一般計量士と環境計量士（濃度関係/騒音・振動関係）国家試験。合格率と難易度、過去問とテキスト

計量士は国家資格で業務独占および必置資格です。

一般計量士とは環境関連以外の物象の状態と量に係わる計量及び計量管理が職務で、生産工場や食品売り場等にて使用されるや質量計、長さ計、体積計、温度計などの精度管理や計量管理を行います。

環境計量士（濃度関係）とは工場より排出されるばい煙や環境大気中の有害物質、悪臭物質等の測定、工場・生活排水などによる河川・湖沼・海域の汚濁状況や土壌汚染状況などを測定、評価します。

環境計量士（騒音・振動関係）とは、音圧レベル、振動加速度レベルの計量に係わる職務で、一般環境、工事・工業現場環境においての騒音・振動の人体への影響を測定、評価します。

国家試験の合格率と難易度
試験概要
過去問とテキスト
関連資格

国家試験の合格率と難易度

一般計量士の合格率

一般計量士、国家試験の合格率は21.0%から24.9%です。

一般計量士	受験者数	合格者数	合格率
令和5年度 2023年	766	191	24.9%
2022年	802	182	22.7%
2021年	820	192	23.4%
2020年	813	171	21.0%
2019年	939	211	22.5%

一般計量士の合格率

一般計量士の難易度/偏差値

一般計量士、国家試験の難易度は偏差値表示で56です。

環境計量士（濃度関係）の合格率

環境計量士（濃度関係）、国家試験の合格率は15.4%から17.9%です。

環境計量士（濃度関係）	受験者数	合格者数	合格率
令和5年度 2023年	1,856	333	17.9%
2022年	1,832	308	16.8%
2021年	1,937	326	16.8%
2020年	1,817	298	16.4%
2019年	2,250	346	15.4%

環境計量士（濃度関係）の合格率

環境計量士（濃度関係）の難易度/偏差値

環境計量士（濃度関係）、国家試験の難易度は偏差値表示で62です。

環境計量士（騒音・振動関係）の合格率

環境計量士（騒音・振動関係）、国家試験の合格率は17.5%から19.1%です。

環境計量士（騒音・振動関係）	受験者数	合格者数	合格率
令和5年度 2023年	616	113	18.3%
2022年	622	119	19.1%
2021年	628	110	17.5%
2020年	572	105	18.4%
2019年	736	129	17.5%

環境計量士（騒音・振動関係）の合格率

環境計量士（騒音・振動関係）の難易度/偏差値

環境計量士（騒音・振動関係）、国家試験の難易度は偏差値表示で62です。

試験概要

試験地	北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄
申し込み試験日程	申し込み：7月上旬～ 8月上旬試験日：12月中旬頃合格発表日：2月中旬頃
受験資格	制限なし。
受験料	8,500円（収入印紙）
試験内容	一般計量士五肢択一式計量に関する基礎知識（専門科目）25問計量器概論及び質量の計量（専門科目）25問計量関係法規（共通科目）25問計量管理概論（共通科目）25問環境計量士（濃度関係）五肢択一式環境計量に関する基礎知識 – 化学（専門科目）25問化学分析概論及び濃度の計量（専門科目）25問計量関係法規（共通科目）25問計量管理概論（共通科目）25問環境計量士（騒音・振動関係）五肢択一式環境計量に関する基礎知識 – 物理（専門科目）25問音響・振動概論並びに音圧レベル及び振動加速度レベルの計量（専門科目）25問計量関係法規（共通科目）25問計量管理概論（共通科目）25問
合格基準	１.専門2科目の合計が、50問中、 25～30問以上の正答２.共通2科目の合計が、50問中、 30問以上の正答 ※「免除あり」の場合は、 1の基準を満たすもの。計量士試験の合格基準は毎年変化しているので「絶対評価」ではない。一般計量士試験の合格基準は受験者全体の上位20％台前半を合格とする「相対評価」と言える。二つの環境計量士試験の合格基準は受験者全体の上位10％台後半を合格とする「相対評価」と言える。
免除科目	濃度、騒音振動、一般のいずれかの合格者は、合格した試験以外の区分において、共通科目である「計量関係法規」「計量管理概論」の免除を受けることができます。
主催	経済産業省産業技術環境局基準認証政策課計量行政室〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 TEL 03-5209-0553 （受験サポートセンター）