公害防止管理者の合格率と難易度/偏差値。国家試験または講習/修了試験で合格

国家資格

国家資格である公害防止管理者は各種目に分かれますが、全て国家資格の中の、必置資格、業務独占資格、名称独占資格です。

公害防止管理者になるためには国家試験を受験し合格するか、あるいは規定の認定講習を受講し、かつ修了試験に合格するという、二つのコースに分かれます。

この講習とは、「公害防止管理者等資格認定講習」が正式名称で、「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」施行令に基づき、特定の資格又は学歴及び実務経験資格を有する方は、国家試験を経ず書類審査を経て規定の講習を受講し、かつ、修了試験に合格した場合は国家試験に合格した場合と同等の資格が付与されるというものです。

かたや、1回で合格を目指す国家試験の受験を選択した場合は、各科目の解答方法は5者択一式のマークシート方式、合格基準は各科目で60%以上の正答率を必要とする絶対評価です。

この全科目を(最終的に)合格しなければなりません。

ただし、公害防止管理者国家試験には科目別合格制度があります。

一部の科目だけ合格した場合は最初に合格した年を含めて、3年までは科目が免除になる制度ですので、その後の2年以内に以前に不合格だった科目に合格すれば公害防止管理者の資格を得ることができます。

公害防止管理者国家試験の合格率の詳細は以下に記載しますが、おおむね15~30%の合格率が多く、試験の難易度は偏差値表示で54から57です。

  1. 国家試験の受験資格と認定講習の受講資格
    1. 国家試験の受験資格
    2. 認定講習の受講と修了試験のコースの受講資格
      1. 資格による受講資格
      2. 学歴及び実務経験による受講資格
  2. 免除(科目等)について
    1. 国家試験を選択した場合
    2. 講習
  3. 公害防止管理者試験の合格率と難易度/偏差値
    1. 大気関係第1種の合格率と難易度/偏差値
    2. 大気関係第2種の合格率と難易度/偏差値
    3. 大気関係第3種の合格率と難易度/偏差値
    4. 大気関係第4種の合格率と難易度/偏差値
    5. 水質関係第1種の合格率と難易度/偏差値
    6. 水質関係第2種の合格率と難易度/偏差値
    7. 水質関係第3種の合格率と難易度/偏差値
    8. 水質関係第4種の合格率と難易度/偏差値
    9. 騒音・振動関係の合格率と難易度/偏差値
    10. 特定粉じん関係の合格率と難易度/偏差値
    11. 一般粉じん関係の合格率と難易度/偏差値
    12. ダイオキシン類関係の合格率と難易度/偏差値
    13. 公害防止主任管理者の合格率と難易度/偏差値
  4. 試験科目
    1. 大気関係第1種公害防止管理者
    2. 大気関係第2種公害防止管理者
    3. 大気関係第3種公害防止管理者
    4. 大気関係第4種公害防止管理者
    5. 水質関係第1種公害防止管理者
    6. 水質関係第2種公害防止管理者
    7. 水質関係第3種公害防止管理者
    8. 水質関係第4種公害防止管理者
    9. 騒音・振動関係公害防止管理者
    10. 公害防止主任管理者
    11. 特定粉塵公害防止管理者
    12. 一般粉塵公害防止管理者
    13. ダイオキシン類関係公害防止管理者
  5. 受験申込・問合せ
  6. テキスト、参考書、過去問、講座
  7. その他の資格

国家試験の受験資格と認定講習の受講資格

国家試験の受験資格

制限はありません。

認定講習の受講と修了試験のコースの受講資格

公害防止管理者等資格認定講習のコースです。

技術資格又は学歴及び実務経験資格を有する方が、書類審査を経て規定の講習を受講し、かつ、修了試験に合格した場合、国家試験に合格した場合と同等の資格が付与されます。

公式サイトの説明、公害防止管理者等資格認定講習
講習の期間は2日から4日間です。

資格による受講資格

  1. 技術士(大気関係第1種、大気関係第2種、大気関係第3種、大気関係第4種、水質関連第1種、水質関連第2種、水質関連第3種、水質関連第4種、騒音・振動関係、特定粉じん関係、一般粉じん関係、ダイオキシン関係)
  2. 計量士(大気関係第1種、大気関係第2種、大気関係第3種、大気関係第4種、水質関連第1種、水質関連第2種、水質関連第3種、水質関連第4種、騒音・振動関係、特定粉じん関係、一般粉じん関係、ダイオキシン関係)
  3. 衛生工学衛生管理者(大気関係第2種、水質関連第2種、騒音・振動関係、特定粉じん関係、一般粉じん関係、ダイオキシン関係)
  4. 保安技術管理者、福保安技術管理者、保安監督員、鉱害防止係員(大気関係第1種、大気関係第2種、大気関係第3種、水質関連第2種、水質関連第3種、ダイオキシン関係)
  5. 毒物劇物取扱主任者(大気関係第2種、水質関連第2種、ダイオキシン関係)
  6. 薬剤師(大気関係第2種、水質関連第1種、水質関連第2種、水質関連第3種、水質関連第4種、ダイオキシン関係)
  7. エネルギー管理士(熱管理士含む)(大気関係第1種、大気関係第3種、大気関係第4種)
  8. 甲種ガス主任技術者(大気関係第1種、大気関係第3種、大気関係第4種、水質関連第2種)
  9. 乙種ガス主任技術者(大気関係第4種、水質関連第2種)
  10. 特級ボイラー技士(大気関係第1種、大気関係第3種)
  11.  一級ボイラー技士(大気関係第3種、大気関係第4種)
  12. 第一種・第二種電気主任技術者(大気関係第1種、大気関係第3種、大気関係第4種)
  13. 第一種・第二種ボイラー・タービン主任技術者(大気関係第1種、大気関係第3種、大気関係第4種)
  14. 採石業務主任者(水質関連第4種、一般粉じん関係)
  15. 生物由来製品製造監督者(水質関連第4種)
  16. 第一種作業環境測定士(特定粉じん関係、一般粉じん関係、ダイオキシン関係)
  17. 公害防止管理者(ダイオキシン関係)

