気象予報士。試験の難易度と合格率/偏差値

国家資格

気象予報士は国家資格であり、その中の業務独占資格です。

1993年の気象業務法改正により、気象庁以外の者に対する予報業務の許可が一般向け予報業務についても実施される事になった際に、その予報の技術水準と信頼性を担保するため技能試験として創設されました。

近年の気象予報士国家試験の合格率は4.6%から5.7%。

試験の難易度としては偏差値表示で63です。

合格率と難易度/偏差値

合格率

気象予報士試験の合格率は4.6%から5.7%で下表が年度別の合格率ですが、試験は例年1年に2回のペースで実施されていますので、下表においてはその2回を合計し年度別の合格率としています。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年8,2184485.5%
令和4年8,3394495.4%
令和3年6,5493014.6%
令和2年5,4643125.7%
令和1年5,9263045.1%
平成30年5,7722935.1%
平成29年5,7503085.4%
気象予報士試験の合格率

難易度

気象予報士試験は受験者集団の上位〇〇%を合格とするような「相対評価」ではなく、一定点数をクリアすれば何名でも合格できる「絶対評価」を採用しています。

この「絶対評価」は試験問題の難易度により、合格率が大幅に動くこともあり得るのが欠点なのですが、しかし気象予報士試験の場合は、若干の合格点補正があるとしても、合格率の大きな変動はなく、一定難易度をキープし続けています。

その気象予報士試験の難易度としては偏差値表示で63です。

試験概要

受験資格制限なし
(ただし、気象業務法による
処分を受けた場合を除く)。
試験内容
学科試験はマークシートによる多肢選択式、
実技試験は記述式。
いずれも筆記試験で行われる。

学科試験の科目

1 予報業務に関する一般知識
・大気の構造
・大気の熱力学
・降水過程
・大気における放射
・大気の力学
・気象現象
・気候の変動
・気象業務法その他の気象業務に関する法規

2 予報業務に関する専門知識
・観測の成果の利用
・数値予報
・短期予報・中期予報
・長期予報
・局地予報
・短時間予報
・気象災害
・予想の精度の評価
・気象の予想の応用

実技試験の科目

1 気象概況及びその変動の把握
2 局地的な気象の予報
3 台風等緊急時における対応

試験時間

学科試験
(予報業務に関する一般知識) 60分

学科試験
(予報業務に関する専門知識) 60分

実技試験1
(上記実技試験の科目1~3) 75分

実技試験2
(上記実技試験の科目1~3) 75分
合格基準学科試験(予報業務に関する一般知識):
15問中正解が11以上

学科試験(予報業務に関する専門知識):
15問中正解が11以上

実技試験:総得点が満点の70%以上
※ ただし、難易度により調整もありえる。
試験地
試験日
北海道、宮城県、東京都、大阪府、
福岡県、沖縄県

申し込み①6月下旬から7月上旬
試験日①8月下旬
申し込み②11月中旬から11月下旬
試験日②翌年1月下旬
科目免除学科試験の全部または一部に
合格された方については、申請により、
合格発表日から一年以内に行われる試験
において、合格した科目が免除される。

また、気象業務に関する業務経歴または
資格を有する方については、申請により、
学科試験の全部または一部が免除される
(詳細は公式サイト参照)。
問合せ
申し込み
一般財団法人
気象業務支援センター 試験部
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-17
東ネンビル7階
TEL 03-5281-3664
気象予報士試験概要

独学と過去問とテキスト・参考書。

公式サイトにて約10回分の過去問が公表されています。

独学において過去問の反復練習は重要ですが、

解答の内容が重要というよりは、どうしてそのような回答になったのかというかという「解答解説文の理解」が非常に重要です。

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