【国家資格】有害液体汚染防止管理者。合格率と難易度

有害液体汚染防止管理者とは、有害液体物質を取り扱う企業の従業員、ケミカルタンカーの乗組員を対象として実施されている、有害液体汚染防止管理者養成講習の修了者した国家資格者です。

有害液体汚染防止管理者は、有害液体物質の不適切な流出による海洋汚染を防止するために、船長を補佐して流出を食い止める事を職務としており、「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律」に定義されている必置資格および業務独占資格です。

有害液体汚染防止管理者になるには、海上保安庁長官指定の海上防災機関である一般財団法人　海上災害防止センターやその他、国土交通省が指定する団体が実施する、3日間の「有害液体汚染防止管理者」の法定コースを修了する必要があります。

講習の内容は、有害液体物質に関する学科講習が2日間、保護資材や機材などの取扱いに関する実習が1日です

有害液体汚染防止管理者養成講習の指定機関
合格率と難易度
試験の概要
過去問・テキスト・参考書
関連資格

有害液体汚染防止管理者養成講習の指定機関

講習の実施に関し海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律第９条の４、施行規則第１２条の２の６により現時点は以下の法人が「指定・登録基準に適合すると認められるため」という理由で平成6年3月30日に国土交通省より実施機関として以下の内容、「行政委託制度一覧有害液体汚染防止管理者養成講習」として指定されていますが、住所等は変更の可能性もあるため各自が再確認してください。

法人の名称	一般財団法人海上災害防止センター
法人の連絡先	〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目4番5号横浜アイマークプレイス6階 TEL 045-224-4311

有害液体汚染防止管理者になる講習機関１・海上災害防止センター

法人の名称	船員災害防止協会
法人の連絡先	〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-4 海運ビル

有害液体汚染防止管理者になる講習機関２・船員災害防止協会

法人の名称	財団法人　日本船舶職員養成協会
法人の連絡先	〒102-0093 東京都千代田区麹町4-5

有害液体汚染防止管理者になる講習機関３・財団法人　日本船舶職員養成協会

法人の名称	財団　法人尾道海技学院
法人の連絡先	〒722-0025 広島県尾道市栗原東2-18-43

有害液体汚染防止管理者になる講習機関４・財団　法人尾道海技学院

法人の名称	（財）関門海技協会
法人の連絡先	〒 750-0066 山口県下関市東大和町２－３－２５

有害液体汚染防止管理者になる講習機関５・（財）関門海技協会

法人の名称	財団法人日本船員福利雇用促進センター
法人の連絡先	〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町１５番１２号

有害液体汚染防止管理者になる講習機関６・財団法人　日本船員福利雇用促進センター

合格率と難易度

有害液体汚染防止管理者の国家資格を取得する合格率や難易度に関し、3日間の講習をすべて受講するという前提で、判定試験に合格する事が必要ですが、ほぼ全員が合格でき、難易度としては簡単なレベルです。

ただし、認定証を受けるためには、船舶での作業経験が必要で、海技従事の経験者であることが条件になっています。

試験の概要

申し込み講習日程	試験開催地によって願書受付指定講習の日程等が異なります。
受講地	実施先に問い合わせ。
受験資格	受験資格（受講資格）に制限なし。ただし、認定証の交付をには、船舶に乗り込んで作業に従事した経歴が必要になります。
講習内容	講習内容・座学（2日間）　・有害液体物質関係法規　・保護具・検知器の概要　・有害液体物質の性状　・有害液体物質防除機材の取扱い　・火災の化学　・有害液体物質の防除処理　・関係法規、実習概要説明・実習（1日間）　・総合実習　・判定試験　　など
合格基準	全指定講習の修了
受講料受験料	125,600円（海上災害防止センター）非課税
合格発表	講習修了後
主催問合せ	一般財団法人海上災害防止センター防災訓練所〒220-0012 横浜市西区みなとみらい4-4-5 横浜アイマークプレイス6階 TEL：045-224-4311 その他、上に記載の指定法人