土壌汚染調査技術管理者の合格率と難易度。過去問で独学の勉強法

土壌汚染調査技術管理者とは、土壌汚染対策法に基づく指定調査機関において、その資格者の設置が義務付けられており、土壌汚染状況の調査等をおこなう際に技術上の管理・監督を担います。

土壌汚染調査技術管理者は国家資格（必置資格）であり、その試験は１年に１回実施されます。

受験申し込み前の注意事項

受験資格に制限はありませんが、特定の条件に該当しない限り、試験に合格後の土壌汚染調査技術管理者としての登録には、実務経験3年以上が必要となります。

そして、技術管理者証の交付申請は、試験に合格した日から１年以内に行わなければ合格証書が無効となりますので要注意です。

土壌汚染調査技術管理者試験の合格後、技術管理者証の交付申請には以下の（１）と（２）の注意事項があります。

（１）次のいずれかに該当する者

イ　土壌の汚染の状況の調査に関し３年以上の実務経験を有する者（※期間の計算方法に注意、公式サイトで要確認）

ロ　地質調査業又は建設コンサルタント業（地質又は土質に係るものに限る。）の技術上の管理をつかさどる者

ハ　土壌の汚染の状況の調査に関しイ及びロに掲げる者と同等以上の知識及び技術を有すると認められる者

（２）次のいずれにも該当しない者

イ　次項の規定により技術管理者証の返納を命ぜられ、その返納の日から１年を経過しない者

ロ　法又は法に基づく処分に違反し、刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から２年を経過しない者

ハ　法第４２条の規定により指定を取り消され、その取消しの日から２年を経過しない者

土壌汚染調査技術管理者試験の合格率は6.4%から15.1%です。

土壌汚染調査技術管理者の合格率

土壌汚染調査技術管理者試験の難易度は、偏差値表示で57です。

土壌汚染の調査と浄化の仕事を担う指定調査機関では、土壌汚染調査技術管理者を置くことが法的に義務づけられている、いわゆる必置資格なのですが、求人市場においては資格者が足りていないようです。

給料・年収に関し具体的な金額が幅広く散見しますが、その金額幅の中でも多く見受けられるのが、年収500万円から600万円です。

令和○年○月○日

土壌汚染調査技術管理者試験合格

所轄・主催: 環境省

申し込み試験日程	申し込み：7月上旬から8月上旬試験日：11月中旬
試験地	仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
受験資格	年齢、学歴等に制限はないが上記の注意事項を要確認
試験内容	筆記試験択一式マークシート方式午前35問/2時間午後45問/2時間 ① 土壌汚染の調査に関する技術的事項 ② 土壌汚染の対策並びに汚染土壌の搬出、運搬及び処理に関する技術的事項 ③ 土壌汚染対策法その他環境関係法令に関する事項
合格基準	以下①と②の双方の条件を満たすこと。 ① 総得点の65％以上の得点率（80問中で52問以上の正答） ② 問題区分別得点率を満たすこと・調査：満点の30％以上の得点率・対策：満点の30％以上の得点率・法令等：満点の30％以上の得点率
受験料費用	6,400円収入印紙
合格発表	12月下旬
主催問合せ	環境省〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館電話 03-5610-3150