金融業務能力検定3級と2級の試験方式はCBT(Computer Based Testing)を採用しており従来のペーパーテストはありません。
「企業財務に関する基礎知識を問うとともに、実務に即した事例を中心とする応用問題を豊富に出題し、実務に際しての応用力、判断力を検証します。」このように公式サイトにて記載されていますが。
この金融業務能力検定の財務コースとは別に、類似の資格試験があり、それは銀行業務検定試験の財務3級と2級試験なのですが、内容も難易度も同程度と言われています。
この場合、金融業務3級財務コースの難易度は偏差値表示で48。
金融業務2級財務コースの難易度は偏差値表示で53です。
金融業務3級 財務コース
概要
試験日 | 通年で実施しています。 |
---|---|
受験資格 | 受験資格なし。 |
試験の内容 | 1.財務諸表 2.会計制度 3.財務分析 4.資金分析 5.企業実態の把握 |
試験時間 | 100分 ※試験開始前に操作説明あり。 |
出題形式 | 四答択一式50問 |
合格基準 | 100点満点で60点以上の正答率 |
試験日 受験料 | 試験に申し込みと受験料 |
合格発表 | 試験終了後すぐに スコアレポートが渡される。 合格者は、マイページから合格証を PDF形式で出力できます。 |
持込み品 | 携帯電話、筆記用具、計算機、参考書 および六法等を含め、自席への私物の 持込みは認められていません。 テストセンターに設置されている ロッカー等に保管していただきます。 メモ用紙・筆記用具はテストセンターで 貸し出されます。計算問題については、 試験画面上に表示される電卓を利用 |
金融業務3級 財務コースの合格率と難易度
金融業務3級 財務コースの試験はCBT方式を採用しており、合格率は公表されておりませんが、難易度はレベル3,偏差値表示で48です。
金融業務2級 財務コース
概要
試験日 | 通年で実施しています。 |
---|---|
受験資格 | 受験資格なし。 |
試験の範囲 | 1.財務諸表 2.会計制度 3.財務分析 4.資金分析等 5.企業実態の把握等 6.総合問題 |
試験時間 | 120分 ※試験開始前に操作説明あり。 |
出題形式 | 四答択一式30問、総合問題10題 |
合格基準 | 100点満点で70点以上の正答率 |
試験日 受験料 | 試験に申し込みと受験料 |
合格発表 | 試験終了後すぐに スコアレポートが渡される。 合格者は、マイページから合格証を PDF形式で出力できます。 |
持込み品 | 携帯電話、筆記用具、計算機、参考書 および六法等を含め、自席への私物の 持込みは認められていません。 テストセンターに設置されている ロッカー等に保管していただきます。 メモ用紙・筆記用具はテストセンターで 貸し出されます。計算問題については、 試験画面上に表示される電卓を利用 |
金融業務2級 財務コースの合格率と難易度
金融業務2級 財務コースの試験はCBT方式を採用しており、合格率は公表されておりませんが、難易度はレベル2,偏差値表示で53です。
問い合わせと試験日程CBT申し込み
問い合わせ
〒160-8529 東京都新宿区荒木町2-3
一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター
TEL 03-3358-0771
(お電話は応対品質向上のため、録音あり)
試験地・試験会場・試験日程
CBT-Solutionsウェブサイト
試験の流れとCBT申し込み
CBT-Solutionsウェブサイト
テキスト
金融業務3級,2級のテキストは公式サイトKIINZAIストアにて通信教育という形で販売されています。
独学の勉強方法は問題集(過去問・類似問題)
上記にて推薦されている書籍は基本からの勉強になると思います。しかしこのレベルの試験に合格する事を目的とするならば、3か月は長く感じます。
その通信講座はそれなりの価格ですが、それを受講するかどうかの判断は後にするとして、独学の方法ですが以下に述べます。
いずれにしても問題集は必須ですので購入してください。
ここでのお勧めとしては、必須となる問題集を先に購入して勉強、1~2週間後の自己採点結果で上の通信講座を受講するかどうかを決めれば良いでしょう。
独学の勉強方法として
・何年かの問題集( 過去問・類似問題 )を行い自己採点
・解説文を熟読
・間違い問題の要点をノート記載
・同じ問題集を周回し100点満点に近づける
・その上で初見の問題集または過去問を実行と自己採点し、合格基準点を超えるかどうかで自己の実力を判定する
勉強時間の目安としては3級が1週間、2級が2週間です。
通信講座を購入し3か月勉強するかどうかの判断は、以上を試してからで良いでしょう。
以下はAmazonと楽天Booksの書籍プロモーション(PR)です。
テキストの内容
金融業務能力検定「金融業務3級 財務コース」「金融業務2級 財務コース」対応講座に使用テキスト、3カ月マスター財務コースより以下の内容です。
テキスト | 主な項目 |
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1 財務の基礎知識 | 財務諸表の作成 過程財務諸表とは 財務諸表の作成手順 決算手続 業種による手続の特徴 財務諸表の基礎知識 企業会計と財務諸表 貸借対照表 損益計算書 キャッシュフロー計算書 株主資本等変動計算書 新しい会計制度 税務会計の基礎知識 企業会計と税務会計 益金・損金 税額計算と申告・納付 税効果会計の概要 連結納税制度 |
2 財務指標による分析 | 財務分析の概要 財務分析とは 財務分析の手法と留意点 収益性をみる 収益性分析とは 収益性の分析 安全性をみる 安全性分析とは 安全性の分析 損益分岐点分析 損益分岐点分析とは 損益分岐点の応用 生産性・成長性をみる 生産性の分析 成長性の分析 その他の分析指標 利益処分の分析 その他の経営指標 巻末資料: 財務分析指標一覧 |
3 資金分析等と 企業の実態把握 | 資金分析 資金分析とは 資金繰表 資金運用表 資金移動表 キャッシュフロー計算書 他 資金使途による分析 運転資金 設備資金 企業の実態把握 財務分析による 企業の実態把握 粉飾発見のポイント 事例演習 |
※内容・項目等につきましては、部分的に変更になる場合があります。
問題集
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