水道技術管理者の講習の合格率と難易度

国家資格

水道技術管理者とは水道法第19条において、水道事業者は、水道の管理について技術上の業務を担当させるため、水道技術管理者一人を置かなければならないとされている資格者であり必置資格(設置義務資格)です。

そしてこの設置義務は、事業者自らが水道技術管理者になっても問題はありません。

水道技術管理者となる要件の一つである講習の修了に関しては、各15日間の学科講習・実務研修による取得で、東京・大阪・福岡にて実施されます。

後者の実務研修の受講は前者の学科講習を修了(学科試験に合格)した者のみを対象としています。

資格要件

以下は直ぐに資格申請できる方です。

水道法施行令第7条及び水道法施行規則(以下「施行規則」)第14条において、水道技術管理者の資格が定められている。

リンク先において学歴及び実務経験が記載されていますが、その末尾の方に記載されている、その他として:

  • その他
    • 10年以上(5年以上)の水道の技術上の実務に従事した経験を有する者。
    • 外国において上記の学科目に相当する学科目を、上記に規定ある学校において修得する程度と同等以上に修得した後、それぞれの欄に規定する経験年数を有する者。
    • 厚生労働大臣が認定する講習を修了した者。

※ 数字は、水道に関する技術上の実務に従事した経験年数である。但し、( )内は簡易水道及び1日最大給水量が1,000m3以下の専用水道を対象とする。

水道技術管理者資格取得講習会

公益社団法人 日本水道協会、受講申し込み要領より

1. 目的

水道法は第19条第1項及び第24条の3第3項において「水道事業者(水道管
理業務受託者)は、水道の管理について技術上の業務を担当させるため、水道技術
管理者(受託水道業務技術管理者)1人を置かなければならない」と定めています。

その資格については「政令で定める資格(当該水道事業者が地方公共団体である
場合にあっては、当該資格を参酌して当該地方公共団体の条例で定める資格)を有
する者でなければならない」と定め、水道法施行令第7条における水道技術管理者
として必要な基礎教育と、水道に関する技術上の実務経験により資格を認めていま
す。

また、同法施行規則第14条第1項第3号において「厚生労働大臣の登録を受け
た者が行う水道の管理に関する講習の課程を修了した者」に対しても資格を認めて
います。

この施行規則第14条第1項第3号の規定に基づき、水道技術管理者の資格を取
得しようとする方を対象とした「水道技術管理者資格取得講習会」を東京、大阪、
福岡の3会場において開催します。

2. 受講資格

本講習会の受講資格は、次の各号の一に該当し、かつ勤務先の所属長の推薦を受
けた方とします。

1)学校教育法による高等学校を卒業した者、またはこれと同等以上の学力を有す
ると認められる者

2)旧中学校令(昭和18年勅令第36号)による中等学校を卒業した者、または
これと同等以上の学力を有すると認められる者

3)外国の学校卒業者は、その教育内容が日本の学校教育法による高等学校卒業者
と同程度以上の学力を有すると認められる者

講習の概要

申し込み

講習日程

講習地域
申し込み:5月上旬から5月下旬
学科講習東京A:9月下旬から10月中旬
学科講習東京B:9月下旬から10月中旬
学科講習大阪:10月中旬から11月上旬
学科講習福岡:11月中旬

実務研修申し込み:学科講習修了者
実務研修東京:10月末から翌年3月中旬
実務研修大阪:11月下旬から翌年3月中旬
実務研修福岡:12月中旬

※要公式サイト確認
※受付締切日前に定員に達した場合は、
受付終了となります。
受講資格学科講習

学校教育法による高等学校を卒業した者、
またはこれと同等以上の学力を有すると
認められる者。

旧中学校令(昭和18年勅令第36号)
による中等学校を卒業した者、
またはこれと同等以上の学力を有すると
認められる者。

外国の学校卒業者は、その教育内容が
日本の学校教育法による高等学校卒業者
と同程度以上の学力を有すると
認められる者。

実務研修
学科講習を終了し学科試験に合格した者。
講習内容学科講習 15日間
土・日・祝・祭日は除く平日のみ
・水道行政
・公衆衛生・衛生管理
・水道経営
・水道基礎工学概論
・水質管理
・水道施設管理
・学科試験
水道行政、水道経営:80分
水道基礎工学概論:80分
水質管理、公衆衛生、衛生管理:90分
水道施設管理:90分

実務研修 15日間
土・日・祝・祭日は除く平日のみ
学科講習に合格した方のみが対象
・水道事業の概要
・取水・導水施設
・浄水施設
・浄水施設(沈澱・ろ過)
・浄水施設(水質管理)
・浄水施設(現場実習)
・電気機械施設・計装設備
・電気機械施設・計装設備(現場実習)
・送配水施設(大規模施設)
・送配水施設(配水管布設工事)
・送配水施設(配水管の維持管理)
・送配水施設(現場実習)
・給水装置
・給水装置(現場実習)
・総括・質疑応答

実務研修先は協会から紹介あり。
合格基準学科講習内における学科試験で
各科目60点以上。
受講料学科講習:128,000円
実務研修:132,000円
各税込
免除資格要件を満たしている方は受講不要
主催

問合せ
厚生労働省
〒100-8916
東京都千代田区霞が関1-2-2

公益社団法人 日本水道協会
〒102-0074
東京都千代田区九段南4-8-9
電話 03-3264-2462
水道技術管理者の講習概要

水道技術管理者講習修了の難易度と合格率

学科講習の中に以下4つの学科試験があります。

・水道行政・水道経営(80分)
・水道基礎工学概論(80分)
・水質管理・公衆衛生・衛生管理(90分)
・道施設管理(90分)

学科講習の合格基準は各試験すべてに60点以上ですが、問題の内容が基本問題であり、合格基準点が低いので講習の出席状況が良好な方にとってはという前提で、水道技術管理者講習修了の難易度はとても低く、合格率はほぼ100%に近いと言われています。

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