駐車監視員になるには、講習の受講と修了考査の修了で資格者となれる、「駐車監視員資格者講習」による方法と、一定の経歴に基づいて認定考査を受け、認定合格した場合は資格者となれる「駐車監視員資格同等認定審査」と二つの方法がありますが、二者ともに考査に合格した後に審査を経て資格者証を得る必要があります。
駐車監視員の業務中は法的に「みなし公務員」として扱われるので、事件の場合に公務執行妨害罪や贈収賄罪の成立もあり得ます。
駐車監視員としての業務中とされるのは、日本全国各地域において委託された業者（会社）に所属し、その所属から駐車監視員として選任され、その仕事中の事を指します。
以上の事で駐車監視員とは、駐車監視員資格者認定要件（講習の修了または認定試験合格）を満たし、道路交通法51条の13で定めた資格要件に合致した者に都道府県公安委員会から交付される「駐車監視員資格者証」を保有している事、そして放置車両確認機関（受託会社）に勤務し、放置車両確認事務を遂行する者です。
資格の概要
| 受講資格 | 駐車監視員資格者講習 制限なし。 駐車監視員資格者認定 ・道路交通関係法令の規定の違反の 取締りに関する事務に従事した 期間が通算して3年以上である者 ・確認事務における管理的又は 監督的地位にあった期間が 通算して5年以上である者 ・前1及び2に掲げる者と同等以上の 経歴を有する者 |
|---|---|
| 申し込み 試験日程 | 講習と考査 各都道府県 警察本部交通指導課に問合せ 例として東京都の場合は 受講申し込み：11月上旬から中旬 講習：12月中旬に二回、翌年１月に１回 考査：１２月下旬と１月下旬 注意）都道府県警察に要確認 |
| 費用 | 駐車監視員資格者講習：要確認 駐車監視員資格者認定：要確認 |
| 講習内容 修了考査 認定考査 | 駐車監視員資格者講習 第1日・7時間 ・駐車問題と交通警察 ・交通警察の基礎知識 ・違法駐車取締りと確認事務の 民間委託のための仕組み ・駐車監視員制度の概要 ・道路の基礎知識 ・車両の基礎知識 ・交通規制の基礎知識 ・放置車両の意義 ・駐車に関する道路交通法の規制 第2日・7時間 ・放置車両の意義 ・駐車に関する道路交通法の規制 ・放置車両の確認等の実施要領等 ・放置車両確認時の留意事項 ・誤りやすい違反種別の認定要領 ・駐車監視員の責任 第3日・1時間 ・修了考査 50問 駐車監視員資格者認定 認定考査 50問 （内容は講習の修了考査に準じる） |
| 主催 | 申し込みは 各都道府県警察本部交通指導課 例として東京都の場合は 警視庁 駐車対策課 放置駐車対策センター企画運用係 〒100-8929 東京都千代田区霞が関2-1-1 TEL 03-3581-4321（代表） 駐車監視員資格者認定 |
申し込み先の都道府県警察本部
上記表において駐車監視員資格者講習と駐車監視員資格者認定考査の申し込みは、各都道府県警察本部交通指導課と記載しましたが下記の各都道府県警察本部のリンク先を参照して下さい。
リンク先画面の上部にある検索窓に「駐車監視員」と入力・実行してください。
北海道警察本部
東北管区警察本部
警視庁（東京都）
関東管区警察本部
中部管区警察本部
近畿管区警察本部
中国四国管区警察本部
四国警察支局警察本部
九州管区警察本部
駐車監視員の求人
駐車監視員となる資格を得る難易度は高くなく簡単と言えます。
そしてこの仕事の求人需要は都市部では特に確実に有ります。
一般的に「駐車監視員・（地名）・求人」などのキーワードで検索する方が多いようですが、労働条件や、あるいはその労働実態に無理が無いように「ハローワーク（公共職業安定所）」からの紹介も調べてください。
試験対策（考査対策）の問題集とおすすめ参考書
試験対策（考査対策）のおすすめ書籍です
・駐車監視員資格者必携
・駐車監視員資格者試験問題集
・駐車監視員資格者必携―違法駐車取締りに携わるすべての人のために
・携帯用確認の手引き 駐車監視員能力向上委員会
・18+2ポイントで知る新しい駐車取締り―放置違反金制度と違法駐車取締り関係事務の民間委託制度
以上の書籍がおすすめですが以下リンクから参照して下さい。
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