海上保安学校学生採用試験(4月入校)合格率/倍率・難易度/偏差値

国家資格

海上保安庁の教育機関である海上保安学校において学ぶ専門知識や技術に関して、学科は「船舶運航システム課程」「航空課程」「情報システム課程」「管制課程」「海洋科学課程」に分かれています。

試験に合格し、受験者だった人は海上保安学校の学生となるわけですが学費は無料で、入校と同時に一般職の国家公務員として海上保安庁の職員に採用されますので、給与が支給されます。

各課程の合格率と倍率、偏差値などを下表に記しますので参考にしてください。

課程と職務

船舶運航システム課程

巡視船等に乗組み、領海警備、海難救助、海上犯罪の取締り(教育期間1年)

航空課程

飛行機又はヘリコプターの操縦士として、領海警備、海難救助、海上犯罪の取締り(教育期間1年)

情報システム課程

巡視船等にて、取締りなどの業務や通信機器の運用管理の業務等に従事など(教育期間2年)

管制課程

主に運用管制官と航路入航間隔の情報の提供や調整等(教育期間2年)

海洋科学課程

本庁、管区本部などに勤務、海洋観測、測量、海図の作成等(教育期間1年)

合格率と倍率

海上保安学校学生採用試験、全課程の合格率は26.6%から35.9%。

合格倍率は2.8倍から3.8倍です。

各課程の合格率/倍率は詳細ページに記載してます。

海上保安学校学生採用試験、各課程の難易度は全て同じで偏差値表示で59です。

・海上保安学校学生(4月入校)の合格率

全数受験者数合格者数合格率倍率
2023年1,85366535.9%2.8倍
2022年2,17564729.7%3.4倍
2021年2,41664326.6%3.8倍
海上保安学校学生(4月入校)の合格率

・船舶運航システム課程

船舶運航システム課程受験者数合格者数合格率
2023年1,52356337.0%
2022年1,82151928.5%
2021年2,04554526.7%
海上保安学校学生(4月入校)の合格率・船舶運航システム課程

・航空課程

航空課程受験者数合格者数合格率
2023年1722715.7%
2022年1643420.7%
2021年16874.2%
海上保安学校学生(4月入校)の合格率・航空課程

・情報システム課程

情報システム課程受験者数合格者数合格率
2023年603253.3%
2022年945053.2%
2021年984343.9%
海上保安学校学生(4月入校)の合格率・情報システム課程

・情報システム課程

管制課程受験者数合格者数合格率
2023年401845.0%
2022年482450.0%
2021年562544.6%
海上保安学校学生(4月入校)の合格率・情報システム課程

・海洋科学課程

海洋科学課程受験者数合格者数合格率
2023年582543.1%
2022年482041.7%
2021年492346.9%
海上保安学校学生(4月入校)の合格率・海洋科学課程

海上保安学校学生(4月入校)の詳細ページ

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試験概要

申し込み

試験日程

合格発表
申し込み受付期間
7月下旬頃

第1次試験日
9月下旬

第1次試験合格発表日
10月上旬

第2次試験日
10月中旬~下旬

最終合格発表日(航空課程以外)
11月下旬

第3次試験日(航空課程)
12月上旬~中旬

最終合格発表日(航空課程)
翌年1月中旬
受験資格
(1)試験年度の4月1日において
高等学校又は中等教育学校を
卒業した日の翌日から起算して
12年を経過していない者及び
試験年度3月までに高等学校又は
中等教育学校を卒業する見込みの者

(2)高等専門学校の第3学年の課程を
修了した者であって、
試験年度4月1日において当該課程を
修了した日の翌日から起算して12年を
経過していない等人事院が
(1)に揚げる者と同等の資格があると
みとめる者

