気象大学校学生の採用試験。合格率/倍率と難易度/偏差値

国家資格

気象大学校には一般の大学相当の教育を行う大学部と、気象庁職員の研修を行う研修部があります。

4年制である大学部においては、気象庁の幹部職員の養成機関としての役目もあり、気象大学校学生として採用されると、学生ですが気象庁職員として国家公務員一般職の身分になります。

気象大学校を卒業後は、気象庁または全国各地の気象台などに配属され、観測、調査、予報および研究などの気象業務に従事します。

学費と給料・福利厚生

入学金、授業料は不要ですが、教科書代等は自己負担です。

気象大学校学生に支給される給与2018年時点で月額約14万円と年2回の期末勤勉手当、及び諸手当が支給されます。

福利厚生は、国家公務員共済組合に加入し医療と年金等の保障があります。

学生寮と制服

隣接した学生寮があり家賃及び光熱費が無料です。

その寮生活が基本ですが、届け出ベースで自宅や賃貸住宅からの通学も可能で、学生は一般的な大学の学生と同じく私服で通学し授業を受けます。

仕事内容

気象大学校学生について「仕事内容」という質問が多いようです。

在学中の仕事は学ぶ事で、卒業後に関しては

人事院のHPでは「職務内容として」以下の内容です。

気象大学校は気象庁の幹部候補生を養成するための機関であり、気象大学校学生は気象に関する専門的知識、技術などについて気象大学校で4年間の教育を受けたのち、気象庁本庁又は全国各地の気象台などに配属され、観測、調査、予報及び研究などの気象業務に従事します。

合格率/倍率

気象大学校学生となる採用試験の倍率は4.2倍から6.4倍、合格率は15.7%から23.8%です。

人事院データ

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2022年
2445823.8%4.2倍
令和4年度
2023年
1852915.7%6.4倍
令和3年度
2021年
2083416.3%6.1倍
気象大学校学生の合格率

難易度/偏差値

気象大学校学生(採用試験)の難易度は偏差値表示で67です。

受験資格

  1. 試験実施年の4月1日時点において、高等学校または中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して2年を経過していない者、および翌3月までに高等学校または中等教育学校を卒業する見込みの者
  2. 高等専門学校の第3学年の課程を修了した者であって、試験実施年の4月1日時点において、当該課程を修了した日の翌日 から起算して2年を経過していない者および翌3月までに当該課程を修了する見込みの者など、人事院が上記に掲げる者と同等の資格があると認める者

※次のいずれかに該当する者は、この試験を受けることができません。

  1. 日本の国籍を有しない者
  2. 国家公務員法第38条の規定により国家公務員となることができない者
    • 成年被後見人、被保佐人(準禁治産者を含む)
    • 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者またはその刑の執行猶予の期間中の者、その他その執行を受けることがなくなるまでの者
    • 一般職の国家公務員として懲戒免職の処分を受け、その処分の日から2年を経過しない者
    • 日本国憲法またはその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、またはこれに加入した者

採用試験の内容

申し込み

試験日
申し込み:8月下旬
第1次試験
筆記試験:10月下旬の二日間

第2次試験
①人物試験(個別面接)
②身体検査
12月中旬頃
試験地一次試験
札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、
大坂、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇

二次試験
札幌、仙台、東京、大阪、福岡、那覇
受験資格上記
試験内容一次試験

・基礎能力試験
多肢選択式 40題:1時間30分
公務員として必要な基礎的な能力
(知能および知識)について

・学科試験(多肢選択式)39題:3時間
数学、物理および英語について

・学科試験(記述式)

数学:1時間20分
物理:1時間20分
英語:1時間20分
作文:50分
文章による表現力、課題に対する
理解力などについての筆記試験

二次試験

人物試験
人柄、対人的能力などについての
個別面接

身体検査
主として胸部疾患(エックス線撮影)
その他一般内科系検査
合格基準前提
・筆記試験の得点は各試験種目の素点を
そのまま用いるのではなく、標準偏差を
利用した「標準点」を用います。

・作文試験、人物試験および身体検査に
ついては、得点を算出せず合否の判定
のみを行います。

※最低限必要な下限の得点に達しない
試験種目が一つでも存在する者に
ついては、他の試験種目の成績に
かかわらず不合格となります。
この下限の得点は、
基礎能力試験は満点の30%、
学科試験(多肢選択式)については
満点の40%、
学科試験(記述式)については
個別に定められます。

[第1次試験の合格者の決定]
基礎能力試験、学科試験(多肢選択式)
および学科試験(記述式)の各得点が
いずれも下限の得点以上の場合、
各試験の標準点を合計した得点に
基づいて、第1次試験の合格者を
決定します。

[最終合格者の決定]
第1次試験合格者のうち、作文試験、
人物試験および身体検査に合格した者
について、全ての試験種目の標準点を
合計した得点に基づいて最終合格者を
決定します。
受験料無料
合格発表一次試験
12月中旬頃

二次試験
翌年1月下旬頃
問合せ①人事院人材局試験課
03-3581-5311(内線2333)

②その他の試験に関する問合せ
転居による試験地の変更、
障害による特別措置、
受験票の内容、合格者発表、
合格通知書の未着など

札幌管区気象台(札幌市)
 011-611-6141

仙台管区気象台(仙台市)
 022-297-8115

東京管区気象台
(東京都、新潟市、名古屋市)
 042-497-7183

大阪管区気象台
(大阪市、広島市、高松市) 
06-6949-6300

福岡管区気象台(福岡市、鹿児島市)
 092-725-3601

沖縄気象台(那覇市)
 098-833-4281

③合格者発表に関する問合せ
人事院北海道事務局 011-241-1248
人事院東北事務局 022-221-2022
人事院関東事務局 048-740-2006~8
人事院中部事務局 052-961-6838
人事院近畿事務局 06-4796-2191
人事院中国事務局 082-228-1183
人事院四国事務局 087-880-7442
人事院九州事務局 092-431-7733
人事院沖縄事務所 098-834-8400
気象大学校 04-7144-7185
主催人事院人材局試験課
〒100-8913
東京都千代田区霞が関1-2-3
電話L 03-3581-5311(内線2333)
気象大学校学生採用試験の内容

気象大学校学生採用試験情報のアップデート

人事院採用情報ナビへのリンクです。

試験情報のページ

気象大学校学生採用試験のページ

就職

気象大学校学生の採用試験に合格し4年間の学生生活の後、気象庁本庁又は全国各地の気象台などに配属され、学んだことを本業としての気象業務に従事します。

そこで忘れてならないことは、気象庁職員は国家公務員です。

気象大学校の採用試験といえば、国家公務員専門職試験(高卒程度)というイメージがあり、もちろん学生時点ではそれで良いのですが、しかしいずれは国家公務員試験総合職(院卒者・大卒程度)または国家公務員試験一般職(大卒程度)を受験し合格する必要があります。

実力がある方は将来の気象庁幹部になる事を見据え、総合職に合格する事を考えてください。

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