ボイラー整備士は国家資格の中、必置資格、業務独占資格で、試験の難易度が高いわけではありませんが、ボイラー整備士の存在は安全整備の面でも、法的な規制の面でも、絶対的に必要な存在です。
ボイラー整備士とは、定期的にすべてのボイラーの使用を停止して、付属装置などの整備作業を行う専門家です。
ボイラーの本体や付属装置などの整備業務をすることが、労働安全衛生法によって定められており、この整備業務に従事できるのはボイラー整備士の有資格者に限りますので、安定的な求人需要が有ります。
合格率と難易度
近年のボイラー整備士試験の合格率は59.4%から70.6%で試験の難易度は偏差値表示で45です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2023年 | 2,762 | 1,921 | 69.6% |
令和4年度 2022年 | 2,968 | 2,009 | 67.7% |
2021年 | 2,837 | 1,686 | 59.4% |
2020年 | 1,726 | 1,219 | 70.6% |
2019年 | 3,124 | 1,902 | 60.9% |
2018年 | 3,226 | 2,068 | 64.1% |
2017年 | 3,522 | 2,375 | 67.4% |
試験の概要
資格 | 国家資格 業務独占資格、必置資格、名称独占資格 |
受験資格 | 不要。ただし、本人確認証明書の添付が必要 |
試験日程 | 6月、10月、2月頃の年3回 |
試験内容 | 1.ボイラー及び第一種圧力容器の整備の 作業に関する知識(10問) 2.ボイラー及び第一種圧力容器の 整備作業の使用器材、薬品等の知識(5問) 3.関係法令(5問) 4.ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 (10問) 2時間30分。科目免除者は1時間40分 |
合格基準 | 科目ごとの最低得点が40%以上、 かつ総得点が60%以上の正答率。 |
免除科目 | 以下のいずれかに該当する者は、 「ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識」 科目が免除されます。 ボイラー技士 (特級、一級、二級)免許を受けた者 普通職業訓練 (設備管理・運転系ボイラー運転科) または普通職業訓練 ボイラー運転科)を修了した者 旧養成訓練、旧能力再開発訓練、 旧専修訓練課程普通職業訓練の ボイラー運転科を修了した者 |
主催団体 | 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 〒101-0065 京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9階 TEL 03-5275-1088 |
申し込み 問合せ | 公益財団法人 安全衛生技術試験本部 03-5275-1088 北海道安全衛生技術センター0123-34-1171 東北安全衛生技術センター 0223-23-3181 関東安全衛生技術センター 0436-75-1141 中部安全衛生技術センター 0562-33-1161 近畿安全衛生技術センター 079-438-8481 中国四国安全衛生技術センター084-954-4661 九州安全衛生技術センター0942-43-3381 |
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ボイラー整備士の勉強方法。過去問による独学方法
一夜漬けで合格する方もいるようですが、ボイラー整備士試験は過去問に類似した出題が多いという事で、多くの合格者が過去問の反復学習をしています。
・毎日2時間30分の過去問(試験一回分)
・自己採点+解説文の熟読
・間違った点を解説文の再読と要点ノート付け
2時間30分は試験1回分の時間割ですが、この時間内に自己採点+解説文の熟読、要点ノート付けの時間を含めてください。
・何年か分の過去問は1周ではなく同じものを周回し、満点になるまで続ける。(重要1)
・初見の過去問または初見の模擬試験を実行し、自己採点の結果が余裕で合格点になるまでがんばる。(重要2)
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