労働安全コンサルタントの合格率と難易度。過去問による勉強方法と勉強時間

国家資格

労働安全コンサルタントとは、労働安全衛生法82条に基づく労働安全コンサルタント国家試験に合格した者。

労働者の安全衛生水準の向上のため作業場等の診断や改善などの指導を行う事を目的としている国家資格で、名称独占資格です。

試験に合格し、厚生労働大臣が指定した機関に登録することで、労働安全コンサルタントとして活動することができます。

試験の区分

労働安全コンサルタント試験は、次の試験の区分ごとに筆記試験及び口述試験によって行います。
(1)機械(2)電気(3)化学(4)土木(5)建築
上記試験の区分の(1)~(5)のうち、いずれか一つを受験できます。

試験区分の違い

試験の区分は機械・電気・化学・土木・建築の5種類ですが、合格後の業務では試験区分に制限はされません。

合格率

試験の合格率に関し、筆記試験の合格率と口述試験の詳細は下表に記しますが、おおよその平均値での合格率で筆記試験が30%、その筆記試験の合格者に対し口述試験でおおよその合格率が80%になります。

この事から24%が労働安全コンサルタント国家試験のおおよそ平均的な合格率になります。

筆記試験

労働安全コンサルタント筆記試験の合格率は21.7%から40.1%です。

筆記試験受験者数合格者数合格率
令和4年
2022年
1,23636929.9%
2021年1,29051740.1%
2020年1,16633028.3%
2019年1,29839130.1%
2018年1,331290 21.7%
2017年1,265 30123.7%
労働安全コンサルタント筆記試験の合格率

口述試験

労働安全コンサルタント口述試験の合格率は78.5%から81.0%

口述試験受験者数合格者数合格率
令和4年度
2022年
36929279.1%
2021年51141481.0%
2020年32525678.8%
2019年38831882.0%
2018年28922778.5% 
2017年29923979.9% 
労働安全コンサルタント口述試験の合格率

難易度

労働安全コンサルタント国家試験の難易度は偏差値表示で59です。

受験資格

以下に学歴+実務経験による受験資格を記載しますが、それ以外にも多数ありますので公式サイトを参照して下さい。

学歴と実務経験の受験資格

1学校教育法による大学による大学又は旧専門学校
(明治36年勅令第61号)による
専門学校において理科系統の正規の課程を
修めて卒業した者で、その後5年以上安全の実務
2学校教育法による短期大学又は高等専門学校
において理科系統の正規の課程を修めて
卒業した者
(専門職大学前期課程にあっては、修了した者)
で、その後7年以上安全の実務に従事した
経験を有するもの
3学校教育法による高等学校
又は中等教育学校において理科系統の正規の
学科を修めて卒業した者で、その後10年
以上安全の実務に従事した経験を有するもの
労働安全コンサルタント学歴と実務経験の受験資格

その他の受験資格

上記の公式サイトリンク先を参照して下さい。

試験概要

受験資格上記参照
試験地筆記試験
北海道、宮城、東京、愛知、
兵庫、広島、福岡、

口述試験
東京、大阪

※公式サイトで要確認
申し込み

試験日程
申し込み:7月上旬~ 8月上旬ころ
試験日程(筆記)10月中旬

申し込み:11月上旬~ 中旬
口述試験(大阪)1月中旬
口述試験(東京)1月下旬~2月上旬
※公式サイトで要確認
受験料24,700円
非課税
合格率上記参照
試験内容

試験科目
筆記試験
産業安全一般(択一式):120分

産業安全関係法令(択一式):60分

機械安全、電気安全、化学安全、
土木安全、建築安全から
1科目を選択(記述式):120分

口述試験(筆記試験合格者のみ)
筆記試験の内容
合格基準一次試験(筆記試験)
総点数のおおむね60%以上
ただし、1科目につき、その満点の
40%未満のものがある場合は、
不合格となる。

二次試験(口述試験)
4段階評価の上位2ランクであること。
口述試験の合格者をもって、
最終合格者となる。
免除科目取得資格や経験年数により、
以下の科目が免除される。
公式サイトの3.科目の免除資格を参照。
主催公益財団法人 安全衛生技術試験協会
〒101-0065
東京都千代田区西神田3-8-1
千代田ファーストビル東館9階
電話 03-5275-1088
労働安全コンサルタント

過去問による独学の勉強方法と勉強時間

労働安全コンサルタント国家試験の出題傾向は、過去問をベースとして、その類似や変化形が多く見られます。

独学で4週間程度の受験勉強で試験に合格するための勉強方法、コツとしては、過去問に重点を置いた勉強方法が非常に有効になります。

・本試験と同じ時間配分での過去問を実行
・自己採点+解説文の熟読
・過去問は1周ではなく周回し、満点になるまで続ける
・間違った問題は、テキスト再確認、要点をノート記載
・隙間時間では下記0円の電子書籍を使う
・(初見の)模擬問題集で自己採点、合格基準チェック

上記の合格基準を再確認のうえ、自己の実力客観的に評価してください。

そして初見の模擬試験において常に全科目65%以上の正答率である事を目標にしてください。

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