司書(または司書補)とは、国家資格であり名称独占資格で、資格者は採用試験に合格したうえで公共図書館等で職員として勤務し管理・運営を行う専門職です。
主な仕事内容は
司書と司書補の主な仕事内容は以下のようになります。
1 | 図書館資料の選択、発注及び受け入れ |
2 | 受け入れ図書館資料の分類及び蔵書目録の作成 |
3 | 目録からの検索、図書館資料の貸出及び返却 |
4 | 図書館資料についてのレファレンスサービス、読書案内 |
5 | 読書活動推進のための各種主催事業の企画、立案と実施 |
6 | 自動車文庫による巡回等の館外奉仕活動の展開など |
合格率と難易度
ここにおいては司書・司書補の資格取得の合格率と難易度ですが、大学などで規定の単位を修了して取得するため、合格率はほぼ100%で難易度は偏差値表示で40です。
司書になるには
司書になるには、司書になるための国家資格は司書講習を受講するほか、大学・短大で単位を履修することで取得できますが、司書・司書補として実際に仕事をして活躍するには、国会・都立・市立図書館など、採用試験を受けて図書館に配属されないといけません。
司書補になるには
司書補になるには、高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、または高等専門学校第三学年を修了した者であって、大学等で実施されている司書補の講習を修了する事で資格者となり、その上で当自治体の採用試験を受けて合格しますと図書館等に配属されます。
司書の資格を取る方法
司書の資格を取得するには、以下のいずれかの方法を取る必要があります。
- 大学・短大または高等専門学校卒業生が司書講習を修了する
- 学・短大で司書資格取得に必要な科目を履修して卒業する(通信制大学や科目等履修も対象)
- 3年以上司書補としての勤務経験者が司書講習を修了する。
司書講習の概要
申し込み 講習日程 | 申し込み:4月から6月 司書講習:6月から10 このパターンが多いのですが 実施大学により異なりますので 各講習実施大学へお問合せください。 |
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試験地 | 各実施大学。 司書講習 司書講習を実施している大学 の指定場所で受講します。 |
受講資格 | 司書・司書補講習を実施している大学一覧 司書 希望する大学から募集要項を取り寄せ 直接大学に申し込む。 ◇司書講習の受講資格 大学に2年以上在学 (短大卒業者含む)し、 62単位以上を修得しているか又は 高等専門学校を卒業している者。 2年以上、司書補としての職歴 (国立国会図書館又は大学若しくは 高等専門学校の附属図書館の職員で 司書補に相当するものも含む) として勤務した経験がある者。 司書補 希望する大学から募集要項を取り寄せ 直接大学に申し込む。 ◇司書補講習の受講資格 高等学校若しくは中等教育学校を 卒業したもの又は高等専門学校 第三学年を修了した者。 |
試験内容 | ◇司書 必修科目・各2単位 生涯学習概論 図書館概論 図書館情報技術論 図書館制度・経営論 図書館サービス概論 情報サービス論 児童サービス論 情報サービス演習 図書館情報資源概論 情報資源組織論 情報資源組織演習 選択科目・各1単位 図書館基礎特論 図書館サービス特論 図書館情報資源特論 図書・図書館史 図書館施設論 図書館総合演習 図書館実習 ◇司書補 (単位数) 生涯学習概論: (1) 図書館の基礎: (2) 図書館サービスの基礎: (2) レファレンスサービス: (1) レファレンス資料の解題: (1) 情報検索サービス: (1) 図書館の資料: (2) 資料の整理: (2) 資料の整理演習: (1) 児童サービスの基礎: (1) 図書館特講:(1) |
合格基準 | ◇司書 講習にて13科目24単位 (必修11科目22単位と 選択2科目2単位)を修得する。 ◇司書補 講習において11科目15単位を修得する。 |
受講料 | 受講する大学により異なります。 |
免除 | ◇司書 大学(短大を含む)で司書資格取得に 必要な科目を履修し卒業をした場合、 司書の資格がある。 ※司書講習相当科目の単位認定大学一覧 |
問合せ | 文部科学省 総合教育政策局地域学習推進課 社会教育人材研修係 電話番号:03-5253-4111(内線3676) |
司書養成科目開講大学一覧
講習ではなく、大学生として学び司書の資格を得たい場合は、その対応できる大学として、文部科学省のリンク先で司書養成科目開講大学一覧を参照して下さい。
通信制大学
高卒は卒業しているが、(通信制で)大学卒業の学歴と司書の資格が欲しい、教育者を目指したいなどの場合は、以下資料を取り寄せ検討してみて下さい。
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司書もんのリンク先にあるコメントは
【概要】 ◇図書館職員採用試験の問題集として定番になった『司書もん』の第2版。
『日本目録規則』2018年版や『日本十進分類法』新訂10版、アメリカ図書館協会「図書館の権利宣言」の2019年改正、図書館法の2019(令和元)年改正、著作権法の2018(平成30)年改正、ジャパンサーチなどについて加筆。
その他、データを全体的に新しくするなどし、初版からバージョンアップ
◇各種の図書館職員採用試験の過去問の分析に基づき、頻出する分野について問題・解答・解説を設けた。
第1巻であり、続巻を予定 ◇対象読者として、正規職員の採用試験の受験者を想定。嘱託職員などにも採用試験が課される場合があり、その対策にも使用可能。館種は限定せず、様々な図書館の志望者が活用できる
◇図書館職員採用試験における専門試験に的を絞る(教養試験や面接は対象外)
【構成】
◇はじめに、目次 ◇図書館に就職するには ◇学習効果を高めるには
○反復練習をする際は。。? ○合格者最低点をどう考えるか? ○練るべき戦略は? ○最新情報の集め方は?などなど ◇問題 ○全国の大学・短大のカリキュラム「司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目」の、必修科目は全科目にわたり出題。選択科目は採用試験に出やすいものを出題 ○英語問題も収録 ◇解答・解説
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リンク先にあるコメントは
小さい頃から本が好きで何度も図書館に通い、大人になったら図書館で働きたいと思っている方も多くいるのではないでしょうか。
しかし、図書館で働くスッタフの方は公務員で、難しい公務員試験を合格しないと働くことが出来ないと思われていませんか。
実はそんなことはありません。
公務員にならなくても、図書館で働く事は可能です。
最近では、市区町村が民間企業に業務委託という形で、図書館スタッフの派遣を依頼している場合が多くあります。
つまり、市区町村から依頼を受けている民間企業に就職すれば、公務員にならなくても図書館で働く事ができるのです。
そのような企業への就職を有利にできるのが司書資格です。
司書資格は、国家資格です。
しかし、難しい試験で合格点を取らないと取得出来ない、他の国家資格とは異なります。
年に1回、国内のいくつかの大学で行われている、2ヶ月程の司書講習を受講するだけで取得できます。
もちろん、講義の単位を落とせば資格は貰えませんので、ある程度勉強する必要は当然あります。
事実、毎年何人かは単位を落とし、資格取得出来ない者がいますので油断は禁物です。
これを読まれている方々が、無事に司書講習を乗り切り、司書資格を取得出来るように、司書講習がどの様に行われていくのかを私自身が受講した時の体験談も交えながら、詳しく解説します。
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