全国通訳案内士とは、国際観光振興機構(日本政府観光局)が国家試験を代行する観光庁主管の国家試験です。
通訳ガイド制度について、平成29年6月2日に公布された「改正通訳案内士法」が平成30年1月4日に施行されました。
この施行により通訳案内士は「全国通訳案内士」となり、以前は業務独占資格でしたが、名称独占資格へと見直しされました。
合格率
上記リンク先は英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語、以上の言語別に全国通訳案内士一次試験、二次試験別の合格率を記載しています。
全国通訳案内士、国家試験の合格率は8.5%~16.4%です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2023年 | 3,638 | 436 | 12.0% |
2022年 | 3,472 | 571 | 16.4% |
2021年 | 3,834 | 347 | 9.1% |
2020年 | 5,078 | 489 | 9.6% |
2019年 | 7,244 | 618 | 8.5% |
2018年 | 7,651 | 753 | 9.8% |
2017年 | 10,564 | 1,649 | 15.6% |
難易度/偏差値
全国通訳案内士の難易度は偏差値表示で65です。
試験の概要
申し込み 試験日程 | 申し込み:6月上旬から7月 試験日(筆記試験):8月下旬 試験日(口述試験):12月中旬 ※ 公式サイト参照 |
---|---|
試験地 | 筆記試験 札幌、仙台、東京、名古屋、 大阪、広島、福岡、沖縄 口述試験 英語、中国語、韓国語: 東京、大阪、福岡市 英語、中国語、韓国語以外:東京 |
受験資格 | 制限なし |
試験内容 | 筆記試験・多肢選択式:90分 以下から1ヵ国語 英語、フランス語、スペイン語、 ドイツ語、中国語、イタリア語、 ポルトガル語、ロシア語、韓国語、 タイ語 日本地理 多肢選択式 30問程度:30分 日本歴史 多肢選択式 30問程度:30分 一般常識 多肢選択式 20問程度:20分 通訳案内の実務 多肢選択式 20問程度:20分 口述試験:10分程度 通訳案内の実務。 筆記試験で選択した外国語による、 通訳案内で必要とされる コミュニケーションを図るための 実践的な能力について判定。 |
合格基準 | 筆記試験 各科目単位ではなく、 全ての科目で基準点以上の得点で合格。 ※ただし、合格基準の事後的な 調整を行うことがあります。 この調整は、平均点の乖離度および 得点分布を考慮して行います。 基準点 外国語:100点満点の70点 日本地理:100点満点の70点 日本歴史:100点満点の70点 一般常識:50点満点の30点 通訳案内の実務:50点満点の30点 口述試験 合格基準点(原則として7割)に 達しているか否かを判定。 評価する項目は 「プレゼンテーション」 「コミュニケーション (臨機応変な対応力、 会話継続への意欲等)」 「文法および語彙」 「発音および発声」 「ホスピタリティ」 |
受験料 | 随時 |
免除 | 筆記試験の免除 前年度の合格科目は、翌年に限り 該当の科目が免除される。 既に通訳案内士試験合格者で他の 外国語を受験する場合は、 「日本地理」「日本歴史」「一般常識」 「通訳案内の実務」が常に免除。 ※ただし、2017年以前の 通訳案内士試験においての合格者が、 他の外国語による全国通訳案内士試験を 受験する場合、「通訳案内の実務」の 免除を受けるためには、 観光庁長官が行う研修の修了が条件。 外国語筆記試験の免除 次のいずれかに該当する場合、 各外国語筆記試験が免除されます。 ただし「英語」 (実用英語技能検定1級合格者は除く) においては、該当の得点を得たテストの 行われた日の属する年度、または その翌年度に実施される 全国通訳案内士試験を受ける者に限る。 英語:実用英語技能検定の1級合格者、 TOEICスコア900点以上、 TOEICスピーキングスコア160点以上、 TOEICライティングスコア170点以上 フランス語: 実用フランス語技能検定の1級合格者 スペイン語: スペイン語技能検定の1級合格者、 Instituto Cervantes制作の DELEにおいて、C1またはC2 もしくはSuperiorの合格者 ドイツ語: ドイツ語技能検定試験の1級合格者 中国語:中国語検定試験の1級合格者、 HSK(漢語水平考試)の6級180点以上 (旧HSK高等試験9級以上) イタリア語: 実用イタリア語検定試験の1級合格者 韓国語: 「ハングル」能力検定の1級合格者 TOPIK(韓国語能力試験)6級230点以上 当該外国語: 国家試験と共通の外国語試験問題を 使用して実施する、 地域限定通訳案内士試験の合格者 日本地理 以下の資格者は試験が免除されます。 総合(または国内)旅行業務取扱管理者 日本歴史 次のいずれかに該当する場合、 常にに試験が免除されます。 ただし「センター試験」においては、 該当の得点を得た試験の行われた日の 属する年度、またはその年度の末日 から起算して5年以内に実施される 試験を受ける場合に限ります。 ・歴史能力検定日本史1級、2級合格者 ・大学入試センター試験 「日本史B」60点以上 一般常識 次に該当する場合、試験が免除される。 ただし、該当の得点を得た試験の 行われた日の属する年度、または その年度の末日から起算して5年以内に 実施される試験を受ける場合に限る。 大学入試センター試験「現代社会」 80点以上 |
結果発表 | 筆記試験:11月上旬 口述試験:2月上旬 |
主催 問合せ | 独立行政法人 国際観光振興機構 〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-1 電話: 050-3659-6494 全国通訳案内士試験事務局 |
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