消費生活相談員の合格率と難易度

国家資格

消費生活相談員とは、地方公共団体の消費生活相談センター、消費生活相談窓口などにおいて消費生活の相談に応対する国家資格者です。

そして正式な資格名としては「消費生活相談員資格試験」です。

平成26年改正消費者安全法において「消費生活相談員」の職が法律上に規定され、消費生活センターには必ず消費生活相談員を置くこととされました。

消費生活相談員の国家試験は平成28年(2016年)より実施されていますが、それ以前から国民生活センターが実施してきた「消費生活専門相談員資格認定試験」も兼ねており、合格者には「消費生活専門相談員」の資格も認定されます。

消費生活相談員になるには

  • 消費生活相談員は、「消費生活相談員資格試験」に合格した者、またはこれと同等以上の専門的な知識及び技術を有すると都道府県知事若しくは市町村長が認めた者のうちから任用されます。
  • 消費生活相談員資格試験は、内閣総理大臣の登録を受けた登録試験機関が実施することとされています。
  • 消費生活相談員になるには、下記の試験の概要を参照のうえ、記載の独立行政法人 国民生活センター(登録試験機関)に消費生活相談員資格試験の申し込みをしてください。

消費生活相談員具の仕事

  • 事業者に対する消費者からの苦情に係る相談・あっせん
  • 消費者による主体的な問題解決の促進・支援(消費生活の専門家としての一般的な消費生活に係る適切な助言等)
  • 他の専門家等への橋渡し
  • 相談結果の整理・分析及び消費者教育・消費者啓発への活用
  • 消費生活相談の現場で把握した問題点等の関係部局に対する情報提供

求人と給料・年収

消費生活相談員の求人は確実な需要が有ります。

前記しました通り、平成26年改正消費者安全法により「消費生活相談員」の職が法律上に規定され、消費生活センターには必ず消費生活相談員を置くこととされています。

例として国民生活センターに各地の相談員の募集というページがありますので参照してみて下さい。

給与・年収・勤務形態などは、かなり具体的に記載されていますが、その記載募集先に直接問合せ下さい。

情報は原則、毎週火曜・金曜に更新されています。

試験の合格率と難易度

消費生活相談員試験の合格率は25.8%から47.6%で、試験の難易度は偏差値表示で53です。

※下表の合格率の詳細に関して公式サイト、過去の試験結果より記載です。

第1次試験の合格率

第1次試験受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
81841550.7%
令和4年度
2022年
76529037.9%
2021年87734839.7%
2020年94626127.6%
消費生活相談員第1次試験の合格率

第2次試験の合格率

第2次試験受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
29727191.2%
令和4年度
2022年
18917693.1%
2021年22721695.2%
2020年13512491.9%
消費生活相談員第2次試験の合格率

合格率

最終合格者数は、第2次試験の合格者と第1次試験の合格者で第2次試験が免除された者の合計数です。

年度受験者数最終合格者数合格率
令和5年度
2023年
81838947.6%
令和4年度
2022年
76427636.1%
2021年88234238.8%
2020年93824225.8%
消費生活相談員の合格率

過去問

消費生活相談員資格試験の過去問と正答は、公式サイト過去の試験問題にて5年分公開されています。

試験の概要

申し込み

試験日
申し込み:6月下旬~8月上旬頃まで

第1次の試験日
10月中旬頃

第2次の試験日
12月中旬頃
試験地第1次試験の試験地
札幌市、盛岡市、仙台市、秋田市、
水戸市、さいたま市、東京都、
金沢市、長野市、静岡市、名古屋市、
大阪市、神戸市、松江市、広島市、
山口市、高知市、福岡市、鳥栖市、
熊本市、宮崎市、那覇市

第2次試験の試験地
札幌市、東京、名古屋市、大阪市、
福岡市
受験資格制限なし
試験内容試験科目
①商品等および役務の特性、
使用等の形態その他の商品等
及び役務の消費安全性に関する
科目
②消費者行政に関する法令に関する
科目
③消費生活相談の実務に関する科目
④消費生活一般に関する科目
⑤消費者のための経済知識に関する
科目

