准看護師試験を受験する前提として、指定された准看護師を養成する学校(准看護師学校養成所)の課程を修了する必要があります。
学歴は中学校卒業で問題ありません。
そして准看護師試験の合格率は97%。
働きながらでも、奨学金や教育訓練給付制度を利用して准看護師になり、その後に正看護師になる手順を紹介します。
准看護師試験の合格率と難易度/偏差値
合格率
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和3年度 2022年 令和4年2月 実施 | 14,408名 | 14,122名 | 98.0% |
令和2年度 | 15,198名 | 15,052名 | 99.0% |
令和1年度 | 16,867名 | 16,233名 | 96.0% |
平成30年度 | 17,449名 | 16,910名 | 96.9% |
平成29年度 | 17,746名 | 17,302名 | 97.5% |
試験の難易度/偏差値
准看護師試験の難易度は偏差値表示で40です。
准看護師から看護師
准看護師になるために
准看護師とは、都道府県知事資格である准看護師試験に合格した人が、准看護師の資格を得ます。
准看護師試験を受験する前提として、指定された准看護師を養成する学校(准看護師学校養成所)の課程を修了する必要があります。
働きながらでも、奨学金や教育訓練給付制度を利用して准看護師になる道は、日本准看護師連絡協議会のページに詳しいので是非見てください。
准看護師と看護師の違い
准看護師と看護師との年収差は平均70万円程度
准看護師は職務のなか、治療行為や記録などに自己判断ではなく、医師や看護師の指示をうけて行うなどの法的制限がありますが
実際のところ准看護師と看護師の業務行動に大差はなく、ほぼ同じと言って良いでしょう。
高校を途中でやめても准看護師になり正看護師への道はある。
准看護師が看護師資格を取るには
指定看護師学校養成所2年課程(定時制は3年)を修了して看護師国家試験に合格する必要があります。
この課程は、准看護師が看護師になるための専用の課程です。
指定看護師学校養成所には、全日制、定時制(昼間・夜間)、通信制があります。
准看護師が看護師に。指定看護師学校養成所に入る前提としての実務経験
看護師学校養成所に入るために、准看護師としての実務経験が必要です。
学歴が中学校卒業と言う前提の場合は以下の条件になります。
・全日制(2年教育)の看護師学校養成所へは准看護師の実務経験3年以上
・定時制(3年教育)の看護師学校養成所へは准看護師の実務経験3年以上
・通信制(2年教育)の看護師学校養成所へは准看護師の実務経験7年以上
(2年間で50日以上の登校義務があります。)
准看護師試験の合格率
准看護師試験の合格率は97~98%。
さらに
准看護師試験は、各都道府県(6ブロック)で開催されており、同年に複数の別地区の受験申請をすれば、同年に複数回の受験が可能です。
だから心配は要りません。
准看護師学校養成所での課程を修了することが重要です。
学校卒業から准看護師。そして看護師になるための手順
中学卒業 高校卒業
↓ ↓
准看護学校2年
↓ ↓
准看護師試験
↓ ↓
准看護師免許(知事免許)
↓ ↓
実務3年※ ↓
↓ ↓
看護専門学校2年(定時制3年)
↓ ↓
看護師国家試験
↓ ↓
国家資格の看護師免許
※看護専門学校が2年通信制を選択する場合は、実務経験が3年ではなく7年必要。
准看護師試験の概要
看護師国家試験。将来性、年収、受験資格など
資格種類 :公的資格
属性 :業務独占資格 名称独占資格
将来性 :□□□□□□
難易度 :□□□□□□
年収 :420万円前後
合格率 :97%前後
受験資格 :
- 文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の指定した学校において2年の看護に関する学科を修めた者
- 文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に従い、都道府県知事の指定した准看護師養成所を卒業した者
- 文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の指定した学校教育法に基づく大学(短期大学を除く)において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者
- 文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の指定した学校において3年以上看護師になるのに必要な学科を修めた者
- 文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、都道府県知事の指定した看護師養成所を卒業した者
- 外国の看護師学校もしくは養成所を卒業し、または外国において看護師免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が前記3から5までに掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者
- 外国の看護師学校もしくは養成所を卒業し、または外国において看護師免許に相当する免許を受けた者のうち、前記6に該当しない者で、厚生労働大臣の定める基準に従い、都道府県知事が適当と認めた者
看護師国家試験。合格の基準と試験内容
合格基準 :正答率60%以上
看護師国家試験内容
- 人体の仕組みと働き : 9問
- 食生活と栄養 : 3問
- 薬物と看護 : 3問
- 疾病の成り立ち : 6問
- 感染と予防 : 3問
- 看護と倫理 : 2問
- 患者の心理 : 3問
- 保健医療福祉の仕組み : 2問
- 看護と法律 : 2問
- 基礎看護 : 43問
- 成人看護 : 36問
- 老年看護 : 14問
- 母子看護 : 12問
- 精神看護 : 12問
問題数150
出題形式:客観式(四肢択一)
看護師国家試験の試験日と日程
試験日と日程:
受付期限 :12月中旬~下旬頃まで
試験日 :2月中旬頃
合格発表 : 例年3月中旬から下旬の都道府県知事指定日
受験地:
各都道府県知事の指定する会場
受験手数料:6,900円
問い合わせ:
都庁、道庁、府庁、県庁の准看護士試験担当課
公式サイト : 各党道府県庁が指定
例として東京都の場合は
東京都福祉保健局
参考サイト :
一般社団法人 日本准看護師連絡協議会
准看護師試験の書籍。参考書、問題集、テキスト
准看護師の書籍
–
・Amazonが提供するKindle Unlimited 全てのジャンル200万冊以上が読み放題
初めての利用は30日間の無料体験
・みんな嬉しいAmazonプライムは、買物の配送無料、話題の映画・ドラマ・アニメが見放題、読み放題の書籍が多数。
・学生なら、さらに嬉しい6か月無料で、それ以降250円/月
・いろいろなスマホとPCに対応のKindle無料読書アプリ