金融業務2級海外進出・取引コース

金融財政事情研究会（きんざい）が主催する金融業務能力検定種目の一つです、金融業務2級海外進出・取引コース試験の合格者は「海外進出・取引アドバイザー」として認定と公式ページに記載されています。

この資格試験は渉外担当者として最低限知っておくべき海外取引に関する基本的な知識を問います。

「取引先との対話場面をイメージしながら理解を深めることができるような事例問題も出題します」

このように公式ページに記載されていますが、その難易度が高いわけではなく、その内容も基本知識です。

現実的な事ですが、自分が試験の合格後に「海外進出・取引アドバイザー」という立場での渉外担当であっても、顧客の方が知識も経験値も格段に上だったという可能性は高いので、担当者はそのような自覚も重要です。

試験の形式は四答択一式30問、総合問題10題で構成され、合格基準は100点満点の70点以上の絶対評価を採用していますが、合格率および結果の詳細は公表されていません。

CBT方式(Computer Based Testing)で実施される試験の合否は、絶対評価であるがゆえに毎回の試験問題の難易度にバラツキがあり、それと共に合格率も一定ではないのですが、それらの平均的な数字としてこの金融業務2級金融業務2級海外進出・取引コース試験難易度は偏差値53です。

※2024年3月31日をもって休止。最終受験日は2024年3月31日

試験の概要

受験日	通年実施。
受験資格試験の対象者	受験資格に制限なし渉外担当者・融資担当者等、第一線で取引先の海外進出・海外取引（貿易取引等）に関する相談を受ける行職員 ※受験資格は特にありません
試験の範囲	1.海外進出コンサルティング 2.中国およびインドの投資環境 3.アセアン諸国の投資環境 4.外国為替の基礎知識 5.貿易取引 6.総合問題
試験時間	120分 ※ 試験開始前に操作方法等の案内がある。
出題形式	四答択一式30問、総合問題10題
合格基準	100点満点で70点以上
受験料（税込）	2023年4月1日より7,700円 2023年3月31日まで6,050円
合格発表	試験終了後、その場で合否に係るスコアレポートが手交されます。合格者は、試験日の翌日以降、「海外進出・取引アドバイザー」の認定証をマイページから PDF形式で出力できます。
持込み品	携帯電話、筆記用具、計算機、参考書および六法等を含め、自席への私物の持込みは認められていません。テストセンターに設置されているロッカー等に保管してください。メモ用紙・筆記用具はテストセンターで貸し出されます。算問題については、試験画面上に表示される電卓を利用 ※指定の確認用身分証明は要持参