薬剤師の資格は、国家資格の中の業務独占資格です。人材不足の薬剤師は活躍の場がとても広いこともあり、同様に転職の選択も日本全国に幅広くあります。薬剤師国家試験の概要と資格を取得してからの就職や転職の方法、年収はいくらくらいなのか記載します。
薬剤師国家試験の合格率と難易度
薬剤師国家試験の合格率は68.0%から70.9%で、試験の難易度は偏差値表示で63です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度 2024年 令和6年2月 実施 | 13,585 | 9,296 | 68.4% |
令和4年度 2023年 令和5年2月 実施 | 13,915 | 9,602 | 69.0% |
令和3年度 2022年 令和4年2月 実施 | 14,124 | 9,607 | 68.0% |
令和2年度 | 14,031 | 9,634 | 68.6% |
令和1年度 | 14,311 | 9,958 | 69.5% |
30年度 | 14,376 | 10,194 | 70.9% |
29年度 | 13,579 | 9,584 | 70.5% |
薬剤師国家試験の概要
資格種類 :国家資格
属性 :業務独占資格 名称独占資格
受験資格 :
・6年制薬学課程を修めて卒業した者(期日までの卒業見込みを含む)
・「薬剤師法の一部を改正する法律」の経過処置において、2006年度から2017年度までに入学した4年制薬学教育課程の卒業生が大学院課程を修了したかつ厚生労働大臣が認めた場合。
試験の方式と合格の基準
試験方法 :
試験は二日間行われ
「必須問題」が90問、「一般問題(薬学理論問題)」が105問、「一般問題(薬学実践問題)」が150問の合計345問
正答肢選択問題が多いが、薬学実践問題は複数正答もある
合格基準 :
以下のすべてを満たすことこと。禁忌肢の選択状況も合否判断に関わる。
- 問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること
- 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること
試験科目
物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務
試験日と日程
試験日と日程:
受験申し込み:例年1月上旬から
試験日:例年2月
願書:所属の学校にて受け取り
または既卒の方など受け取り方法の詳細は公式サイト確認
受験地:
北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県及び福岡県
受験料:6,800円収入印紙
問い合わせ:
薬剤師国家試験運営本部事務所
東京都墨田区江東橋2丁目2番3号
倉持ビルディング第2ビル6階
郵便番号130-0022
電話番号03(6659)9687
受験の申し込み:
公式サイトにて提出先を確認
公式サイト:
東京都千代田区霞が関1丁目2番2号 厚生労働省医薬・生活衛生局総務課試験免許係
郵便番号100-8916
電話番号03(5253)1111 内線2715
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