ITコーディネータ(ITC)とは、2001年に経済産業省が推進しスタートした民間資格であり、企業の情報技術化(IT化)をサポートする専門的なアドバイザーです。
ITコーディネータ資格の取得には、試験の合格とケース研修修了の両方を満たす必要があります。
試験はCBT方式(Computer Based Testing)で年に2回、ケース研修は、事前学習のeラーニングと主に週末(土日 1+2+2+1)または平日(月火または水木 1+2+2+1)の計6日間の日程で年に2回実施されます。
ケース研修の修了基準
以下の要件を満たすことが研修修了基準となります。
- IT経営推進プロセスガイドラインeラーニング動画講義を必ず視聴すること。
- 集合研修を5日以上出席すること(1 日分(7 時間30 分)の遅刻・早退・欠席は容認)。
- 事前学習、レポート課題を全て提出すること。
- 研修に積極的に取り組むこと。
- アンケート類をすべて提出すること。
合格率と難易度
ITコーディネータ(ITC)試験の合格率は58.2%から72.1%、難易度は偏差値表示で54です。
ITコーディネータ | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
第44回試験 令和3年 01/20~02/22 | 248 | 163 | 65.7% |
第43回試験 令和2年 09/10~10/12 | 194 | 113 | 58.2% |
第41回試験 令和2年 02/05~03/09 | 223 | 162 | 72.6% |
第40回試験 令和元年 08/01~09/09 | 231 | 128 | 55.4% |
第39回試験 平成31年 02/11~03/14 | 256 | 163 | 63.7% |
第38回試験 平成30年 08/01~09/06 | 163 | 115 | 70.6% |
第37回試験 平成30年 02/13~03/15 | 239 | 172 | 72.1% |
ITコーディネータ(ITC)試験の概要
申し込み 試験日 | 1年に2回の試験期間 年間スケジュールを参照 |
---|---|
受験資格 | 制限なし |
再受験規約 | 同一試験日程内、1度のみ受験可能 ※欠席の場合も再予約は不可 |
受験料 | 19,800円(税込) |
試験内容 | CBT多肢選択式100問 (必須60問、選択40問)120分 1.基本問題(40問) IT経営推進プロセスガイドライン (PGL)全体に関する基本問題 (40問) 2.応用問題(20問) IT経営共通領域に関する応用問題 (20問) 3.応用・選択問題(40問) 経営系問題か情報系問題かを選択 経営系問題の範囲: ・経営戦略プロセス ・業務改革プロセス ・IT戦略プロセス 情報系問題の範囲: ・IT戦略プロセス ・IT利活用プロセス ※試験の予約申込みを行う際に 「ITコーディネータ試験(経営系)」 または、 「ITコーディネータ試験(情報系」 を選択。 |
免除科目 | 専門スキル特別認定制度 対象資格保持者は、選択問題 40問が免除されます。 |
合格率 | 上記の表を参照 |
試験会場 | 共通会場にて実施 各会場ごとのスケジュールは テストセンター空席照会参照 |
申込方法 | <事前登録> ITコーディネータ協会HPで ITC+メンバーIDの新規登録が必要 試験申込は CBTS 受験者専用サイト 申込期間中、最短で申込日より 3日目以降の予約が可能 |
受験票 | 受験票の発送はありません。 予約完了時の確認メールにて 試験日程・会場のご案内、および 注意事項を必ずご確認ください。 |
当日について | 持ち物本人確認証 集合時刻受験時刻の 30~5分前に入場可能。 |
合格基準 | 試験問題・模範解答・点数 ・合格基準等は非公表。 一般に公正・妥当であると認められる テスト理論にもとづき評価・採点。 |
合格発表 | 合格発表については即時判定。 試験終了後にスコアレポートが配布。 試験に合格した方は、 試験実施期間終了日の7日目以降、 ITコーディネータ協会ホームページの ITC+ メンバーページ「購入履歴」から 「合格証」をダウンロードできます。 |
主催 問合せ | 【試験の内容についてのお問合せ】 特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会 CBTS 受験者専用サイト 試験事務局 電話 03-3527-2177 お問い合せフォーム 試験の申込方法や当日について 受験サポートセンター TEL:03-5209-0553 受験に関するお問い合わせ 電話は応対品質向上のため、録音。 |
求人・就職・転職・給料・年収
給料・年収は、独立開業であったり、所属の組織により大きく差があります。
ITコーディネータの活躍は、業種も多種多様で、大企業や官公庁、地方自治体などの技術系職員であったり、大組織の以外でも中堅企業や中小企業といった中小規模の会社組織でも活躍しています。
ITコーディネータの需要はあらゆる専門家標準より高く、特にIT関連を外部の専門家に頼りたい中小企業からの需要が大きくありますので、独立開業の機会も含めて、ITコーディネータは将来性のある資格と言えます。
そして会社員として企業内における位置づけは、会社自体が資格の取得を奨励していたり、配属、昇給や昇進に良い方向で影響しているケースもあります。
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履歴書に記載
以下を履歴書に記載する場合の資格の例としてください。
令和○年○月○日 ITコーディネータ 認定
所轄・主催:
特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会
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