税理士試験の概要を下記します。
税理士試験の近年の合格率は15.3%~20.3%、試験の難易度は偏差値表示として68です。
会社員で税理士資格を取得すると会社からは信頼され、同僚からは尊敬を集めます。
それでは起業の場合はどうなのか?
例えば、互いの効率化のために自身の税理士事務所と顧客をクラウド会計で結ぶことはもちろんですが、大企業を除けばユーザー市場はそれを導入していない会社が多数ありますので、そこにまたビジネスチャンス有りなのでしょう。
税理士試験の概要
将来性、難易度、受験資格と免除制度など
資格種類 :国家資格
属性 :業務独占資格 名称独占資格
受験資格 :
学位による受験資格、所持する資格による受験資格、職歴による受験資格がある。
詳細は国税庁サイト
免除制度 :
資格による試験免除
弁護士、公認会計士(一部に要研修)が試験免除になる、
学位取得で科目免除
大学院に進学し指定科目において学位を取得した人に、それぞれの科目免除規定がある。
国税従事による科目免除
10年又は15年以上税務署に勤務した国税従事者は税法系の科目が免除
23年又は28年以上税務署に勤務し、指定研修を修了した国税従事者は会計系の科目免除
合格率と偏差値
税理士試験の近年の合格率は15.3%~21.7%、試験の難易度は偏差値表示として68です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2024年 令和6年度 | 34,757 | 5,762 | 16.6% |
2023年 令和5年度 | 32,893 | 7,125 | 21.7% |
令和4年度 | 28,853 | 5,626 | 19.5% |
令和3年度 | 27,299 | 5,139 | 18.8% |
令和2年度 | 26,673 | 5,402 | 20.3% |
令和1年度 | 29,779 | 5,388 | 18.1% |
平成30年度 | 30,850 | 4,716 | 15.3% |
平成29年度 | 32,974 | 6,634 | 20.1% |
試験の内容・合格基準
合格基準 :
5科目すべてで合格で税理士試験に合格したことになる(官報合格)
ただし科目毎に科目合格が認められ、1度合格した科目は生涯有効
税理士試験の合格基準は各科目共通で満点の60%と公表されているが、しかし教育機関の研究では、実質的には競争試験と言われている。その内容として、実際の試験結果から会計科目は50~55%程度、税法科目は65~75%が合格ラインの目安となっており、この場合、税法科目の合格基準を75%に置き換えて認識することが重要。
試験内容 :
必修会計2科目:「簿記論」と「財務諸表論」
1科目選択:「所得税法」あるいは「法人税法」
2科目選択:「相続税法」「消費税法または酒税法」「国税徴収法」「住民税または事業税」「固定資産税」の中から。
試験時間 :各科目2時間
時間割の例、2020年の場合
1日目 | 9時から11時 | 簿記論 |
12時30分から14時30分 | 財務諸表論 | |
15時30分から17時30分 | 消費税法 又は酒税法 | |
2日目 | 9時から11時 | 法人税法 |
12時から14時 | 相続税法 | |
15時から17時 | 所得税法 | |
3日目 | 9時から11時 | 固定資産税 |
12時から14時 | 国税徴収法 | |
15時から17時 | 住民税又は 事業税 |
試験形式 :記述式、理論と計算。
試験日・申し込み手順
官報掲載:例年4月に官報に掲載
受験申込用紙の交付:
例年4月下旬~5月上旬に各国税局および沖縄国税事務所にて受験申込用紙を交付
(郵便で申込の請求もある)
受験申込期間:
例年5月中旬~5月下旬に各国税局・沖縄国税事務所にて受験申込。
自分が試験を受ける予定の受験地を管轄する国税局及または沖縄国税事務所にて申込み
試験:
例年:8月上旬の平日3日間で試験が実施される。
合格発表:
例年、12月中旬
5科目合格者には受験番号、氏名が官報に掲載され合格証書送付。
科目合格者には結果通知が送付される。
税理士試験に申し込み
東京国税局 人事第二課
〒104-8449
東京都中央区築地5-3-1
電話 03-3542-2111
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