乙種第1類 危険物取扱者(乙1)の近年の平均的な試験合格率は68%で、難易度としては偏差値表示で48です。
試験問題としては複雑な要素は無く、多くが過去問に類似した出題ですので、各科目の合格基準である6割正答率を目標とする独学の勉強方法は、過去問や模擬問題集を周回し、解説文を理解することにありますので、以下に要点を記載します。
乙1の合格率と難易度/偏差値
取扱品目
酸化性固体(塩素酸カリウム、過マンガン酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウムなど)
合格率
危険物取扱者乙1の合格率は66.9%から71.5%です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 | 8,737 | 6,114 | 70.0% |
令和4年度 | 9,498 | 6,596 | 69.4% |
令和3年度 | 11,168 | 7,872 | 70.5% |
令和2年度 | 9,190 | 6,570 | 71.5% |
平成31年 ~令和元年 | 11,465 | 7,786 | 67.9% |
平成30年度 | 12,333 | 8,256 | 66.9% |
※年度=当年4月1日~翌年3月31日
難易度/偏差値
危険物取扱者乙1の難易度は偏差値表示で48です。
科目などの免除
① 危険物に関する法令(15問)
② 基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)
③ 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(10問)
上記が乙種の試験科目ですが、免除対象は以下のようになります。
- 乙種危険物取扱者免状を有する者は、科目①と②が免除。
- 火薬類免状を有する者は、科目②と③が一部免除。
- 乙種危険物取扱者免状を有し、かつ火薬類免状を有する科目免除申請者は、科目①と②の全部と③の一部が免除。
乙1の勉強方法はテキストと過去問
過去問(無料)
公式サイトの過去問を参照して下さい。
過去問のPDFをダウンロードできます。
勉強方法と勉強時間
危険物取扱者 乙1の合格基準は科目ごとに6割以上の正答率です。
五肢択一の試験方式なのですが、乙種は常識問題、または過去問(既出問題)に類似したものが多いので、テキストは1冊で良く、勉強方法としては、過去問や練習問題とその解説文の熟読が必須になります。
独学の勉強方法として
・可能な範囲の過去問・類似問題を行い直ぐに自己採点
・解説文を熟読
・間違った問題の要点を専用のノートに記録
・同じ問題集を周回し100点満点に近づける
・その上で初見の過去問または模擬問題集の実行と自己採点。
・この時点で合格基準点を超えるかどうかで自己の実力を判定する
・点数が足りない場合は同じことをさらに実行
勉強時間は1週間でも可能と考えますが、余裕を見て1ヶ月としてください
独学と参考書など(PR)
合格するためにはすべての科目が(科目毎ごとに)6割以上の正答率がですので要注意です。
・市販のテキストと問題集(過去問に類似)
乙種4種以外の試験には「乙1.2.3.5.6類」シリーズが定番です。
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試験の概要
資格種類 | 国家資格 業務独占資格、必置資格 名称独占資格 |
---|---|
受験資格 | 受験資格の制限なし。 |
試験の範囲 | ① 危険物に関する法令(15問) ② 基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問) ③ 危険物の性質並びにその火災予防 及び消火の方法(10問) |
試験時間 | 2時間 |
出題形式 | 五肢択一 |
合格基準 | 試験科目ごとの成績が、 それぞれ60%以上の得点率 |
免除(科目等) | 乙種危険物取扱者免状を有する者は、 科目①と②が免除。 火薬類免状を有する者は、 科目②と③が一部免除。 乙種危険物取扱者免状を有し、かつ 火薬類免状を有する科目免除申請者は、 科目①と②の全部と③の一部が免除。 |
問合せ | 一般財団法人消防試験研究センター 中央試験センター 03-3460-7798 |
申し込み | 一般財団法人 消防試験研究センター |
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