建築施工管理技士とは、建物に関する計画・工程管理・安全管理などが主な業務で鉄筋工事や大工工事、内装仕上げ工事などを含む建築工事の施工計画を作成し、
現場での工事の進行を指揮・監督し、施工管理、を行うために必要な専門家です。
1級は大規模工事を扱い、2級は中小規模工事を扱います。
技士補
建設業法などの一部改正により令和3年度より、施工管理技術検定の一部が改正です。
「技士補」が創設されれいます。
2級の第一次検定については17歳以上であれば、誰でも受験が可能になりました。
以前は第二次検定、実地試験に合格で資格が得られましたが、新試験制度においては、一次検定の合格で「技士補」の資格を得られます。
新制度におきましては、この一次検定の合格実績に有効期限は無いので、期間を置いて二次検定を受験することができます。
試験内容の変更としては
・第一次に「能力の追加」施工の管理を行うために必要な能力
・第二次に「知識の追加」監理技術者又は主任技術者として、施工の管理を行うために必要な知識
建築施工管理技士1級の合格率
1級建築施工管理技士、第一次検定試験の合格率は36.0%から51.1%、第二次検定試験の合格率は40.7%から52.4%、試験の難易度は偏差値表示で55です。
第一次検定
1級第一次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024年 令和6年 | 37,651 | 13,624 | 36.2% |
2023年 令和5年 | 24,078 | 10,017 | 41.6% |
2022年 | 27,253 | 12,755 | 46.8% |
2021年 | 22,277 | 8,025 | 36.0% |
2020年 | 22,742 | 11,619 | 51.1% |
2019年 | 25,392 | 10,837 | 42.7% |
第二次検定
1級第二次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024年 令和6年 | 14,816 | 6,042 | 40.8% |
令和5年 2023年 | 14,391 | 6,544 | 45.5% |
2022年 | 13,010 | 5,878 | 45.2% |
2021年 | 12,813 | 6,708 | 52.4% |
2020年 | 16,946 | 6,898 | 40.7% |
2019年 | 15,876 | 7,378 | 46.5% |
建築施工管理技士2級の合格率
2級建築施工管理技士、第一次検定試験の合格率は31.6%から50.7%、第二次検定試験の合格率は27.1%から40.7%、試験の難易度は偏差値表示で50です。
第一次検定
2級第一次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
後期 令和6年度 2024年 | 22,885 | 11,550 | 50.5% |
前期 令和6年度 2024年 | 13,664 | 6,588 | 48.2% |
令和5年度 2023年 | 27116 | 13,387 | 49.4% |
2022年後期 | 27,004 | 11,421 | 42.3% |
2022年前期 | 13,474 | 6,834 | 50.7% |
2021年後期 | 32,128 | 15,736 | 49.0% |
2021年前期 | 13,074 | 4,952 | 37.9% |
2020年 | 32,468 | 11,366 | 35.0% |
2019年 | 28,718 | 9,083 | 31.6% |
第二次検定
2級第二次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和6年度 2024年 | 19,283 | 7,851 | 40.7% |
令和5年度 2023年 | 21,859 | 6,999 | 32.0% |
2022年 | 21,625 | 7,924 | 35.6% |
2021年 | 23,380 | 8,205 | 35.1% |
2020年 | 23,116 | 6,514 | 28.2% |
2019年 | 22,663 | 6,134 | 27.1% |
難易度/偏差値
建築施工管理技士の難易度は偏差値表示で1級が55、2級が50です。
受験資格
新規受検申込の方は受検資格等の審査が必要となりますので、書面申込のみとなります。
公式サイトにて願書を購入して申込手続きを行ってください。
再受検申込の方は受検資格等の審査が済んでいるのであれば、同じ級・種目・種別、かつ同じ検定区分への申込みに限りインターネット申込が可能です。
2級建築施工管理技士になる2級建築施工管理技術検定の受験資格の詳細は公式サイトに記載されていますので参照ください。
なお1級建築施工管理技士になる1級建築施工管理技術検定の受験資格の詳細は上記と同様に公式サイトに記載されていますので参照ください。
建築施工管理技士試験の概要
資格種類 | 国家資格 業務独占資格 |
受験資格 | 上記に詳細のリンクあり |
試験地 | 札幌、仙台、東京、新潟、 名古屋、大阪、広島、高松、 福岡、沖縄 |
難易度 偏差値 | 1級が55 2級が50 |
合格率 | 上記 |
1級の 申し込み 試験日 | 申し込み:2月下旬~ 3月上旬 第一次検定:7月下旬 第二次検定:10月下旬 |
2級の 申し込み 試験日 | 前期: 申し込み:2月下旬~ 3月上旬 前期試験は一次のみ:6月上旬 後期: 申し込み:6月2下旬~7月下旬 検定は ・一次のみ ・一次と二次同時 ・二次のみ 試験日:11下旬 |
1級の 試験内容 | 一次検定 ① 建築学等 ② 施工管理法 ③ 法規 二次検定 ①施工管理法 (前年度と今年度の合格者と 1級建築士のみ受験可) |
2級の 試験内容 | 建築 一次検定 ① 建築学等 ② 施工管理法 ③ 法規 二次検定 ①施工管理法 – 躯体 一次検定 ① 建築学等 ② 躯体施行管理法 ③ 法規 二次検定 ① 躯体施工管理法 – 仕上げ 一次検定 ① 建築学等 ② 仕上施行管理法 ③ 法規 二次検定 ① 仕上施工管理法 |
合格基準 | 各級、一次、二次共に 満点中、60%以上の得点で合格 |
合格発表 | ・1級 一次検定:8月中旬頃 二次検定:翌年1月中旬頃 ・2級 1月と2月の上旬 |
受験料 | 1級: 第一次検定:10,800円(非課税) 第二次検定:10,800円(非課税) 2級: 第一次検定:5,400円(非課税) 第二次検定:5,400円(非課税) |
問い合わせ | 一般財団法人 建設業振興基金試験研修本部 03-5473-1581 |
公式サイト | 一般財団法人 建設業振興基金 |
施工管理技士の種類と建築施工管理技士
施工管理技士の種類
・建築施工管理技士(1・2級)
・土木施工管理技士(1・2級)
・電気工事施工管理技士(1・2級)
・電気通信工事施工管理技士(1・2級)
・管工事施工管理技士(1・2級)
・造園施工管理技士(1・2級)
・建設機械施工管理技士(1・2級)
・関連記事、施工管理技士の難易度一覧
上記7種類ある施工管理技士の中でも、特に求人需要が高いのは建築施工管理技士で、その理由の大きな点として、この資格は主任技術者や監理技術者になれる事です。
1級建築施工管理技士と2級建築施工管理技士の違い
1級建築施工管理技士
主任技術者や監理技術者になれます。
これは特定建設業の許可を取得している事業者を含めての事ですので、大規模な工事現場の元請事業者で、専任技術者として欠かせない資格です。
2級建築施工管理技士
自分が普段通り道にある、中小の工事現場。
あらためて数えてみれば、結構多いはずです。
2級の資格で足りる工事現場の割合はけして低くはありません。
確実な需要が有ります。
2級建築施工管理技士は主任技術者や一般建設業の許可を得ている事業者で、専任技術者になれる資格になります。
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