実用イタリア語検定とは、略称が伊検、「国際市民交流のためのイタリア語検定協会」が主催するイタリア語の民間語学検定です。
検定試験は日本全国13の主要都市と、ローマ、ミラノの会場で開催されており、1級と2級が1年に1回、準2級以下が1年に2回の実施で、その内1回が自宅などで受験できるIBT(Internet Based Testing)の試験方式を採用しています。
なお、実用イタリア語検定1級合格者には、国家資格の全国通訳案内士試験 筆記試験語学科目が免除されます。
合格率と難易度
実用 イタリア語検定の合格率は1級が12.3%から13.9%、2級が18.3%から19.2%、準2級が30.1%から37.2%、3級が32.7%から38.1%、4級が42.2%から50.8%、5級が67.3%から71.3%です。
そして実用 イタリア語検定の難易度は偏差値表示で1級が68、2級が57、準2級が55、3級が46、4級と5級が45です。
1級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
56回 IBT 2023年3月 | – | – | – |
55回 2022年10月 | 114 | 14 | 12.3% |
54回 IBT 2022年3月 | – | – | – |
53回 2021年10月 | 101 | 14 | 13.9% |
2級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
56回 IBT 2023年3月 | – | – | – |
55回 2022年10月 | 180 | 33 | 18.3% |
54回 IBT 2022年3月 | – | – | – |
53回 2021年10月 | 203 | 39 | 19.2% |
準2級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
56回 IBT 2023年3月 | 113 | 42 | 37.2% |
55回 2022年10月 | 196 | 65 | 33.2% |
54回 IBT 2022年3月 | 131 | 46 | 35.1% |
53回 2021年10月 | 196 | 59 | 30.1% |
3級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
56回 IBT 2023年3月 | 168 | 64 | 38.1% |
55回 2022年10月 | 282 | 93 | 33.0% |
54回 IBT 2022年3月 | 187 | 65 | 34.8% |
53回 2021年10月 | 336 | 110 | 32.7% |
4級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
56回 IBT 2023年3月 | 254 | 129 | 50.8% |
55回 2022年10月 | 376 | 171 | 45.5% |
54回 IBT 2022年3月 | 306 | 135 | 44.1% |
53回 2021年10月 | 398 | 168 | 42.2% |
5級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
56回 IBT 2023年3月 | 167 | 119 | 71.3% |
55回 2022年10月 | 328 | 227 | 69.2% |
54回 IBT 2022年3月 | 274 | 199 | 72.6% |
53回 2021年10月 | 294 | 198 | 67.3% |
レベル
実用イタリア語検定のレベルは公式サイトより以下の概要です。
1級のレベルは、4年制大学のイタリア語専門課程卒業程度以上の学力を備え、新聞・雑誌などを読み、ニュース放送や映画などを聴き、要約できるイタリア語の能力と知識が要求される。
2級のレベルは、4年制大学のイタリア語専門課程卒業程度の学力を備え、一般的な説明・報告・通訳がある程度できる能力が要求される。
準2級のレベルは、日常的な範囲の会話やテレビ・ラジオの内容を聞き取り、一般的な文章を読み、様々な出来事・状況・自分の意見を書くことができる。
3級のレベルは、大学専門課程2年修了程度。日常的な範囲の紹介・伝言・簡単な電話・手紙などの基本的な表現ができる。
4級のレベルは、平易なイタリア語を聴き・話し・読み・書くことができる。自己紹介・簡単な道案内・買い物・バールでの簡単な注文など。
5級のレベルは、初歩的な挨拶・紹介・質問への返答。
試験方法と配点
1級と2級
・一次試験:試験時間120分 マークシート+記述式 リスニング22点前後 筆記37点前後 記述式(作文)20点
・二次試験:試験時間40分(準備時間20分を含む) 40点
準2級
一次試験のみ 試験時間120分 マークシート+記述式(作文) リスニング22点前後 筆記57点前後(作文20点を含む)
3級
一次試験のみ 試験時間100分 マークシート+記述式(作文) リスニング26点前後 筆記56点前後(作文20点を含む)
4級
一次試験のみ 試験時間80分 マークシート方式 リスニング26点前後 筆記36点前後
5級
一次試験のみ 試験時間80分 マークシート方式 リスニング20点前後 筆記36点前後
合格基準
各級1次試験の合格基準は、全分野の合計点、及びリスニング、筆記、記述式のそれぞれに合格基準点が設定されるが、2023年時点において基準点は明記されていない。(以前は55%から80%の正答率だった)
1級および2級の2次試験は、2次試験において二名の面接官による評価点(満点40点)の60%(24点)が合格基準点。
試験の概要
申し込み 試験日程 | ①準2級、3級、4級、5級(IBT方式) 申し込み:2月中旬から3月中旬 試験日:3月中旬 ②1級~5級 申し込み:7月上旬~8月上旬 試験日:10月上旬 二次試験(1級、2級の一次合格者) :12月上旬 |
---|---|
試験地 | IBT 自宅や会社など 一次試験 ミラノ、ローマ、札幌、仙台、 新潟、東京、横浜、金沢、 名古屋、京都、大阪、岡山、 広島、福岡、宮崎、那覇 二次試験 東京、大阪 海外:オンライン |
受験資格 | 日本語を理解できること 以外、特に制限なし |
試験内容 | 一次試験 リスニングおよび筆記 ※1級・2級・準2級・3級の 筆記試験には記述問題が含まれる。 二次試験 1級・2級の一次試験合格者対象。 口頭試問が約15分 詳細は上記 |
合格基準 | 上記を参照 |
受験料 | 1級・15,000円 2級・12,000円 準2級・9,000円 3級・8,000円 4級・6,000円 5級・5,000円 併願の申し込み 1級+2級・24,000円 2級+準2級・19,000円 準2級+3級・16,000円 3級+4級・13,000円 4級+5級・10,000円 |
免除 | 前回の1、2級受験者で、2次試験に 欠席または不合格となった場合、 1次試験が免除されます。 国家資格、全国通訳案内士 筆記試験語学科目が免除 |
級と併願 | 1級・2級・準2級・3級・4級・5級 (3月・10月の年2回実施) ※1+2級、2級+準2級、準2+3級、 3+4級、4+5級の併願可。 1級・2級は10月のみ実施 |
申し込み 方法 | 申込方法は試験申込方法を 確認ください。 |
合格発表 | 公式HPの試験結果ページで 1次合格者の受験番号を発表 および結果通知を郵送。 |
主催 問合せ | 特定非営利活動法人 国際市民交流のための イタリア語検定協会 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-30-15 S405 電話:03-3377-0345 受験に関するお問合わせおよび 郵送による申込みの宛先は イタリア語検定 受験サポートセンター 〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3 AKSビル6階 (株)CBTソリューションズ内 イタリア語検定受験サポートセンター 電話:03-5209-0553 (平日10:00〜17:00) 受験に関するお問い合わせ |
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