労働基準監督官。合格率/難易度、試験と面接日程

国家資格

労働基準監督官とは、厚生労働本省または全国各地の労働局、労働基準監督署に勤務する国家公務員で厚生労働省の専門職員です。

仕事内容は労働基準法、労働安全衛生法などに基づき、工場、事業場などに立ち入り事業主に法に定める基準を遵守させ法定の労働条件を確保して、労働基準法などの違反については、特別司法警察職員の職務を行います(刑事訴訟法に規定)。

労働基準監督官採用試験の区分けについて労働基準監督官Aは法文系、労働基準監督官Bは理工系になっています。

労働基準監督官の給与・年収、女性の合格者数や比率は下記しました。

なお、労働基準監督官試験の合格者は、社会保険労務士試験の試験科目「労働基準法」と「労働安全衛生法」が申請する事により免除になります。

合格率と難易度/偏差値

労働基準監督官の合格率

労働基準監督官の合格率は28.5%から30.5%です。

労働基準監督官受験者数合格者数合格率
2023年1,41941329.1%
2022年1,62546328.5%
2021年1,62849630.5%
労働基準監督官の合格率

・労働基準監督官A(法文系)の合格率は26.0%から27.6%です。

労働基準監督官A受験者数合格者数合格率
2023年1,14629826.0%
2022年1,21631926.2%
2021年1,21733627.6%
労働基準監督官A(法文系)の合格率

・労働基準監督官B(理工系)の合格率は35.2%から42.1%です。

労働基準監督官B受験者数合格者数合格率
2023年27311542.1%
2022年40914435.2%
2021年41116038.9%
労働基準監督官B(理工系)の合格率

労働基準監督官、試験の難易度/偏差値

労働基準監督官、試験の難易度は偏差値表示で62です。

労働基準監督官の年収

人事院、令和3年度国家公務員給与等実態調査より

入省後の年収:約360万円
初任給:220,680円(手当含む)

平均年収:約671万円
平均給与月額:約407,153円

採用試験概要

受験資格試験実施年の4月1日時点において
21歳以上30歳未満の者

試験実施年の4月1日時点において
21歳未満でも、大学を卒業している者
および3月までに卒業する見込みの者

人事院が上記の者と同等の資格があると
認める者

※次のいずれかに該当する者は、
この試験を受けることができません。

日本の国籍を有しない者

国家公務員法第38条の規定により
国家公務員となることができない者

成年被後見人、被保佐人
(準禁治産者を含む)

禁錮以上の刑に処せられ、その執行を
終わるまでの者またはその刑の
執行猶予の期間中の者、
その他その執行を受けることが
なくなるまでの者

一般職の国家公務員として懲戒免職の
処分を受け、その処分の日から2年を
経過しない者

日本国憲法またはその下に成立した
政府を暴力で破壊することを主張する
政党その他の団体を結成し、または
これに加入した者
試験日程

合格発表
申し込み:3月中旬~ 4月上旬の指定日
第1次試験:6月上旬
第1次試験合格者発表:6月下旬
第2次試験:7月中旬
最終合格者発表:8月中旬

注)公式サイトで要再確認
試験地第1次試験
札幌市、仙台市、秋田市、東京都、
新潟市、名古屋市、金沢市、大阪市、
松江市、広島市、高松市、松山市、
福岡市、熊本市、鹿児島市、那覇市

第2次試験
札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、
大阪市、広島市 高松市 福岡市、
熊本市、那覇市
受験料無料。
試験科目

面接
第1次試験、基礎能力試験(多肢選択式)
40題2時間20分
配点比率2/7

公務員として必要な基礎的な能力
(知能及び知識)についての筆記試験
知能分野27題
文章理解[11]
判断推理[8]
数的推理[5]
資料解釈[3]
知識分野13題
自然・人文・社会[13](時事を含む。)

第1次試験、専門試験(多肢選択式)
40題2時間20分
配点比率3/7

各試験の区分に応じて必要な専門的知識
などについての筆記試験
【労働基準監督A】48題出題 40題解答

必須問題 12題労働法[7]、
労働事情(就業構造、労働需給、
労働時間・賃金、労使関係)[5]

選択問題
次の36題から28題選択
憲法、行政法、民法、刑法[16]、
経済学、労働経済・社会保障、
社会学[20]

【労働基準監督B】46題出題 40題解答
必須問題 8題
労働事情(就業構造、労働需給、労働時間
賃金、労使関係、労働安全衛生)[8]

選択問題
次の38題から32題選択
工学に関する基礎
工学系に共通な基礎としての数学、
物理、化学)[38]

第1次試験、専門試験(記述式)
2題2時間
配点比率2/7

各試験の区分に応じて必要な
専門的知識などについての筆記試験

【労働基準監督A】
2題出題  2題解答
労働法1題、労働事情
(就業構造、労働需給、労働時間、
賃金、労使関係)1題

【労働基準監督B】
4~6題出題 2題解答

必須問題
工業事情1題

選択問題
工学に関する専門基礎
(機械系、電気系、土木系、建築系、
衛生・環境系、応用化学系、応用数学系、
応用物理系等の工学系の専門工学に
関する専門基礎分野)から
3~5題出題し、うち1題選択

第2次試験(面接など)

人物試験
人柄、対人的能力などについての
個別面接(参考として性格検査を実施)

身体検査
主として胸部疾患
(胸部エックス線撮影を含む。)、
血圧、尿、その他一般内科系検査
合格基準[前提]
筆記試験の得点は各試験種目の
素点をそのまま用いるのではなく、
標準偏差を利用した
「標準点」を用います。

面接に関して
人物試験および身体検査においては、
得点を算出せず合否の判定のみを
行います。

※最低限必要な下限の得点に達しない
試験種目が一つでも存在する者には、
他の試験種目の成績にかかわらず
不合格となります。

この下限の得点は、筆記試験の
多肢選択式試験は満点の30%、
記述式試験は個別に定められます。

[第1次試験の合格者の決定]

基礎能力試験および専門試験
(多肢選択式)の各得点がいずれも
下限の得点以上の場合、
両試験の標準点を合計した得点に基づいて
第1次試験の合格者を決定します。

[最終合格者の決定]
第1次試験合格者のうち、専門試験
(記述式)において下限の得点以上であり
かつ人物試験および身体検査に合格した
者について、全ての試験種目の標準点を
合計した得点に基づいて
最終合格者を決定します。

(注)第1次試験合格者は、
「基礎能力試験(多肢選択式)」及び
「専門試験(多肢選択式)」の成績を
総合して決定。

「専門試験(記述式)」は、
第1次試験合格者を対象に評定した上で、
最終合格者決定に当たり、
他の試験種目の成績と総合。
主催厚生労働省
〒100-8916
東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(内線5581)

申し込み
人事院 労働基準監督官採用試験

北海道労働局 011-709-2311
宮城労働局 022-299-8833
秋田労働局 018-862-6681
東京労働局 03-3512-1600
新潟労働局 025-288-3500
愛知労働局 052-972-0251
石川労働局 076-265-4420
大阪労働局 06-6949-6482
島根労働局 0852-20-7005
広島労働局 082-221-9241
香川労働局 087-811-8915
愛媛労働局 089-935-5200
福岡労働局 092-411-4861
熊本労働局 096-211-1701
鹿児島労働局 099-223-8275
沖縄労働局 098-868-4003
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