銀行業務検定試験の相続アドバイザー3級とは、銀行など金融機関にて顧客(被相続人)であった人から見ての主に相続者から、相続税などの相談に対応します。
相続アドバイザー3級の勉強方法の要点は「基本を知っているか知らないか」。
世に多い資格試験の中では、この3級検定試験の難易度は低いのですが、知らないと回答できない、一応一通り勉強しないと落ちる試験で、試験の難易度は偏差値表示で43です。
近年の相続アドバイザー3級の平均的な合格率としては約40%程度ですが、合格基準が相対評価のように全体の40%が合格できると言う意味ではなく、 相続アドバイザー3級の合否判定は6割正答率の絶対評価を採用していますので、それをクリアすれば何人でも合格できるシステムであり、試験の難易度としては偏差値表示で43です。
合格するための勉強時間の目安は50時間、勉強方法としては税制改正も出題率が高いので最新の公式テキストを一通り読み、多数年の過去問とその解説文熟読の反復で満点維持までがんばり、その後は模擬問題集です。
公開試験の概要
出題形式 | 四答択一式 <一部事例付> 50問(各2点) |
---|---|
科目構成 | 相続の基礎知識 20問 相続と金融実務 15問 その他周辺知識 5問 事例 5事例10問 |
合格基準 | 満点の60%以上 (試験委員会にて最終決定) |
試験時間 | 120分。 終了前10分間は退席禁止 |
持込品 | 受験票 HBの鉛筆 消しゴム 電卓(1台のみ使用可。ただし、 金融計算電卓、関数・ メモ機能付きは不可) ※CBTに筆記用具や電卓の 持ち込みは無くPC内の 電卓を使用する。 |
CBT
試験名 | CBT相続アドバイザー3級 |
---|---|
受験資格 | 制限なし |
再受験 | 何回でも受験予約可能 |
出題形式 | CBT四答択一式50問 120分 |
試験科目 | (1)基礎知識 相続の基礎知識 20問 相続と金融実務 15問 その他周辺知識 5問 (2)技能・応用 5事例10問 |
学習方法 | 以下は書籍の(PR)です。 全て公式サイトで紹介されている教材で 公開試験とCBT両方に共通 ①がAmzon、②が楽天Booksのリンクです 公式テキスト 相続アドバイザー3級 ① ② 相続アドバイザー3級 問題解説集 ① ② 相続アドバイザーの実務 ① ② 営業店の相続実務Q&A ① ② |
申込み | 4月下旬~翌年3月下旬 |
試験日 | 6月上旬~翌年3月下旬 |
会場 | 全国の共通会場にて実施 各会場ごとのスケジュールは 受験者マイページより確認。 |
申込方法 | <個人申込> インターネット受付のみ 申込日より3日目以降の予約が可能 <団体申込> 経済法令研究会 CBT試験担当 電話:03-3267-4821までお問合せ。 |
受験票 | 受験票の発送はありません。 予約完了時の確認メールに試験日程・会場のご案内、 および注意事項を明記しておりますので、必ずご確認ください。 |
当日 | 持ち物本人確認書類 ※電卓持ち込み不可、 計算は画面上にて利用可能です。 ※スマートフォン等不可 |
合格基準 | 100点満点中60点以上 |
合格発表 | 即時判定。 試験終了後に、全受験者に スコアレポート・ 出題項目一覧が配布されます。 受験日の翌日以降、 合格者はマイページから 合格証書をダウンロード。 ①こちらよりマイページにログイン ②【CBT申込】をクリック ③申し込んだ試験の【申込・ |
試験後の手続 | なし |
CBTは公開試験に比較し、PC画面での解答になり、電卓はPC上で計算します。
合格率と難易度
合格率
相続アドバイザー3級の合格率は24.75%から47.42%で、受験者数と合格率の詳細は以下の通りです。
試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024年3月 (第157回) | 2,025 | 729 | 36.00% |
2023年10月 (第156回) | 2,269 | 634 | 27.94% |
2023年3月 (第154回) | 2,678 | 1,109 | 41.41% |
2022年10月 (第153回) | 2,855 | 1,120 | 39.23% |
2022年3月 (第151回) | 3,702 | 1,377 | 37.20% |
2021年10月 (第150回) | 4,037 | 1,552 | 38.44% |
2021年3月 (第148回) | 5,054 | 1,908 | 37.75% |
2020年10月 (第147回) | 6,769 | 3,210 | 47.42% |
2020年3月 (第145回) | 中止 | – | – |
2019年10月 (第144回) | 5,247 | 2,055 | 39.17% |
2019年3月 (第142回) | 6,454 | 2,728 | 42.27% |
2018年10月 (第141回) | 6,542 | 1,619 | 24.75% |
2018年3月 (第139回) | 7,473 | 2,924 | 39.13% |
2017年10月 (第138回) | 6,353 | 2,929 | 46.10% |
難易度
相続アドバイザー試験の下は4級からなのですが、3級の難易度が偏差値表示で43ですので、すでに金融機関で働いている方々であれば3級からの受験で良いでしょう。
難易度が低いわりに合格率がそれほどでもないのは、どう考えても勉強していないから、受験対策をしていないからです。
前記しましたように 「基本を知っているか知らないか」 。
偏差値が高い人でも、その基本を見たことも聞いたことも無ければ、試験に落ちます。
受験に向けての勉強方法や50時間という勉強時間も、世に多数ある資格試験と比較して、それほどハードルが高いわけではありませんので、下に記載の勉強方法を参考に是非実行して、1回で合格してください。
試験日とCBTの申し込み
銀行業務検定試験の日程、試験日、試験時間は銀行業務検定協会の母体(株)経済法令研究会のサイトにて、常にアップデートされていますので、下記リンクより参照ください。
経済法令研究会より
株式会社CBT-Solutionsより
お問い合わせは
銀行業務検定協会
(経済法令研究会 検定試験運営センター)
〒162-8464 東京都新宿区市谷本村町3-21
電話 03-3267-4821
月~金(祝日除く)10:00~15:00
FAX 03-3267-4999
傾向と対策
銀行業務検定の相続アドバイザー3級試験は、過去問の類似出題とそれにプラスして税法の改正などがあれば出題されます。
そしてこの3級検定試験に難問は無く、基礎的な問題で構成されているうえに、記述式ではなく 四答択一式で、6割正答すれば合格ですので、最新の公式テキストを利用し過去問の周回と解説文の熟読&理解が重要になります。
勉強方法
・公式テキストにとりあえず目を通す
(当初の完全理解は不要)
・過去問1回分を120分で行う
・120分の途中で止めない
・すぐに採点(当初は点数を気にしない)
・解説文の熟読
・間違った部分のテキスト参照とノート作成
・入手可能な全ての過去問を行う
・以上を同じ過去問で常に満点になるまで反復周回する
・法律の改正があれば、要点をノートに記入
・2週間後をめどに初見の過去問または模擬問題集で自己の実力を調べる
公式テキスト、過去問
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公式テキストは必ず最新のものをご利用ください。
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(リンク先の書籍説明)
「銀行業務検定試験 相続アドバイザー3級」の過去問をもとに、分野別に編集した問題解説集です。全問解説付きで、参考書としても活用いただけます。なお、本書は効率的に学習・合格することを目的としているため、より詳しく理解されたい方は、公式のテキスト等を併用していただくことを推奨いたします。
銀行業務検定、各試験の詳細ページ
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