管工事施工管理技士とは、 国土交通省所管の国家資格で業務独占資格です。
冷暖房設備工事、空調設備工事、給排水・給湯設備工事、ダクト工事、浄化槽工事、ガス配管工事、衛生設備工事などの管工事において施工計画を作成し、工程管理、品質管理、安全管理等など管工事に関する配管設備工事全般を取り扱う専門家です。
管工事施工管理技士は、高度な応用力を活かして指導監督的業務に就く1級管工事施工管理技士と、技術者として施工管理に携わる2級管工事施工管理技士に分かれ
2級管工事施工管理技士は、建設業法による一般建設業の営業所の専任技術者や、工事現場における主任技術者となることができます。
施工管理技士補
第1次検定合格者は手続き後に『2級管工事施工管理技士補』と称号になります。
令和3年度から、1級管工事施工管理技術検定 学科試験および実地試験は技術検定制度の改定により、第1次検定(現学科試験相当)及び、第2次検定(現実地試験相当)と独立した技術検定になります。
そのため、令和3年度以降の試験(検定)の対策は、出題内容の変化に対応できるよう、常に最新のテキストを使用してください。
管工事施工管理技士1級の合格率
1級第一次検定
管工事施工管理技士1級、第一次検定試験の合格率は24.0%から52.1%です。
1級第一次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年 令和5年度 | 14,990 | 5,628 | 37.5% |
2022年 | 16,839 | 7,231 | 42.9% |
2021年 | 15,827 | 3,792 | 24.0% |
2020年 | 13,531 | 4,738 | 35.0% |
2019年 | 16,838 | 8,769 | 52.1% |
1級第二次検定
管工事施工管理技士1級、第二次検定試験の合格率は52.7%から73.3%です。
1級第二次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年 令和5年度 | 7,194 | 4,471 | 62.1% |
2022年 | 6,618 | 3,769 | 57.0% |
2021年 | 4,540 | 3,330 | 73.3% |
2020年 | 8,211 | 5,018 | 61.0% |
2019年 | 10,431 | 5,492 | 52.7% |
管工事施工管理技士2級の合格率
2級第一次検定
管工事施工管理技士2級、第一次検定試験の合格率は49.8%から69.6%です。
2級第一次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2023年 | 11,068 | 7,701 | 69.6% |
2022年 | 11,051 | 6,274 | 56.8% |
2021年 | 11,580 | 5,766 | 49.8% |
2020年 | 12,348 | 7,683 | 62.2% |
2019年 | 13,950 | 9,091 | 65.2% |
2級第二次検定
管工事施工管理技士2級、第二次検定試験の合格率は43.5%から82.3%です。
2級第二次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2023年 | 10,385 | 8,552 | 82.3% |
2022年 | 8,316 | 4,962 | 59.7% |
2021年 | 8,938 | 6,054 | 67.7% |
2020年 | 12,678 | 5,514 | 43.5% |
2019年 | 13,064 | 5,760 | 44.1% |
難易度/偏差値
管工事施工管理技術検定の合格者は、管工事施工管理技士になりますが、その検定試験の難易度は偏差値表示で1級が54、2級が49です。
管工事施工管理技士 試験の概要。
資格種類 | 国家資格 業務独占資格、名称独占資格 |
受験資格 | 2級第一次検定は 17歳からで年齢制限のみ 他は公式サイト参照 1級受験資格 2級受験資格 |
試験難易度 | 1級:□□□□□□普通 2級:□□□□□□普通 |
偏差値 | 1級:54 2級:49 |
合格率 | 上記 |
合格基準 | 満点中、60%以上の得点率。 |
試験科目 | 1級第一次検定 機械工学等 ・管工事の施工に必要な機械工学、 衛生工学、電気工学及び建築学の知識 ・冷暖房、空気調和、給排水、衛生等 設備に関する知識。 ・設計図書に関する知識。 施工管理法 管工事の施工計画の作成方法及び工程管理、 品質管理、安全管理等工事の施工の 管理方法に関する知識。 法規 施工に必要な法令の知識。 1級第二次検定 設備全般、工程管理、法規、施工経験記述 を中心とした記述式 2級 第一次検定 機械工学等の知識: ・機械工学、衛生工学、電気工学、 電気通信工学及び建築学に関する知識 ・冷暖房、空気調和、給排水、 衛生等の設備に関する知識 ・設計図書に関する知識 施工管理法の知識: 施工計画の作成方法及び工程管理、 品質管理、安全管理等工事の施工の 管理方法に関する知識 新制度で追加される科目 施工の管理を的確に行うために必要な能力 法規の知識 建設工事の施工に必要な法令に 2級 第二次検定 記述式 施工管理法に関連し ・主任技術者として、 施工の管理に必要な知識 ・監理技術者又は主任技術者の、 設設計図書の理解。設備の施工図を作成と 必要な機材の選定、配置等を行う応用能力 ※変更もあるため公式サイトを 参照してください |
試験申込 | 1級 5月上旬~5月中旬頃 2級 第1次検定(前期) 3月上旬~3月中旬頃 第1次検定・第2次検定(同日試験) おそび第1次検定(後期) 7月中旬~7月下旬頃 申込みは簡易書留郵便による個人別申込。 締切日の消印のあるものまで有効。 ※令和3年度より平成27年度以降の 受検実績を有する再受検申込者は インターネット申込みが可能。 |
試験日程 試験日 合格発表日 | 1級 1級第1次検定 試験日: 9月中旬 合格発表日:10月中旬 1級第2次検定 試験日:12月上旬 合格発表日:3月上旬 2級 第1次検定(前期) 試験日:6月上旬ころ 合格発表日:7月上旬ころ 第1次検定・第2次検定(同日試験) および第1次検定(後期) 試験日:11月中旬頃 合格発表日: 第1次検定(後期)は1月中旬 第1次検定・第2次検定は3月上旬 ※変更もあるため公式サイトを 参照してください |
受験料 | 1級 第1次検定 10,500円 / 第2次検定 10,500円 2級 第1次検定・第2次検定(同日試験) 10,500円 第1次検定 5,250円 / 第2次検定 5,250円 |
試験地 | 1級 札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、 広島、高松、福岡、那覇の10地区 (試験地については近郊都市も含みます。) 2級 札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、 名古屋、大阪、広島、高松、福岡、 鹿児島、那覇 なお、2級第1次検定のみ試験地については、 上記試験地に、宇都宮を追加する。 (試験地については近郊都市も含みます。) |
問い合わせ | 申込書類提出先及び問い合わせ先 一般財団法人 全国建設研修センター 試験業務局管工事試験部管工事試験課 〒187-8540 東京都小平市喜平町2-1-2 TEL 042(300)6855(代) |
公式サイト | 一般財団法人全国建築研修センター |
過去問とテキスト
近年の改正に伴い参考書など書籍は、最新のものを推奨します。
試験対策に学校・通信講座・スクール
管工事施工管理技士を目指す方々の場合は、
「時間が取れない」
「効率的な学習を知りたい」
このような意見が多くあります。
完全独学ももちろん可能ですが、試験対策は実績がある施工管理技士の試験に特化した教育で、無駄な時間を無くすことが合格の早道とも言えます。
①施工管理技士資格試験の受験対策通信教育講座「独学サポート事務局」をお勧めします。
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関連資格、 施工管理技士
・建築施工管理技士(1・2級)
・土木施工管理技士(1・2級)
・電気工事施工管理技士(1・2級)
・電気通信工事施工管理技士(1・2級)
・管工事施工管理技士(1・2級)
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