第1次試験

筆記試験 180問:2時間30分
選択式および正誤式

論文試験:2時間
相談内容の分析、問題点のまとめ、
そこから資料を作成する能力を
判定する。

第2次試験
面接:15分程度
第1次試験の出題範囲から出題。
消費生活相談を行う上での知識
コミュニケーションスキル
ヒアリング力などの技術を
総合的に評価します。
合格基準第1次試験
選択式および正誤式筆記試験は
180点満点中、原則65%以上の得点。
ただし、平均点等の状況により、
試験委員会が通過者を決定する。

論文試験
100点満点中60%以上の得点。

第2次試験
2人の面接委員(判定者)の評価
(5~1の5段階)の合計点が5点
以上の者が合格となります。
受験料14,300円 税込
免除以下2つの方法で、第2次試験の
免除を受けることができます。

①~③のいずれかに該当する方は、
申請により第2次試験が免除されます。

① 受検申込書を提出する際、現に
地方公共団体における消費生活相談
の事務に従事している者。
② 受験申請書を提出する際、現に
地方公共団体における消費生活相談の
事務に従事することが既に決定されて
いる者。(採用予定者)
③ 受検申込書を提出した日から遡り
5年間に、地方公共団体における
消費生活相談の事務に通算して1年
以上従事していた者。
※複数事業所でも、合算で1年以上で可

以下の④、⑤の双方に該当する方は、
申請により第2次試験が免除されます。

④ 以下の3つの資格いずれかを
受検申込書提出時点で保有している者。
・独立行政法人 国民生活センターが
 付与する消費生活専門相談員資格
・一般財団法人 日本産業協会が付与
 する消費生活アドバイザー資格
・一般財団法人 日本消費者協会が
 付与する消費生活コンサルタント資格

⑤ 消費者安全法に基づき内閣総理大臣
が指定する者(※)が実施する講習会
(指定講習会)の課程を修了した者。

公益社団法人 全国消費生活相談員協会、
一般社団法人 日本産業協会、
一般財団法人 日本消費者協会
主催

問合せ
独立行政法人国民生活センター
〒108-8602
東京都港区高輪3-13-22
電話 03-3443-7855
資格制度室
消費生活相談員資格試験の概要

通信講座

この段落内はプロモーション(PR)です。

あらゆる資格試験のサポートに以下3社をお勧めします。

・フォーサイトは、非常に高い合格率を公表している事でおすすめ。

資格試験の通信教育・通信講座ならフォーサイト

・スタディングは、スマホなど利用した隙間時間の有効利用で合格実績あり。

スタディング

・ユーキャンは、沢山の資格に対応しています。

ユーキャンの全講座一覧

おすすめの書籍

この段落内は書籍等のプロモーション(PR)です。

・Rakuten Books:

消費生活相談員のための消費者3法の基礎知識

・Amazon紙書籍:

消費生活相談員のための消費者3法の基礎知識

・Amazon電子書籍、スマホでいつでも見れるようにしておきしましょう。

図解で早わかり改訂新版 消費者契約法・特定商取引法・割賦販売法のしくみ Kindle版

PART 1 契約の一般ルールと消費者保護の法律
PART 2 消費者契約法
PART 3 特定商取引法
PART 4 割賦販売法
PART 5 消費者を保護するその他の法

本書の3大特色
消費者、事業者が共に知っておきたい
基本事項や実務上のポイントをもれなく解説。

通常の契約に関する原則からネットや電話、
通信販売をめぐる問題まで幅広くフォロー。

消費者契約法の「過量契約の取消権」や、
特定商取引法の「指定権利の制度の廃止」など、
新しい法改正事項に対応。

参考電子書籍Kindle本0円表示あり

・上の0円表示はAmazonが提供するKindle Unlimited 全てのジャンル200万冊以上が読み放題初めての利用は30日間の無料体験

Kindle Unlimited 30日間無料体験

・いろいろなスマホとPCに対応のKindle無料読書アプリ

Kindle 無料読書アプリ

関連資格

資格一覧を取得の難易度と偏差値でランキング表示

必置資格のページに移動

業務独占資格のページに移動

ホームに移動

コメント

タイトルとURLをコピーしました