合格区分や実務経験年数などの制限があります(技術士、計量士、衛生工学衛生管理者、毒物劇物取扱主任者、採石業務主任者、公害防止管理者)。詳しは下記リンク先よりPDFマニュアルのダウンロード。

学歴及び実務経験による受講資格

詳しくはこのページからPDFマニュアル「受講案内書WEB版」のダウンロード。

詳細については、試験センター又は各支部(分室)にお問い合わせもできます。

免除(科目等)について

国家試験を選択した場合

各試験区分の科目に合格した場合、申請により合格した年を含めて、3年間まで科目免除される。

各試験区分に合格した人は、別の試験区分の共通科目が免除される。この場合に期限はない。

講習

平成18年度以降の国家試験または認定講習で資格を取得した人に関して以下の通り。

新たに別の講習区分を受講する際、既取得区分と共通する科目講義の聴講が免除される。
しかし修了試験は全ての科目範囲を受験する必要がある。

公害防止管理者試験の合格率と難易度/偏差値

表1 令和5年度 試験区分別 申込者数・受験者数・合格者数・合格率

大気関係第1種の合格率と難易度/偏差値

大気関係第1種の合格率は19.1%から32.8%。
試験の難易度は偏差値表示で57です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
4,37383419.1%
2022年4,5801,28228.0%
2021年4,4471,16626.2%
2020年4,5161,06623.6%
2019年4,9821,17323.5%
2018年4,9381,61832.8%
大気関係第1種の合格率と難易度/偏差値

大気関係第2種の合格率と難易度/偏差値

大気関係第2種の合格率は17.5%から28.2%。
試験の難易度は偏差値表示で56です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
2155023.3%
2022年2025728.2%
2021年2125525.9%
2020年1813821.0%
2019年2063617.5%
2018年2105224.8%
大気関係第2種の合格率と難易度/偏差値

大気関係第3種の合格率と難易度/偏差値

大気関係第3種の合格率は10.8%から26.4%。
試験の難易度は偏差値表示で55です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
96110410.8%
2022年96417718.4%
2021年92217318.8%
2020年94218319.4%
2019年1,00414314.2%
2018年98125926.4%
大気関係第3種の合格率と難易度/偏差値

大気関係第4種の合格率と難易度/偏差値

大気関係第4種の合格率は10.1%から24.2%。
試験の難易度は偏差値表示で54です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
1,40214110.1%
2022年1,40727019.2%
2021年1,26620015.8%
2020年1,28822917.8%
2019年1,37717913.0%
2018年1,35432824.2%
大気関係第4種の合格率と難易度/偏差値

水質関係第1種の合格率と難易度/偏差値

水質関係第1種の合格率は25.9%から38.5%。
試験の難易度は偏差値表示で57です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
6,6102,08531.5%
2022年6,5211,77427.2%
2021年6,7672,60238.5%
2020年6,7512,05430.4%
2019年8,1812,85034.8%
2018年7,7492,01025.9%
水質関係第1種の合格率と難易度/偏差値

水質関係第2種の合格率と難易度/偏差値

水質関係第2種の合格率は12.2%から21.5%。
試験の難易度は偏差値表示で56です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
1,31924118.3%
2022年1,21316413.5%
2021年1,12824321.5%
2020年1,10519817.9%
2019年1,39025818.6%
2018年1,26415412.2%
水質関係第2種の合格率と難易度/偏差値

水質関係第3種の合格率と難易度/偏差値

水質関係第3種の合格率は17.9%から32.0%。
試験の難易度は偏差値表示で55です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
59615826.5%
2022年60318931.3%
2021年59319032.0%
2020年1,10519817.9%
2019年69020029.0%
2018年66821031.4%
水質関係第3種の合格率と難易度/偏差値

水質関係第4種の合格率と難易度/偏差値

水質関係第4種の合格率は16.8%から22.8%。
試験の難易度は偏差値表示で54です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
2,49144317.8%
2022年2,38044118.5%
2021年2,19949422.5%
2020年2,20045620.7%
2019年2,63944316.8%
2018年2,64360322.8%
水質関係第4種の合格率と難易度/偏差値

