第一種・第二種電気工事士の合格率。過去問で独学の難易度

国家資格

第一種電気工事士の試験に、年間4万人の受験者、合格率として筆記試験が40%~50%、技能試験が60%~70%前後で、試験の難易度は偏差値表示で57です。第二種電気工事士の試験に年間15万人の受験者、合格率は筆記試験が50%~60%程度、技能試験が60%~70%程度で、試験の難易度は偏差値表示で48です。

電気工事士は国家資格、業務独占資格です。第一種と第二種電気工事士の試験の概要。試験に向けての無料の過去問、おすすめのテキストなど。技術とAIの進化でこの業種の将来性はあるのか、どのような変化が考えられるか。電気工事士の後にダブルライセンスとしてどの資格が発展性があるのか。有資格者の年収などを以下にお知らせします。

試験の概要

第二種電気工事士と第一種電気工事士、試験の概要です。
資格種類:国家資格
属性:国家資格業務独占資格

電気工事士の将来性

将来性第1種:□□□□□□

将来性第2種:□□□□□□

受験資格

第2種:制限なし
技能試験は筆記試験の合格者と、筆記試験免除者が対象。

第1種:制限なし
ただし、試験合格後の資格免状交付は、5年の実務経験または3年の実務経験(大学・高専において電気工事士法で定める課程を修了)した人。

受験者数と合格率

電気工事士第二種の受験者数は年間15万人前後
筆記試験の合格率は例年60%前後
技能試験の合格率は70%前後です。

電気工事士第一種の受験者数は年間4万人前後
筆記試験の合格率は例年40%前後
技能試験(実技試験)の合格率は60%前後です。

第二種電気工事士、筆記試験の合格率

近年の第二種電気工事士、筆記試験の合格率は56.0%から65.9%です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
134,02579,65559.4%
2022年145,08881,17956.0%
2021年156,55392,64059.2%
2020年104,88365,11462.1%
2019年122,26680,62565.9%
第二種電気工事士、筆記試験の合格率

第二種電気工事士、技能試験の合格率

近年の第二種電気工事士、技能試験の合格率は65.3%から72.8%です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
95,33767,74971.1%
2022年97,65970,88872.6%
2021年116,27684,68472.8%
2020年72,99752,86872.4%
2019年100,37965,52065.3%
第二種電気工事士、技能試験の合格率

更に詳細は電気技術者試験センターで確認ください

第一種電気工事士、筆記試験の合格率

近年の第一種電気工事士、筆記試験の合格率は52.0%から58.2%です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
33,03520,36161.6%
2022年37,24721,68658.2%
2021年40,24421,54253.5%
2020年30,52015,87652.0%
2019年37,61020,35054.1%
第一種電気工事士、筆記試験の合格率

第一種電気工事士、技能試験の合格率

近年の第一種電気工事士、技能試験の合格率は62.7%から67.0%です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度
2023年
26,14315,83467.0%
2022年26,57816,67262.7%
2021年25,75117,26067.0%
2020年21,16213,55864.0%
2019年23,81615,41064.7%
第一種電気工事士、技能試験の合格率

電気工事士試験の難易度/偏差値

電気工事士第二種試験の難易度は偏差値表示で48

電気工事士第一種試験の 難易度は偏差値表示で57

電気工事士試験の形式と合格基準

技能試験の合格基準変更について

2017年から技能試験、一種と二種の合否判定基準が変更されています。

二種で以前の重大欠陥、軽微な欠陥。一種でA欠陥、B欠陥、C欠陥は廃止。

これらは現在すべて欠陥になり、欠陥が1つでもあれば不合格となります。

「技能試験における欠陥の判断基準」は、電気技術者試験センターの『技能試験の概要と注意すべきポイント』を参照してください。

第二種

筆記試験はマークシート四肢択一方式2時間50問。

6割以上での正答率で合格だが、例外で56点も過去にあった。

実技試験は欠陥の有無。欠陥が1つでもあれば不合格。

第一種

筆記試験はマークシート四肢択一方式で140分50問。

合格率は変動があり、約6割以上の正答率で合格

実技試験は欠陥の有無。欠陥が1つでもあれば不合格。

電気工事士試験の出題範囲

第二種の筆記試験

電気に関する基礎理論
配電理論・配線設計
電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
電気工事の施工方法
一般用電気工作物の検査方法
配線図
一般用電気工作物の保安に関する法令

第二種の技能(実技)試験

電気回路を完成させる施工試験。
(年度初めに回路図と候補問題13問が事前公表される。)
40分間で持参した工具を使って完成させる

第一種の筆記試験

電気に関する基礎理論
配電理論および配線設計
電気応用
電気機器、蓄電池、配線器具、電気工事用の材料及び工具並びに受電設備
電気工事の施工方法
自家用電気工作物の検査方法
配線図
発電施設、送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令

