高等学校教諭一種免許状の難易度。教員採用試験の合格率/倍率

高等学校教諭、高校教師になるには一種免許状または専修免許状の取得後に、私立高校の場合はその学校の採用試験に合格、公立高校は各都道府県教育委員会実施の採用試験に合格する必要があります。

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合格率

高校教員の場合は一種免許状または専修免許状に限られます。

短期大学教職課程での免許状は除外されますので、多くの高校の先生は４年制大学の教職課程または大学院の卒業です。

以前にそれら大学経由とは別途に実施されていた、高等学校教員資格認定試験は2004年（平成16年）以降当分の間休止とされているのですが、その休止以前の当時の資料として受験者数・合格者数・合格率は下表です。

その合格率は6.8％から23.2％ですので、難易度は高めだったことが分かります。

高等学校教員資格認定試験	受験者	合格者	合格率
平成11年度	685	159	23.2％
平成12年度	1,699	126	7.4％
平成13年度	2,290	261	11.4％
平成14年度	1,963	268	13.7％
平成15年度 2003年	353	24	6.8％

高等学校教員資格認定試験の合格率

高校教師になるための難易度は、事実上は目的の大学に入学と卒業するための難易度になります。

別例として、中学校教諭免状の難易度は偏差値表示で62とされているのですが、この数字であればすべてではありませんが、高校教師になるという目的を達成できる大学にも入学できますので、同様に高等学校教諭一種免許状の難易度は偏差値表示で62で良いでしょう。

採用試験です。

学校の種類別、教員採用試験の採用倍率は2.4倍から9.2倍で、詳細は下表になります

教員採用試験の採用倍率（2022年度）

高等学校、教員採用試験の倍率は5.9倍から7.7倍です。

高等学校、教員採用試験の倍率

教員採用試験、全国統計の合格率（採用率）は19.1%から28.8％、倍率としては3.5倍から5.3倍です。

採用年度（前年試験実施）	受験者数	合格者数	合格率	倍率
2022年令和４年度（2021年夏実施）	124,619	35,846	28.8%	3.5倍
2021年	132,105	33,523	25.4%	3.9倍
2020年	138,042	35,058	25.4%	4.0倍
2019年	148,465	34,952	23.5%	4.2倍
2018年	160,667	35,985	22.4%	4.9倍
2017年	166,068	31,961	19.2%	5.3倍
2016年	170,455	32,472	19.1%	5.2倍

教員採用試験の合格率/倍率

2016年から2020年：文部科学省調査
2021年から2022年：時事通信社

申し込み試験日程	一次試験：7月中旬頃二次試験（面接試験：8月下旬頃二次試験（実技試験）：9月上旬頃 ※実施先に要確認
試験地	実施先に確認
受験資格	一種免許状または専修免許状
試験内容	一次試験一般教養：人文、社会、自然、英語専門知識：教育原理、教育心理学、生徒指導等論文：教育に関する論述問題。二次試験面接：模擬授業、集団討論実技：音楽科、美術科、保健体育科、英語科の教科受験者のみ口述試験
受験料	実施先に要確認
受験地	実施先に要確認
合格発表	実施先に要確認
文部科学省問合せ	文部科学省教育局教職員課電話：03-5253-4111