整備に必要な資格ですので一定の求人需要があります。
石油機器技術管理士は、全国各地の主要都市で実施される2日間の一般講習またはビデオ(DVD)講習の受講と試験に合格する事により資格が取得できます。
日程は毎年地区によって開催時期が異なりますが、2日間の新規認定講習の翌日に更新講習が1日行われます。
⼀般講習とビデオ(DVD)講習
「⽯油機器技術管理⼠」の資格取得のための新規講習として、従来の⼀般講習に加えて、視聴覚教材等を活⽤したビデオ講習実施されています。
ビデオ講習は、講義の内容を収めたDVDとテキストでの学習が特⻑で、住いの都道府県で新規講習の開催予定が無かったり、またはあっても会場が遠い、2 ⽇間の連続した休暇等が取れないなどの事情に対応したものです。
なお、⽯油機器技術管理⼠の資格認定試験については、本⼈確認が必要であり、⼀
般講習との差が⽣じないよう、会場での受験となります。また、試験会場には⼀般講
習と同様にテキストのみを持込、その参照が可能です。
一般講習
- 全国で年間 20 か所程度の会場で実施
- 2 ⽇間の講習で、2 ⽇⽬の講習終了後ただちに試験を実施
ビデオ講習
- 随時⾃宅等でDVD教材等により⾃主学習
- 試験は後⽇全国で年間20か所程度開催される⼀般講習の会場、または年間70か所程度で開催される再講習の会場から最寄りの会場を選定して受験
⽯油機器技術管理⼠の資格認定試験については、本⼈確認が必要であり、ビデオ講習の受講者と⼀般講習の受講者との間に差が⽣じないよう、ビデオ講習を選択しても、試験のみについては、会場での受験となります。
また、試験会場には⼀般講習と同様にテキストのみ持込・参照可能です。
勉強方法
講習の内容において、重要ポイントが指摘されますので、それらをテキストに付箋等を使用し、要点整理します。
テキストのどこに、どのような内容の付箋を貼ったのか把握しておく事が重要です。
合格率と難易度
試験会場にはテキストのみ持込と参照ができます。
講習を聞いていないなどを例外として、上記の勉強方法を実践すれば合格率はほぼ100%で、石油機器技術管理士、資格試験の難易度としては非常に簡単なレベルです。
そして一応ですが、不合格者に対し再試験の制度はあります。
試験の概要
申し込み 講習日程 試験日程 | 申し込み・講習・試験日 実施会場ごとの日程で 講習日の2ヶ月前から1ヶ月前 に申し込み |
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講習地 試験地 | 全国 |
受講資格 受験資格 | 制限なし |
講習内容 試験内容 | 新規講習(2日間) 学科 ① 燃焼理論等の基礎知識 ② 燃焼設備等の構造原理 ③ 消防法令 ④ 安全装置等の構造原理 ⑤ 燃焼設備等の設置 ⑥ 燃焼設備等の点検整備 ⑦ 効果測定は90分75問 実技 ① 設備の点検整備 ② 計測方法 再講習(1日間) ① 燃焼設備、安全装置等の構造原理 ② 消防法規及び燃焼設備等の装置 ③ 燃焼設備等の点検整備に関する 知識及び実技 ④ 効果測定あり |
合格基準 | 2 ⽇間の講習の受講、 2 ⽇⽬の講習終了後ただちに実施 される試験にごうかくする事 |
受験料 | 新規講習 19,800円(税別) 再講習 10,780円(税別) |
免除 | 不合格の場合の再受検制度あり。 |
主催 問合せ | 一般財団法人 日本石油燃焼機器保守協会 〒150-0011 東京都渋谷区東2-24-2 電話 03-3499-2928 |
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