※次のいずれかに該当する者は、
この試験を受けることができません。

1.日本の国籍を有しない者。

2.国家公務員法第38条の規定により
国家公務員となることができない者

・禁錮以上の刑に処せられ、
その執行を終わるまでの者または
その刑の執行猶予の期間中の者、
その他その執行を受けることが
なくなるまでの者

・一般職の国家公務員として
懲戒免職の処分を受け、
その処分の日から2年を経過しない者

・日本国憲法またはその下に成立した
政府を暴力で破壊することを主張する
政党その他の団体を結成し、または
これに加入した者

3.平成11年改正前の民法の規定による
準禁治産者の宣告を受けているもの
(心神耗弱を原因とするもの以外)
受験料無料
試験内容船舶運航 システム課程

・第一次試験

基礎能力試験(多肢選択式)
知能分野及び知識分野についての
筆記試験

作文試験
文章による表現力、課題に対する
理解力などについての筆記試験

・第2次試験

人物試験
人柄、対人的能力などについての
個別面接

身体検査
主として胸部疾患
(胸部エックス線撮影を含む)、
血圧、尿、その他一般内科系検査

身体測
身長、体重、視力、色覚、聴力に
ついての測定

体力測定

反復横跳び
20秒間のうちにサイドステップを
することが何回できるかを検査
基準は男子44回以上、
女子37回以上

上体起こし
30秒間のうちに上体を起こすことが
何回できるかを検査
基準は男子21回以上、
女子13回以上

鉄棒両手ぶら下がり
鉄棒を両手で握り両足を床から
離してぶら下がり、10秒以上
耐えることができるかを検査

航空課程

・第一次試験

基礎能力試験(多肢選択式)
知能分野及び知識分野についての
筆記試験

学科試験(多肢選択式)
数学、英語

・第二次試験

人物試験
人柄、対人的能力などについての
個別面接

身体検査
一般検査、呼吸器系検査、循環器系検査、
消化器系検査(口腔及び歯牙を除く)、
血液及び造血臓器検査、腎臓、
泌尿器系及び生殖器系検査、
運動器系検査、眼検査、
視機能検査、耳鼻咽喉検査、
口腔及び歯牙検査、総合検査

身体測定
身長、体重、視力、色覚、聴力に
ついての測定

体力検査
上と同じ

・第三次試験

人物試験
人柄、対人的能力などについての
個別面接

適性検査
模擬飛行装置を使用しての操縦検査

身体測定
精神及び神経系検査

管制課程

・第一次試験
基礎能力試験(多肢選択式)
知能分野及び知識分野についての
筆記試験

学科試験(多肢選択式)
数学、英語

・第二次試験

人物試験
人柄、対人的能力などについての
個別面接

身体検査
主として胸部疾患
(胸部エックス線撮影を含む。)、
血圧、尿その他一般内科系検査

身体測定
身長、体重、視力、色覚、聴力に
ついての測定

体力検査
上と同じ

情報システム課程

・第一次試験

基礎能力試験(多肢選択式)
知能分野及び知識分野についての
筆記試験

学科試験(多肢選択式)
数学、英語

・第二次試験
上と同じ

海洋科学課程

・第一次試験

基礎能力試験(多肢選択式)
知能分野及び知識分野についての
筆記試験

学科試験(多肢選択式)
数学、英語、物理

・第二次試験

人物試験、身体検査、身体検査
上と同じ

体力検査
鉄棒両手ぶら下がり
鉄棒を両手で握り両足を床から離して
ぶら下がり、10秒以上耐える
ことができるかを検査

※次のいずれかに該当する者は
不合格となります。

船舶運航システム課程・
情報システム課程・管制課程


身長が男子157cm、
女子150cmに満たない者

体重が男子48kg、
女子41kgに満たない者

視力(裸眼又は矯正)がどちらか
1眼でも0.6 に満たない者

色覚に異常のある者
(職務遂行に支障のない程度の者は
差し支えない。)

