中小企業診断士の法令においての定義は「経営の診断又は経営に関する助言を行うもの」。
国家資格として唯一の経営コンサルタントです。
コンサル業として独立後に高収入を得る例ももちろんあります。
しかし近年においては独立派よりも会社員派が多く、そのとらえ方としては、将来の管理職や経営陣を念頭に、自己が「経営マネジメント能」を持っていることの証明という認識で、中小企業診断士の資格取得を目指す方々が多数派になってきました。
中小企業診断士の一次試験合格率は17.7%~30.2%、 二次試験合格率は18.3%~19.4% 、その後の口述試験の合格率は99%以上です。 中小企業診断士試験の難易度は偏差値表示として63です。
将来性・難易度・受験資格・免除
資格種類 :国家資格
属性 :名称独占資格
将来性 :□□□□□□
難易度 :□□□□□□
勉強時間 :1200時間
受験資格 :
一次試験 :制限なし
二次試験 :一次試験の合格者
1次試験合格(全科目合格)の有効期間は2年間
1次試験合格までの科目合格の有効期間は3年間
実務補習・実務従事 :
二次試験合格者の中で、3年を経過していない事。
年収 :700万程度
年収300万円前後、年収500万円~1000万円、年収1000万円以上のほぼ3層に分かれており、全体に対し、各3割前後の割合
一次試験の科目免除 :
別の資格者に対して一次試験の科目免除があるが、詳細は公式サイトにて要確認
合格率
中小企業診断士の合格率は一次試験が17.7%から42.5%、二次試験が18.3%から19.4%、口述試験が毎回99%以上で、試験の難易度としては偏差値表示で63です。
一次試験の合格率
一次試験合格率:17.7%から42.5%
例年の受験数者13,000~14,000人前後
3,000~6,000人前後の合格
中小企業診断士 一次試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年 令和5年度 | 21,713 | 5,521 | 25.4% |
令和4年度 | 17,345 | 5,019 | 28.9% |
令和3年度 | 16,057 | 5,839 | 36.4% |
令和2年度 | 11,785 | 5,005 | 42.5% |
令和1年度 | 14,691 | 4,444 | 30.2% |
平成30年度 | 13,773 | 3,236 | 23.5% |
平成29年度 | 14,343 | 3,106 | 21.7% |
平成28年度 | 13,605 | 2,404 | 17.7% |
二次試験の合格率
二次試験合格率:18.3%から19.4%
4,000~9,000人前後が受験し、1,000人前後の方が合格
また、2次試験の筆記試験合格後の口述試験の合格率は99%以上
中小企業診断士 二次試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年 令和5年度 | 8,241 | 1,557 | 18.9% |
令和4年度 2022年 | 8,712 | 1,632 | 18.7% |
令和3年度 | 8,757 | 1,605 | 18.3% |
令和2年度 | 6,388 | 1,174 | 18.4% |
令和1年度 | 5,954 | 1,088 | 18.3% |
30年度 | 4,812 | 905 | 18.8% |
29年度 | 4,279 | 828 | 19.4% |
口述試験の合格率
中小企業診断士 口述試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年 令和5年度 | 1,557 | 1,555 | 99.9% |
令和4年度 | 1,632 | 1,625 | 99.6% |
令和3年度 | 1,605 | 1,600 | 99.7% |
令和2年度 | 1,175 | 1,174 | 99.9% |
令和1年度 | 1,091 | 1,088 | 99.7% |
難易度と偏差値
中小企業診断士試験の難易度は偏差値表示で63です。
合格基準
一次試験の合格基準:
免除科目を除く全科目を受験し、科目の総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
科目合格基準は、試験委員会が相当と認めた得点比率
目安として60%の得点率
3年以内に免除科目を除く全科目に合格することで1次試験合格となる。
免除科目を除く全科目を受験していない場合、「総点数による合格基準」は適用されない。
科目合格は、1次試験合格となった時点で、それまでの科目合格による受験免除の権利はなくる。
二次試験、筆記試験と口述試験の合格基準
筆記試験における総点数の60%以上で、かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準とする。
試験形式、時間、配点
一次試験:
マークシート形式による四肢択一または五肢択一
①経済学・経済政策60分、②財務・会計60分、③企業経営理論90分、④運営管理90分、⑤経営法務60分、⑥経営情報システム60分、⑦中小企業経営・中小企業政策90分
配点はすべて各100点
二次試験の筆記試験:
①【事例Ⅰ】組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例
②【事例Ⅱ】マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例
③【事例Ⅲ】生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例
④【事例Ⅳ】財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例
試験時間は各80分、配点は各100点
二次試験の口述試験 :
中小企業の診断及び助言に関する能力について、筆記試験の事例などをもとに、個人ごとに面接
約10分
評定が60%以上
実務補習・実務従事
第2次試験合格後、3年以内に実務補習を15日以上受けるか、実務に15日以上従事することにより、中小企業診断士としての登録の申請を行うことができます。
実務補習
- 登録実務補習機関による実務補習
- 中小企業基盤整備機構、都道府県等中小企業支援センターにおける実務補習
診断・助言業務
- 国・都道府県等、中小企業基盤整備機構又は都道府県等中小企業支援センターが行う診断・助言業務
- 中小企業基盤整備機構又は都道府県等支援センターが行う窓口相談などの業務
- 中小企業に関する団体が行う中小企業の診断・助言又は窓口相談などの業務その他の団体又は個人が行う診断・助言又は窓口相談の業務
- 中小企業の振興に関する国際協力などのための海外における業務
試験日と申し込み手順
試験日
一次試験:7~8月上旬 2日間
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇
二次試験:
筆記試験が10月中旬〜下旬
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡
口述試験が12月中旬
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡
実務補習・実務従事
2・3月(5日間・15日間)、7・8・9月(5日間のみ)に実施され、土日祝中心に行われる。
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡
受験料
(2019年実績として)
一次試験 :13,000円
二次試験 :17,200円
実務補習・実務従事
5日間コース : 50,000円
15日間コース : 148,600円
試験申込み
一般社団法人 中小企業診断協会
東京都中央区銀座1-14-11銀松ビル
TEL:03-3563-0851
FAX:03-3567-5927
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