騒音・振動関係の合格率と難易度/偏差値

騒音・振動関係の合格率は18.8%から27.8%。
試験の難易度は偏差値表示で55です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
1,26733626.5%
2022年1,27130423.9%
2021年1,19122418.8%
2020年1,17832027.2%
2019年1,55243127.8%
2018年1,49633522.4%
騒音・振動関係の合格率と難易度/偏差値

特定粉じん関係の合格率と難易度/偏差値

特定粉じん関係の合格率は30.1%から45.8%。
試験の難易度は偏差値表示で55です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
28210236.2%
2022年30210434.4%
2021年2798430.1%
2020年2789734.9%
2019年28710737.3%
2018年26011945.8%
特定粉じん関係の合格率と難易度/偏差値

一般粉じん関係の合格率と難易度/偏差値

一般粉じん関係の合格率は21.5%から29.0%。
試験の難易度は偏差値表示で55です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
2454418.0%
2022年2705821.5%
2021年2435723.5%
2020年2447028.7%
2019年2996822.7%
2018年3038829.0%
一般粉じん関係の合格率と難易度/偏差値

ダイオキシン類関係の合格率と難易度/偏差値

ダイオキシン類関係の合格率は36.3%から49.7%。
試験の難易度は偏差値表示で56です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
68729142.4%
2022年69834749.7%
2021年64027042.2%
2020年65126240.2%
2019年80829336.3%
2018年79238949.1%
ダイオキシン類関係の合格率と難易度/偏差値

公害防止主任管理者の合格率と難易度/偏差値

公害防止主任管理者の合格率は8.7%から30.8%。
試験の難易度は偏差値表示で55です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
461430.4%
2022年451226.7%
2021年591627.1%
2020年652030.8%
2019年9288.7%
2018年831821.7%
公害防止主任管理者の合格率と難易度/偏差値

試験科目

五肢択一式です。

大気関係第1種公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 大気概論
  3. 大気特論
  4. ばいじん・粉じん特論
  5. 大気有害物質特論
  6. 大規模大気特論

大気関係第2種公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 大気概論
  3. 大気特論
  4. ばいじん・粉じん特論
  5. 大気有害物質特論

大気関係第3種公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 大気概論
  3. 大気特論
  4. ばいじん・粉じん特論
  5. 大気中のばい煙の拡散
  6. 大規模大気特論

大気関係第4種公害防止管理者

  1.  公害総論
  2. 大気概論
  3. 大気特論
  4. ばいじん・粉じん特論

水質関係第1種公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 水質概論
  3. 汚水処理特論
  4. 水質有害物質特論
  5. 大規模水質特論

水質関係第2種公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 水質概論
  3. 汚水処理特論
  4. 水質有害物質特論

水質関係第3種公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 水質概論
  3. 汚水処理特論
  4. 大規模水質特論

水質関係第4種公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 水質概論
  3. 汚水処理特論

騒音・振動関係公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 騒音・振動概論
  3. 騒音・振動特論

公害防止主任管理者

  1. 公害総論
  2. 大気・水質概論
  3. 大気関係技術特論
  4. 水質関係技術特論

特定粉塵公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 大気概論
  3. ばいじん・粉じん特論

一般粉塵公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. 大気概論
  3. ばいじん・粉じん特論

ダイオキシン類関係公害防止管理者

  1. 公害総論
  2. ダイオキシン類概論
  3. ダイオキシン類特論

受験申込・問合せ

公式サイト

一般社団法人 産業環境管理協会
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-2-1 三井住友銀行神田駅前ビル
TEL 03-5209-7713(公害防止管理者試験センター)

  • 北海道分室 011-737-5014
  • 東北支部 022-225-1565
  • 中部支部 052-221-1457
  • 関西支部 06-6536-2525
  • 中国支部 082-228-8736
  • 四国支部 087-822-0725
  • 九州支部 092-441-2054

修了試験に関し

CBTの申し込みプロメトリック

テキスト、参考書、過去問、講座

この段落内はプロモーション(PR)です

公害防止管理者試験のテキスト、参考書、過去問1

公害防止管理者試験のテキスト、参考書、過去問2

隙間時間にスマホで勉強

公害防止管理者試験kindle電子書籍が0円多数

・上の0円表示はAmazonが提供するKindle Unlimited 全てのジャンル200万冊以上が読み放題初めての利用は30日間の無料体験

Kindle Unlimited 30日間無料体験

その後の会員登録の取り消し方法

・いろいろなスマホとPCに対応のKindle無料読書アプリ

Kindle 無料読書アプリ

・本を読みたいけど、いそがしくて時間がない?AmazonのオーディオブックAudible。たっぷりの無料体験期間で聴き放題。

Amazon Audible無料体験

その後の会員登録の取り消し方法

技術講座専門のJTEX

その他の資格

資格一覧。偏差値でランキング表示に移動

ホームに移動

コメント

タイトルとURLをコピーしました