第一種の技能(実技)試験

実際に配線を行う試験。
(試験日前にあらかじめ候補問題10問が公開され、試験はその中から1問が出題)
60分間で持参した工具を使って完成させる

電気工事士試験の勉強時間

電気工事士試験の勉強時間は2~3か月との回答が最多です。

試験日と申し込み

電気工事士第1種:年1回。

電気工事士第2種:上期試験と下期試験の年2回。

学科試験はいずれもPC画面で解答するCBT方式または、従来の筆記試験スタイルの選択があります。

一般財団法人 電気技術者試験センター
〒104‒8584
東京都中央区八丁堀2-9-1
RBM東八重洲ビル8階
電話:03‒3552‒7691

第一種電気工事士試験の申し込みと試験日

申し込み:6月下旬~7月上旬
学科試験(CBT):8月下旬~9月上旬
学科試験(筆記)10月上旬
技能試験:12月上旬

第二種電気工事士試験の申し込みと試験日

申し込み①:3月下旬~4月上旬
学科試験(CBT):4月24下旬~5月上旬
学科試験(筆記):5月下旬
技能試験:7月下旬

申し込み②:8月下旬~9月上旬
学科試験(CBT):9月下旬~10月中旬
学科試験(筆記)10月下旬
技能試験:12月下旬

免除について

第一種筆記
・前回(前年度)の第一種電気工事士筆記試験の合格者
・電気主任技術者免除【電験】の取得者

第二種筆記
・高等学校、高等専門学校および大学等において、電気工事士法で定める電気工学の課程の修了者
・前回(前年度)の第二種電気工事士筆記試験の合格者
・電気主任技術者免除【電験】の取得者

電気工事士の年収

  • 見習い電気工事士の年収250万円前後
  • 第二種電気工事士の年収は400万円台
  • 第一種種電気工事士の年収は400~800万円

勉強方法。過去問での独学と通信講座

過去問。電気技術者試験センターより

第二種電気工事士試験の過去問題と解答

第一種電気工事士試験の過去問題と解答

試験結果などプレスリリース

第二種電気工事士おすすめテキスト、過去問解説、技能試験セット

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第二種電気工事士 技能試験セット

第二種電気工事士 技能試験セット2

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最新テキストと過去問2

第一種電気工事士 技能試験セット モズシリーズ

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教材

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① 電光石火の第2種電気工事士技能試験セット

② ユーキャンの全講座一覧

③ 電気工事士免許の合格という目標に、システマチックに最短距離で覚えることができる通信講座、金額が安くダントツの実績がある事が選択のポイントです。40年の実績、利用企業4万社以上、累計受講者数200万人突破、おすすめです。

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電気工事士の将来性とダブルライセンス

AIにはできない電気工事士の現場仕事。

将来も電気部品は進化しつづけ、そしてAIも進化で回路デザインのサンプルが何種類も一瞬にしてできたとしても、例えば注文住宅の屋内配線現場の仕事を、AIが物理的にやってしまうというのは私たちが生きている時代には無いでしょう。

修理や改築となればなおさらです。現場データをPC入力している暇があるんだったら、さっさっと道具一式もって電気工事士が現場施工した方が早いからです。

いつの時代も必要な電気工事士。定年後も仕事ができる。

会社のスタッフ電気工事士として、現場で働いているがすでに定年年齢を過ぎている人は沢山います。理由はいつの時代も電気工事士への需要があるので、会社側としては常に確実な仕事をしてくれる熟練の職人を放したくないからです。

それでも電気工事士自身が会社組織から離れ、自分のペースで仕事をしたいと願ったときに、独立も可能です。

理想的には地元の商店街近くに自己の不動産を持ち、小規模で良いので店舗形式にして、看板を掛け、電気工事の道具を配置する。

個人事業主、有限会社でも良いのですが、固定経費をなるべく発生させない形で、地元建設会社に声をかけ、地元の人々には『電気工事・新設と修理やってます』と自分でマーケッティングし知ってもらう。

電気工事業法では、第二種電気工事士が自営業として開業するには、3年の実務経験が必要だと定められています。そのうえで都道府県に届け、電気工事業の登録をすれば開業です。

日本政府表明した炭素排出ゼロを目指し、自動車の電化をはじめ、そういった周辺電気施設、あらゆる部門がこの方向に向いていて、時代が電気工事士を後押ししています。

電気工事士と電気主任技術者のダブルライセンス

電気工事士としてある程度に実績を積んだ人であれば、手始めに電気主任技術者、電験三種これを考えたことはあるはずです。

例えて言えば、溶接やカンナ掛けが上手な一級建築士?良い表現が見つかりませんが、このダブルライセンスは、技術も備わっている電気工事監督として、所属する会社の人たちや、現場の職人から尊敬を受け、もちろん給料も格段に上がります。

電子書籍など

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施工管理技士の一覧

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