どちらか片耳でも
2,000 、1,000 、500 各ヘルツでの
検査結果をもとに算出した
聴力レベルデシベルが
40デシベル以上の
音の失聴のある者

四肢の運動機能に異常のある者

海洋科学課程
視力(裸眼又は矯正)がどちらか
1眼でも0.6 に満たない者
色覚に異常のある者
(職務遂行に支障のない程度の者は
差し支えない。)
どちらか片耳でも
2,000 、1,000 、500 各ヘルツでの
検査結果をもとに算出した
聴力レベルデシベルが
40デシベル以上の音の失聴のある者
四肢の運動機能に異常のある者

航空課程
身長が158cmに満たない者又は
190cmを超える者

体重が男子48kg、
女子41kgに満たない者

各眼が裸眼で0.7以上及び
両眼で1.0以上の遠見視力を
有しない者又は各眼について、
各レンズの屈折度が
(±)8ジオプトリー
を超えない範囲の常用眼鏡により
0.7以上、かつ、両眼で1.0以上に
矯正することができない者
どちらか1眼でも、
30~50cmの視距離で、裸眼又は
矯正により近見視力表
(30cm視力用)の0.5の
視標を判読できない者
色覚に異常のある者
どちらか片耳でも、
次のいずれかの失聴のある者
・3000ヘルツの周波数において
50デシベル超
・2000ヘルツの周波数において
35デシベル超
・1000ヘルツの周波数において
35デシベル超
・500ヘルツの周波数において
35デシベル超
その他操縦士として航空業務に
支障のある者
合格基準船舶運航システム課程
前提
筆記試験の得点は各試験種目の素点
そのまま用いるのではなく、
標準偏差を利用した「標準点」
を用います。

人物試験においては、
各受験者についてA~Eの5段階で評価し、
この評価結果が正規分布する
ものとみなして、各段階の
標準点を算出します。

作文試験、身体検査、身体測定
および体力検査については、
得点を算出せず合否の判定のみを
行います。

※最低限必要な下限の得点に達しない
試験種目が一つでも存在する者は、
他の試験種目の成績にかかわらず
不合格となります。

この下限の得点は、
基礎能力試験は満点の30%、
人物試験はC評価とします。

第1次試験の合格者の決定
基礎能力試験が下限の得点以上の場合、
基礎能力試験の標準点に基づいて、
第1次試験の合格者を決定します。

最終合格者の決定
第1次試験合格者のうち、作文試験、
身体検査、身体測定および体力検査に
合格し、かつ人物試験においてA~Cの
評価である者について、
全ての試験種目の標準点を合計した
得点に基づいて最終合格者を決定します。

航空課程
前提
筆記試験の得点は各試験種目の素点を
そのまま用いるのではなく、
標準偏差を利用した「標準点」
を用います。
人物試験においては、
各受験者についてA~Eの5段階で評価し、
この評価結果が正規分布するものと
みなして、各段階の標準点を算出します。
身体検査、身体測定、体力検査および
適性検査については、得点を算出せず
合否の判定のみを行います。

※最低限必要な下限の得点に達しない
試験種目が一つでも存在する者に
ついては、他の試験種目の成績に
かかわらず不合格となります。
この下限の得点は、筆記試験の
各種目は満点の30%、
人物試験はC評価とします。

第1次試験の合格者の決定
基礎能力試験および学科試験の各得点が
いずれも下限の得点以上の場合、
両試験の標準点を合計した得点に
基づいて、第1次試験の合格者
を決定します。

第2次試験の合格者の決定
第1次試験合格者のうち、身体検査、
身体測定および体力検査に
合格した者について、基礎能力試験
および学科試験の標準点を合計した
得点に基づいて第2次試験合格者を
決定します。

最終合格者の決定
第2次試験合格者のうち、
身体検査および適正検査に合格し、
かつ人物試験において
A~Cの評価である者について、
全ての試験種目の標準点を合計した
得点に基づいて最終合格者を決定します。

