第2種ME技術実力検定試験とは、Medical Engineeringの頭文字でMEとして、ME機器・システムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識をもち、適切な指導者のもとでそれを実際に医療に応用しうる資質を検定するものです。
就職
第2種ME技術実力検定試験、この知識や技術に関連した就職を希望される場合はですが、この第2種MEの合格は必須であり、そして臨床工学技士になる事が前提としてください。
第2種ME技術実力検定試験の受験資格に、学歴や年齢等の制限はありませんので、まずは合格する事です。
何故こうなるか?ですが、求人側である医療機器メーカーや病院は、ME2種の合格者を求めているわけではなく、臨床工学技士を求めているからです。
医療機器メーカーや病院としては、求職者がその時点で学生の場合は、「ME2種に合格しているグループ①と合格していないグループ②に分けている」、「そしてこの仕訳は臨床工学技士の資格取得のポテンシャル評価」、このように考えれば分かりやすいと思います。
第2種ME技術実力検定試験は年一回、9月に実施されます。
合格率
第2種ME技術実力検定試験、ME2種の合格率は31.3%から42.5%です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年 第44回試験 | 5,773 | 2,086 | 36.1% |
2022年 第43回試験 | 5,867 | 2,267 | 38.6% |
2021年 第42回試験 | 6,577 | 2,795 | 42.5% |
2019年 | 5,781 | 1,919 | 33.2% |
2018年 | 6,187 | 1,935 | 31.3% |
2017年 | 6,523 | 2,069 | 31.7% |
難易度
第2種ME技術実力検定試験の難易度は偏差値表示で47です。
試験概要
申し込み 試験日程 | 申し込み:5月下旬から6月中旬 試験日:9月上旬 ※要公式サイトで確認 |
試験地 | 札幌、仙台、東京、金沢、 名古屋、大阪、岡山、福岡 |
受験資格 | 制限なし。 |
受験料 | 15,000円 税込 (受験料は原則として返却しません。) |
試験内容 試験科目 | 試験は五肢択一式 ※小論文問題はありません。 120分+120分 (間に休息時間) Ⅰ.基礎的知識 1)MEの基礎となる医学的知識: 循環,呼吸,代謝,脳神経,運動, 感覚,内分泌など,解剖や 生理機能に関する基礎的知識, 医療制度や公衆衛生に関する 基礎的知識 2)MEの基礎となる理工学的知識: 直流・交流回路、増幅回路、 フィルタ回路などの電気・電子回路、 コンピュータ、物理学、流体力学、 熱力学、化学などに関する基礎的知識 3)MEの基礎的知識: 生体の物理的特性 (電気,力,流体,温熱,音響, 光,放射線など) および化学的特性,生体計測法 ・治療法・滅菌法の原理, 単位や定数,センサなどに関する 基礎的知識 Ⅱ.実際的知識 医療の現場で使用される機器・ システムについて、下記のような知識 (JISを含む)が問われます。 機器・システムには心電計、脳波計、 筋電計、生体情報モニタ、テレメータ、 血圧計、血流計、呼吸計測装置、 各種血液ガス分析装置、 医療画像診断装置(内視鏡、 超音波診断装置、X線CT、PET、 MRIなど)、麻酔器、電気メス、 レーザメス、除細動器、人工呼吸器、 血液浄化装置、体外循環装置、 ペースメーカなどが含まれます。 1)原理、構造に関する知識: 機器・システムの原理、構造、性能など 2)操作、運用に関する知識: 用途,操作法,校正法,保管手段, 日常点検,トラブル対策など 3)保守、点検に関する知識: 漏れ電流、接地抵抗、絶縁抵抗などの 定期点検および各種医療機器の 機能点検、主要な故障診断法とそれに ともなう測定器の使用法など 4)安全性、信頼性に関する知識: 電気的安全性 (ミクロショック、マクロショックなど)、 物理化学的安全性(爆発・火災・熱傷 ・機械的破損など)に関する事項、 EMC、故障率、信頼度など 5)病院設備等に関する知識: 電気設備 (接地、非常電源、非接地配線)、 医療ガス設備、電磁環境など |
主催 | 公益社団法人 日本生体医工学会 〒113-0033 東京都文京区本郷3-25-4 津久井21ビル3F 電話:03-3813-5521 ME技術実力検定試験事務局 |
過去問重視、独学の勉強方法
以下は過去問重視の独学、勉強方法ですが参考にしてください。
・下記のマスターノートや必勝ポイント帳にとりあえず目を通す
・過去問1回分を規定時間内で行う
・その途中で止めない
・即採点(当初は点数を気にしない)
・解説文の熟読
・間違った部分のテキスト参照とノート作成
・できれば10年分以上の過去問を行う
・以上を同じ過去問で常に満点になるまで反復する
・初見の過去問や模擬問題集で自己の実力を調べる。
過去問・テキスト・参考書
この段落内は書籍のプロモーション(PR)です。
・Rakuten Books
・Amazon
・電子書籍、隙間時間にスマホで、家ではPC
・上の0円表示はAmazonが提供するKindle Unlimited 全てのジャンル200万冊以上が読み放題初めての利用は30日間の無料体験
その後の会員登録の取り消し方法
・いろいろなスマホとPCに対応のKindle無料読書アプリ
・本を読みたいけど、いそがしくて時間がない?AmazonのオーディオブックAudible。たっぷりの無料体験期間で聴き放題。
1. まずはAmazon Audible会員に登録
2. アプリをダウンロード
3. 本を選んで聞いてみよう
コメント