電気通信工事施工管理技士とは、2019年に新設の国家資格。
電気通信工事施工管理技術検定の合格者は、電気通信工事施工管理技士になり、建設業法第27条で必要とされる専任技術者や電気通信工事の主任技術者、または監理技術者の指名を受けることができます。
試験( 電気通信工事施工管理技術検定 )の難易度は偏差値表示で1級が54、2級の難易度は偏差値表示で46です。
試験の合格率は50%前後ですが詳細は下記します。
1級電気通信工事施工管理技士は、特定建設業の「営業所ごとに置く専任の技術者」及び現場に配置する「監理技術者」の指名を受けることができます。
2級電気通信工事施工管理技士は、一般建設業の許可に関連し「営業所ごとに配置する専任の技術者」そして「建設工事における主任技術者」として指名を受けることができます。
インターネットや携帯電話回線なども電気通信工事に含まれています。
今後の5Gが普及もあり、さらに高い資格者の需要が見込まれます。
電気通信工事施工管理技士1級の合格率
第一次検定
電気通信工事施工管理技士1級、第一次検定試験の合格率は43.1%から58.6%です。
1級第一次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2023年 | 6,073 | 3,108 | 51.2% |
2022年 | 7,300 | 3,982 | 54.5% |
2021年 | 8,076 | 4,730 | 58.6% |
2020年 | 8,532 | 4,190 | 49.1% |
2019年 | 13,538 | 5,838 | 43.1% |
第二次検定
電気通信工事施工管理技士1級、第二次検定試験の合格率は30.1%から49.5%です。
1級第二次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2023年 | 5,783 | 2,138 | 37.0% |
2022年 | 5,630 | 2,108 | 37.4% |
2021年 | 6,147 | 1,852 | 30.1% |
2020年 | 6,707 | 3,307 | 49.3% |
2019年 | 5,781 | 2,860 | 49.5% |
電気通信工事施工管理技士2級の合格率
第一次検定
電気通信工事施工管理技士2級、第一次検定試験の合格率は57.7%から70.0%です。
2級第一次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2023年 | 2,782 | 1,666 | 59.9% |
2022年 | 3,074 | 1,818 | 59.1% |
2021年 | 3,385 | 2,369 | 70.0% |
2020年 | 3,648 | 2,332 | 63.9% |
2019年 | 7,015 | 4,045 | 57.7% |
第二次検定
電気通信工事施工管理技士2級、第二次検定試験の合格率は33.9%から41.9%です。
2級第二次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2023年 | 3,549 | 1,290 | 36.3% |
2022年 | 3,557 | 1,265 | 35.6% |
2021年 | 4,060 | 1,420 | 35.0% |
2020年 | 4,101 | 1,391 | 33.9% |
2019年 | 4,790 | 2,007 | 41.9% |
難易度/偏差値
電気通信工事施工管理技士の難易度は偏差値表示で1級が54、2級が46です。
技士補
令和3年よりの新試験制度におきましては 「技士補」 が創設されています。
技師補の要件は第一次検定の合格です。
1級技士補は、主任技術者の資格(2級施工管理技士など)があれば、監理技術者の補佐になる事ができます。
この場合、一定条件を満たした2つの現場を兼任できますので、技術者不足の解消につながり、会社側から見て重要人材になります。
電気通信工事施工管理技士の試験概要、技術検定。
資格種類 | 国家資格 名称独占資格 |
受験資格 実務経験 | 1級の受験資格 学歴・指定学科・実務経験の詳細 2級の受験資格 学歴・指定学科・実務経験の詳細 |
試験の 難易度 | 1級:□□□□□□普通 2級:□□□□□□普通 |
偏差値 | 1級:54 2級:46 |
合格率 | 上記 |
合格基準 | 1級 ・第一次検定(全体) 得点が 60% (施工管理法(応用能力)) 得点が 40% ・第二次検定 得点が 60% 2級 ・第一次検定 得点が 60% ・第二次検定 得点が 60% 以上を基準としているが、変更はありえる |
試験科目 | 第一次検定 電気通信工学等の知識 : (1)電気通信工学、電気工学、土木工学、 機械工学及び建築学に関する知識 (2)有線電気通信設備、無線電気通信設備 放送機械設備等に関する知識 (3)設計図書に関する知識 施工管理法の知識: 施工計画の作成方法及び工程管理、 品質管理、安全管理等工事の施工の 管理方法に関する知識 (1級:監理技術者補佐として必要な知識) 施工管理法に関連した能力: 施工の管理を行うために必要な能力 (1級:監理技術者補佐として必要な応用能力) 法規の知識: 建設工事の施工に必要な法令に関する知識 第二次検定 施工管理法の知識: 監理技術者又は主任技術者として、 施工の管理を行うために必要な知識 施工管理法に関連した能力: 監理技術者又は主任技術者として、 設計図書で要求される電気通信設備の 性能を確保するために設計図書を理解し、 電気通信設備の施工図を作成し、 必要な機材の選定、配置等を 行うことができる応用能力 |
試験申込 | 1級 5月上旬~5月中旬 二次検定 当年度一次合格者: 10月中旬から下旬 2級 「第1次検定(前期)」 3月上旬~3月中旬 「第1次検定・第2次検定、 第1次検定(後期)」 7月中旬~7月下旬 |
試験日程 試験日 合格発表日 | 1級 1級第1次検定 試験日: 9月中旬 合格発表日:10月中旬 1級第2次検定 試験日:12月上旬 合格発表日:翌年3月上旬 2級 「第1次検定(前期)」 試験日:6月上旬 合格発表日:7月上旬 「第1次検定・第2次検定(同日試験)、 第1次検定(後期)」 試験日:11月中旬 合格発表日: ・第1次検定(後期):翌年1月中旬 ・第1次検定・第2次検定:3月上旬 |
受験料 | 1級 第1次検定 13,000円 第2次検定 13,000円 2級 第1次検定・第2次検定(同日試験) 13,000円 第1次検定 6,500円 第2次検定 6,500円 |
試験地 | 1級第1次検定 札幌、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、 大阪、広島、高松、福岡、熊本、那覇 (試験地については近郊都市も含みます。) 1級第2次検定 札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、 広島高松、福岡、那覇 (試験地については近郊都市も含みます。) 2級 第1次検定(前期) 札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、 大阪、広島、高松、福岡、那覇 第1次検定・第2次検定 (同日試験) 第1次検定(後期) 札幌、釧路、青森、仙台、東京、 新潟、金沢、静岡、名古屋、大阪、 広島、高松、福岡、鹿児島、那覇 (試験地については近郊都市も含みます。) |
問い合わせ | 一般財団法人 全国建設研修センター 試験業務局 電気通信工事試験部電気通信工事試験課 〒187-8540 東京都小平市喜平町2-1-2 TEL 042(300)0205(代) |
公式サイト | 一般財団法人全国建設研修センター |
電気通信工事施工管理技士になると
専任の技術者になれる
電気通信工事業には国土交通省大臣または都道府県知事より建設業許可が必要となり、その条件の一つに営業所ごとに『専任の技術者』を配置する必要があります。
この「専任の技術者」には条件を満たす実務経験者または国家資格保持者である施工管理技士です。
主任技術者、監理技術者になれる
主任技術者は元請や下請に関わらず全ての工事で配置する必要があります。
監理技術者は元請の特定建設業者において、総額4,000万円以上または建築一式の場合6,000万円以上の下請契約の締結には、工事を行う場所への設置が必須になります。
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関連資格
・建築施工管理技士(1・2級)
・土木施工管理技士(1・2級)
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・管工事施工管理技士(1・2級)
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