国家公務員一般職とは、主として省庁内の事務処理等の定型的な業務に従事する者です。国家公務員の仕事は、国益を見据え国民のために働き、国民生活や企業活動を支える環境を整備していく役割を担います。
試験区分は「大卒程度」場合は10区分ありその合格率と難易度/偏差値を以下に記載します。
試験区分
一般職大卒試験の区分
- 行政
- 電気・電子・情報
- 機械
- 土木
- 建築
- 物理
- 化学
- 農学
- 農業農村工学
- 林学
受験者数と合格率
行政と技術職、10区分合計の合格率/倍率
国家公務員一般職試験(大卒程度)の合格率/倍率は36.5%から43.6%、倍率は2.3倍から2.7倍です。
そのうち行政職では20%程度、技術職では27%~50.4%となっており、試験区分や試験年度でばらつきはあります。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 倍率 |
---|---|---|---|---|
令和6年度 2024年 | 17,463 | 7,557 | 43.3% | 2.3倍 |
令和5年度 2023年 | 18,946 | 8,269 | 43.6% | 2.3倍 |
令和4年度 2022年 | 20,788 | 8,156 | 39.2% | 2.5倍 |
令和3年度 2021年 | 20,718 | 7,553 | 36.5% | 2.7倍 |
行政職1区分と技術職9区分の受験者数と合格率
例として、2018年(平成30年)の応募者数33,582名を区分別にした受験者数と合格率は以下のようになります。
<行政職>
試験区分 (行政) | 申込者数 | 最終 合格者数 | 合格率 |
北海道 | 1,201 | 363 | 30.2% |
東北 | 1,786 | 453人 | 25.3% |
関東甲信越 | 11,616 | 1,696 | 14.6% |
東海北陸 | 2,945 | 814 | 27.6% |
近畿 | 3,953 | 749 | 18.9% |
中国 | 1,585 | 466 | 29.4% |
四国 | 1,107 | 269 | 24.2% |
九州 | 3,028 | 655 | 21.6% |
沖縄 | 859 | 186 | 21.6% |
合計 | 28,080 | 5,651 | 20.1% |
応募者が多い関東甲信越や近畿の試験は合格率が低い傾向です。
<技術職>
試験区分 | 申込者数 | 最終 合格者数 | 合格率 |
電気・電子・ 情報 | 590 | 240 | 40.6% |
機械 | 349 | 153 | 43.8% |
土木 | 1,659 | 750 | 45.2% |
建築 | 282人 | 116 | 41.1% |
物理 | 399 | 191 | 47.8% |
化学 | 629 | 130 | 20.6% |
農学 | 888 | 244 | 27.4% |
農業農村工学 | 236 | 119 | 50.4% |
林学 | 470 | 188 | 40.0% |
合計 | 5,502 | 2,131 | 38.7% |
国家公務員採用一般職試験(大卒程度)の難易度/偏差値
上記表を例に、国家公務員採用一般職試験(大卒程度)の難易度は合格率では行政職で20%程度、技術職で27%~50.4%で、試験区分や試験年度でばらつきはありますが、総合した試験の難易度として偏差値表示は63です。
試験概要
受験資格 | 1. 21歳以上30歳未満の者 2. 21歳未満の者で次に掲げるもの ① 大学を卒業した者及び 試験の実施年度の3月までに 大学を卒業する見込みの者並びに 人事院がこれらの者と同等の 資格があると認める者 ② 短期大学又は高等専門学校を卒業 した者及び試験の実施年度の3月までに 短期大学又は高等専門学校を卒業する 見込みの者並びに人事院がこれらの者と 等の資格があると認める者 (注)年齢は、各試験の実施年度の 4月1日におけるものとする。 以下の者は受験することができません。 ① 日本の国籍を有しない者 ② 国会職員法第2条の規定により 国会職員となることができない者。 成年被後見人又は被保佐人 (準禁治産者を含む。) 懲役又は禁錮の刑に処せられて、 その刑の執行を終わらない者又はその刑の 執行を受けることのなくなるまでの者。 懲戒処分により官公職を免ぜられ、 その身分を失った日から 2年を経過しない者。 前3号のいずれかに該当する者のほか、 国家公務員法(昭和22年法律第120号)の 規定により官職に就く能力を有しない者。 ※ 日本国籍を有する者であっても 外国の国籍を有する者は、 務公務員になることができません。 |
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試験内容 | (専門試験の区分) 行政、 電気・電子・情報、機械、 土木、建築、物理、化学、 農学、農業農村化学、林学 ■第1次試験 基礎能力試験 多肢選択式 40題:2時間20分 専門試験 多肢選択式 建築区分 33題:2時間 建築以外の区分 40題:3時間 一般論文試験 (※行政区分のみ)1題:1時間 文章による表現力、 課題に関する理解力などについての 短い論文による筆記試験 専門試験 記述式 建築区分 1題:2時間 建築以外の区分 1題:1時間 ※行政区分はなし 第2次試験 人物試験 人柄、対人的能力などについての 個別面接。 |
合格基準 | 基礎能力試験 基準点(最低限必要な得点)は、 原則として満点の30%で、 成績上位者より合格となります。 また、基準点に達しない試験種目が 一つでもある場合、 他の試験種目の成績にかかわらず 不合格となります。 政策課題討議試験及び人物試験 A~Eの5段階で評価し、 Dの評価に達しない受験者は 不合格となります。 |
問合せ | 人事院北海道事務局 〒060-0042 札幌市中央区大通西12 TEL 011-241-1248 人事院東北事務局 〒980-0014 仙台市青葉区本町3-2-23 TEL 022-221-2022 人事院関東事務局 〒330-9712 さいたま市中央区新都心1-1 TEL 048-740-2006~8 人事院中部事務局 〒460-0001 名古屋市中区三の丸2-5-1 TEL 052-961-6838 人事院近畿事務局 〒553-8513 大阪市福島区福島1-1-60 TEL 06-4796-2191 人事院中国事務局 〒730-0012 広島市中区上八丁堀6-30 TEL 082-228-1183 人事院四国事務局 〒760-0068 高松市松島町1-17-33 TEL 087-831-4765 人事院九州事務局 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-11-1 TEL 092-431-7733 人事院沖縄事務所 〒900-0022 那覇市樋川1-15-15 TEL 098-834-8400 |
主催 申し込み | 人事院 〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3 |
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