貯水槽清掃作業監督者とは、建築物飲料水貯水槽清掃業に登録の人的要件である、飲料水貯水槽の清掃作業および監督を行う上で必要となる、国家資格であり業務独占資格及び必置資格(設置義務資格)です。
資格の取得方法は、指定の貯水槽清掃作業監督者講習会を受講し、その最後に実施される修了試験に合格した者に資格が与えられます。
新規講習会は4日間で29.5時間の予定で、全国の主要都市の会場において、各定員100名で実施されますが、その募集期間においては定員に達した時点で受付を終了し、足りない場合は受付期間が延長されます。
貯水槽清掃作業監督者の資格自体の有効期限はありませんが、講習会修了において受領する修了証書は有効期間が6年と設定されており、その後の更新に対しては再講習会の受講が必要になります。
建築物環境衛生管理技術者の資格を有する方は、新規講習会の受講が免除されますが、再講習会の時点においては、その受講が必要となります。
合格率と難易度
講習会の全講習の受講と、その最後に実施される試験に合格する事で貯水槽清掃作業監督者の資格を得る事ができます。
講習の時間内において、試験に出る重要ポイントの指摘がありますので、真面目に受講しているという事に限れば、試験の合格率としてはほぼ100%で、合格への難易度は非常に簡単なレベルです。
試験の概要
申し込み 講習日程 | 申し込み期間と講習会の 日程は各会場ごとに設定 受講日約1ヶ月半前から定員100名 |
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講習地 | 東京都、大阪府、広島県、福岡県 |
受講資格 | 次のいずれかに該当する者 ・高校もしくは中学校を卒業した後、 2年以上建築物の貯水槽の清掃に 関する実務に従事した経験を有する者 ・5年以上建築物の貯水槽の清掃に 関する実務に従事した経験を有する者 ・上記と同等以上の学歴および 実務の経験を有すると認められる者 |
講習会の 内容 試験内容 | 新規講習は4日間で29.5時間 ・建築物環境衛生制度:2時間 ・給水衛生概論:7時間 ・建築設備概論(給水設備関係) :5時間 ・作業の安全管理:2時間 ・貯水槽清掃各論:12時間 ・修了試験:1.5時間 再講習会 再講習会は2日間で12時間。 ・ 建築物環境衛生制度:1.5時間 ・ 建築物衛生における動向: 1.5時間 ・ 給水衛生概論:3時間 ・ 建築設備概論:2時間 ・ 貯水槽清掃各論:3時間 ・ 試験:1時間 |
合格基準 | 4日間の講習会の受講と 修了試験の合格 |
受講料 | 講習会(新規)52,000円 (非課税) 再講習33,000円 (非課税) |
免除 | 建築物環境衛生管理技術者 (ビル管理士)の資格者は免状 新規講習の受講は不要。 |
更新 | 更新は新技術や新知識の修得と その他必要な知識の反復履修を 目的とした講習を、6年に1度受講。 しかし、受講しなくても罰則等は ありません。 |
合格発表 | 試験の合格者の発表は、公益財団法人 日本建築衛生管理教育センターの 国家試験課において、その受験番号を 掲示して行うとともに、 公式ホームページにおいてもその 番号が掲載されます。 |
主催 問合せ | 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル7階743区 電話 03-3214-4624 |
過去問
以下、貯水槽清掃作業監督者講習会の過去の試験問題(過去問)と合格基準・正答一覧の公式サイトリンクです。
令和5年度の過去問
令和4年度の過去問
令和3年度の過去問
通信講座
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