管制課程
前提
筆記試験の得点は各試験種目の素点を
そのまま用いるのではなく、
標準偏差を利用した「標準点」を
用います。
人物試験においては、
各受験者についてA~Eの5段階で評価し、
この評価結果が正規分布するものと
みなして、各段階の標準点を算出します。
身体検査、身体測定および
体力検査については、得点を算出せず
合否の判定のみを行います。
※最低限必要な下限の得点に達しない
試験種目が一つでも存在する者に
ついては、他の試験種目の成績に
かかわらず不合格となります。
この下限の得点は、基礎能力試験の
基準点は原則として満点の30%、
学科試験は原則として満点の30%、
英語については5点、
人物試験はC評価とします。

第1次試験の合格者の決定
基礎能力試験および学科試験の
各得点がいずれも下限の得点以上の
場合、両試験の標準点を合計した
得点に基づいて、
第1次試験の合格者を決定します。

最終合格者の決定
第1次試験合格者のうち、身体検査、
身体測定および体力検査に合格し、
かつ人物試験においてA~Cの
評価である者について、全ての試験種目
の標準点を合計した得点に基づいて
最終合格者を決定します。

情報システム課程、海洋科学課程
前提
筆記試験の得点は各試験種目の素点を
そのまま用いるのではなく、
標準偏差を利用した「標準点」
を用います。
人物試験においては、各受験者について
A~Eの5段階で評価し、
この評価結果が正規分布するものと
みなして、各段階の標準点を算出します。
身体検査、身体測定および
体力検査については、得点を算出せず
合否の判定のみを行います。
※最低限必要な下限の得点に達しない
試験種目が一つでも存在する
者については、他の試験種目の成績に
かかわらず不合格となります。
この下限の得点は、筆記試験の
各試験種目は満点の30%、
人物試験はC評価とします。

第1次試験の合格者の決定
基礎能力試験および
学科試験の各得点がいずれも
下限の得点以上の場合、
両試験の標準点を合計した得点に
基づいて、
第1次試験の合格者を決定します。

最終合格者の決定
第1次試験合格者のうち、身体検査、
身体測定および体力検査に合格し、
かつ人物試験においてA~Cの評価
である者について、全ての試験種目の
標準点を合計した得点に基づいて
最終合格者を決定します。
主催海上保安庁
総務部教育訓練管理官付学校教育係
〒100-8976 東京都千代田区霞が関 2-1-3
TEL 03-3580-0936
海上保安学校学生採用試験の概要

勉強方法、過去問、傾向と対策

傾向と対策(本)に目を通したうえで、過去問に重点を置いた勉強方法が非常に有効になります。

・毎日1回分の過去問
・自己採点+解説文の熟読
・過去問は1周ではなく周回し、毎回満点になるまで続ける
・通勤・通学時間はアプリを利用

公式サイトに記載された過去問

過去問(サンプル)

市販の問題集(過去問)

〔PR〕海上保安大学校 海上保安学校採用試験問題集ーその傾向と対策1

〔PR〕海上保安大学校 海上保安学校採用試験問題集ーその傾向と対策2

受験のための通信講座・予備校など

上記の合格率や偏差値を見てお分かりの通り、合格は簡単ではありません。

常に良い成績の良い方は独学も可能ですが、たとえばいつも平均的な成績の方は対策なしでは駄目です。

なぜなら全課程の平均で言えば、倍率は5.1倍から7.3倍だからです。

たとえばもし自分の成績が受験者集団の平均よりは上位程度であったのなら、本試験は不合格です。

試験勉強の当初より、要点を押さえた効率の良い学習方法をできるかどうかが明暗を分けます。

通信講座

この段落内はプロモーション(PR)です。

・フォーサイトは、非常に高い合格率を公表している事でおすすめ。

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・スタディングは、スマホなど利用した隙間時間の有効利用で合格実績あり。

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・ユーキャンは、沢山の資格に対応しています。

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電子書籍など

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