医学部に進学して、医師国家試験に合格するまでの費用と防衛医科大学校に進学の場合の比較をしてみました。
合格率と難易度/偏差値
医師国家試験の合格率推移
近年の医師国家試験の合格率は89.0%から92.4%です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2024年 令和6年2月 実施 | 10,336 | 9,547 | 92.4% |
令和4年度 2023年 令和5年2月 | 10,293 | 9,432 | 91.6% |
令和3年度 2022年 令和4年2月 | 10,061 | 9,222 | 91.7% |
令和2年度 | 9,910 | 9,058 | 91.4% |
令和1年度 | 10,140 | 9,341 | 92.1% |
平成30年度 | 10,146 | 9,029 | 89.0% |
平成29年度 | 10,010 | 9,024 | 90.1% |
試験の難易度
医師国家試験の難易度は偏差値表示で75です。
医師国家試験の概要
受験資格 | 医師国家試験 学校教育法に基づく大学において、 医学の正規の課程を修めて卒業した者。 医師国家試験予備試験に合格した者で、 合格した後1年以上の診療及び公衆 衛生に関する実地修練を経た者。 外国の医学校を卒業し、又は 外国で医師免許を得た者であって、 厚生労働大臣が(1)又は(2)に 掲げる者と同等以上の学力及び 技能を有し、かつ、適当と認定した者 沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の 特別措置等に関する政令第17条第1項の 規定により医師法の規定による医師免許を 受けたものとみなされる者であって、 厚生労働大臣が認定した者。 医師国家予備試験 外国の医学校卒業者又は、 医師免許を得た者で、 厚生大臣が認定した者。 |
試験内容 | 医師国家試験 臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、 医師として具有すべき知識及び技能 医師国家予備試験 第1部試験 解剖学(組織学を含む。) 生理学、生化学(免疫学を含む) 薬理学、病理学(法医学を含む) 微生物学(寄生虫学を含む) 衛生学(公衆衛生学を含む) 第2部試験 筆記試験 (内科学、小児科学、精神科学、外科学、 整形外科学、産科・婦人科学、皮膚科学、 泌尿器科学、耳鼻いんこう科学、眼科学、 放射線科学及び救急医学(麻酔科学を含む) 実地試験 (内科学、外科学、産科・婦人科学、 小児科学及び救急医学(麻酔科学を含む) ) |
合格基準 | 令和3年度(2022年2月) 必修問題は、一般問題を1問1点、 臨床実地問題を1問3点とし、 総得点が158点以上/197点(80.2%) 必修問題を除いた一般問題および 臨床実地問題は、各々1問1点とし、 総得点が214点以上/297点(72.1%) 禁忌肢問題選択数は、3問以下 令和2年度(2021年2月) 必修問題は、一般問題を1問1点、 臨床実地問題を1問3点とし、 総得点が160点以上/200点(80.0%) 必修問題を除いた一般問題および 臨床実地問題については、 各々1問1点とし、 総得点が209点以上/300点(69.7%) 禁忌肢問題選択数は、3問以下 令和1年度(2020年2月) 必修問題は、一般問題を1問1点、 臨床実地問題を1問3点とし、 総得点が158点以上/197点(80.2%) 必修問題を除いた一般問題および 臨床実地問題は、各々1問1点とし、 総得点が217点以上/299点(72.6%) 禁忌肢問題選択数は、3問以下 |
申し込み | 医師国家試験 11月上旬頃~下旬頃まで 医師国家予備試験 ・第1部試験 6月下旬~7月中旬頃まで ・第2部試験 9月下旬~10月上旬頃まで |
試験日程 | 医師国家試験 2月上旬位の2日間 受験地 北海道、宮城、東京、新潟、愛知、 石川、大阪、広島、香川、福岡、 熊本、沖縄 医師国家予備試験 ・第1部試験 6月中旬頃 ・第2部試験 筆記試験:9月下旬頃 実地試験:11月上旬頃 受験地:東京 |
主催 | 医師国家試験 医師国家試験運営本部事務所 03-5579-6903 医師国家試験予備試験 厚生労働省医政局医事課試験免許室 03-5253-1111(内線4143) 厚生労働省 医師国家試験 厚生労働省 医師国家試験予備試験 |
医学部医学科6年間にかかる学費
国立・公立大学、医学部医学科6年間の学費
(千円単位省略で)
国立・公立大学の初期費用になる入学金は28万円
授業料は54万円/年
1年目入学金+授業料=82万円
2年目以降の学費=54万円×5年間=270万円
国立・公立大学の6年間学費合計=約350万円(例外有り)
私立大学、医学部医学科で6年間の学費
学費が安い私立大学医学部医学科5選
国際医療福祉大学、約1850万円
順天堂大学、約2100万円
慶應義塾大学、約2200万円
日本医科大学 約2200万円
東京慈恵会医科大学、約2300万円
防衛医科大学校、医学部医学科に学費は無い
防衛医科大学校は入学に際し入学金・授業料の納入はありません。
防衛医科大学校に在学中の身分は、特別職の国家公務員で、住居は全寮制、食事、一部被服や寝具など貸与または支給されます。
学生手当として117,000円(2020年1月現在※学生手当については、法律の改正により改正される場合があります。)、別途賞与は年2回(6月、12月)支給されます。
防衛医科大学校を卒業して、自衛隊に勤務することになるのですが、もしも9年未満で退官する場合は、在学時の経費を返還する必要があります。
これは9年間勤務することにより、償還金がゼロになるシステムで、退官までの勤務年数により償還金が減っていき9年後に無くなるという内容です。
多くの日本人にとって自衛隊の医官に接する機会は少ないと思いますが、埼玉県所沢市に防衛医科大学校があり附属病院もあります。
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