消費税法能力検定試験とは、会計処理時においての消費税の取り扱い、税務署への書類作成などの税務処理ができるなど、応用的税務処理など消費税に関する知識・計算力、実務処理能力を評価する検定試験です。
消費税法能力検定試験の区分は1級、2級、3級があり、試験は年に3回ずつ、公益社団法人 全国経理教育協会が主催・実施しています。
合格率と難易度
消費税法能力検定、各級の合格率を下表に記載しました。
各級は1年に複数回の試験がありますが、下表の数字は試験回ではなく、年度別に単年度分の合計を記載しています。
1級の合格率は2021年までは79%程度でしたが、令和4年度5月試験からは急に難易度が上がり、合格率は19.4%という非常に厳しい結果でしたが、令和5年度の合格率は53.6%まで上昇回復しました。
このような急変がありましたが、消費税法能力検定の合格率は、1級が19.4%から79.5%、2級が76.5%から91.2%、3級が65.1%から96.9%です。
消費税法能力検定試験の難易度は偏差値表示で1級が50、2級が40、3級が36です。
1級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和6年度 2024年5月と10月 | 445 | 88 | 19.8% |
令和5年度 2023年5月と10月 | 414 | 222 | 53.6% |
令和4年度 2022年5月と10月 | 309 | 60 | 19.4% |
令和3年度 2021年 | 541 | 427 | 78.9% |
2020年 | 506 | 398 | 78.7% |
2019年 | 585 | 465 | 79.5% |
2級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2024年2月 2023年10月 | 1,566 | 1,198 | 76.5% |
令和4年度 2023年2月 2022年10月 | 1,454 | 1,130 | 77.7% |
2021年 | 1,156 | 1,044 | 90.3% |
2020年 | 1,046 | 954 | 91.2% |
2019年 | 1,166 | 1,032 | 88.5% |
3級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2024年2月 2023年10月 | 1,114 | 1,000 | 89.8% |
令和4年度 2022年10月 2023年2月 | 1,231 | 802 | 65.1% |
2021年 | 1,063 | 1,021 | 96.0% |
2020年 | 1,032 | 998 | 96.7% |
2019年 | 1,315 | 1,274 | 96.9% |
試験の概要
申し込み 試験日程 | 申し込み: ① 4月中旬~中旬頃まで ② 9月上旬~10月上旬頃まで ③ 12月中旬~1月上旬頃まで 試験日: ① 5月中旬頃 ② 10月下旬頃 ③ 2月上旬頃 |
---|---|
試験地 | 全国各地の専門学校 試験会場一覧 |
受験資格 | 制限なし |
試験内容 | 1級:90分 2級:60分 3級:60分 科目 ・税金のしくみ ・課税標準額の計算の基本 ・税額控除等の計算 ・地方消費税の簡単な計算 ・法令等 ・総則 ・課税標準及び税率 ・税額控除等 ・申告、納付、還付等、雑則、 罰則、地方消費税 ・経理処理についての文章問題・ 仕訳問題・計算問題 |
合格基準 | 各級100点満点中 70点以上で合格。 |
受験料 | 1級:3,500円 2級:2,700円 3級:2,300円 税込 |
合格発表 | 合格発表は公式サイト 合格発表のページを参照 |
主催 問合せ | 公益社団法人 全国経理教育協会 〒170-0004 東京都豊島区北大塚1-13-12 電話 03-3918-6133 |
履歴書の書き方
令和○年○月○日
消費税法能力検定〇級 合格
所轄・主催:
公益社団法人 全国経理教育協会
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過去問と勉強法・勉強時間
過去問の入手
消費税法能力検定の過去問を安価に入手方法は、公式サイトにて販売されています。
しかし、過去問のPDFで内容を知る事が目的なのではなく、過去問を理解して合格基準以上の実力をつけることが目的ですので、公式テキストとの同時進行は必須になりますので、公式テキストの同時購入もおすすめします。
勉強方法・勉強時間
- テキストはとりあえず目を通す
- 過去問1回分を規定時間内で行う
- すぐに採点(当初は点数を気にしない)
- 間違った部分のテキスト参照とノート作成
- 同じ手順で入手可能な範囲で多くの過去問を行う
- 以上を同じ過去問で常に満点になるまで多くの過去問を反復周回する(重要)
- 法律の改正があれば、要点をノートに記入し作成する。
- 初見の過去問または模擬問題集で合格点を取れるかどうか自己の実力を調べる。
- 勉強時間は初見の問題でいつも合格点が取れるかどうかで判断
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