海上無線通信士とは、海上関係無線局の設備操作を行うための資格で、業務独占資格、必置資格および名称独占資格です。
海上無線通信士の資格は第1級から第4級に分かれ、第1級から第3級はGMDSS対応無線局、第4級は国内通信のための無線従事者としてですが、各級はそれぞれに応じた空中線電力等などの制限が有ります。
合格率
海上無線通信士国家試験第1級の合格率は26.3%から52.2%、2級の合格率は14.3%から27.0%、3級の合格率は26.7%から41.2%、4級の合格率は55.0%から64.9%です。
第1級
海上1級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格者数 |
---|---|---|---|---|
2022年 令和4年度 | 43 | 13 | 30.2% | 88 |
2021年 | 46 | 24 | 52.2% | |
2020年 | 41 | 17 | 41.5% | |
2019年 | 47 | 14 | 29.8% | |
2018年 | 38 | 10 | 26.3% |
第2級
海上2級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 全科目 免除者数 |
---|---|---|---|---|
2022年 令和4年度 | 37 | 10 | 27.0% | 52 |
2021年 | 33 | 3 | 9.1% | |
2020年 | 49 | 7 | 14.3% | |
2019年 | 32 | 6 | 18.8% | |
2018年 | 29 | 7 | 24.1% |
第3級
海上3級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 全科目 免除者数 |
---|---|---|---|---|
2022年 令和4年度 | 906 | 287 | 31.7% | 2 |
2021年 | 878 | 271 | 30.9% | |
2020年 | 872 | 359 | 41.2% | |
2019年 | 956 | 293 | 30.6% | |
2018年 | 909 | 243 | 26.7% |
第4級
海上4級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 全科目 免除者数 |
---|---|---|---|---|
2022年 令和4年度 | 427 | 277 | 64.9% | 11 |
2021年 | 349 | 192 | 55.0% | |
2020年 | 335 | 203 | 60.6% | |
2019年 | 370 | 224 | 60.5% | |
2018年 | 438 | 245 | 55.9% |
難易度
海上無線通信士国家試験の難易度は偏差値表示で1級が55、2級が53、3級が49、4級が46です。
試験概要
受験資格 | 制限なし |
試験地 | 札幌市、仙台市、東京都 長野市(第三級、第四級のみ) 金沢市(第三級、第四級のみ) 名古屋市、大阪市、広島市松山市 熊本市、那覇市 |
申し込み 試験日程 | 申し込み 1級、2級、3級 ① 1月上旬~下旬頃まで ② 7月上旬~下旬頃まで 試験日 4級 ① 12月上旬~下旬頃まで ② 6月上旬~下旬頃まで |
受験料 | 第1級:17,400円 第2級:15,300円 第3級:9,600円 第4級:7,400円 |
試験内容 | 第1級、第2級 多肢選択式(電気通信術を除く) 1日目 無線工学の基礎: 25問(2時間30分) 無線工学B: 25問(2時間30分) 2日目 無線工学A: 25問(2時間30分) 法規: 20問(2時間30分) 3日目 英語: 会話7問(30分) 筆記5問(1時間30分) 指定された日 電気通信術: 電話 送受話50字(2分) 印刷電信 送信50字(5分) 第3級 多肢選択式(電気通信術を除く) 1日目 無線工学: 15問(1時間30分) 法規: 20問(2時間30分) 2日目英語: 会話7問(30分) 筆記5問(1時間30分) 指定された日 電気通信術: 電話送受話50字(2分) 印刷電信 送信50字(5分) 第4級 多肢選択式 無線工学: 18問(2時間) 法規: 20問(1時間30分) |
合格基準 | 第1級、第2級 無線工学の基礎:75点以上(第一級) 工学A:75点以上(第一級) 工学B:75点以上(第一級) 法規:60点以上/100点満点 英語:60点以上/105点満点 電気通信術: 送受信各80点以上/100点満点 印刷電信、200字以上送信した場合 第3級 無線工学:45点以上/75点満点 法規:60点以上/100点満点 英語:60点以上/105点満点 電気通信術: 送受信各80点以上/100点満点 印刷電信、200字以上送信した場合 第4級 無線工学:63点以上/90点満点 法規:70点以上/100点満点 |
科目合格 免除科目 | 科目合格者 合格点を得ている試験科目は 試験の行われた月の翌月の 初めから起算して3年以内は、 科目の試験が免除されます。 ただし、当該資格に限るので 他の資格のものは免除されません。 ・以下に掲げる同一資格の国家試験で、 それ以前の試験において合格点を 得ている試験科目(電気通信術を除く) のある者が当該試験科目の試験の 行われた月の翌月の初めから起算して 3年以内に実施される当該資格の国家試験 を受ける場合は、申請により当該合格点を 得た試験科目の試験が免除されます。 (当該資格に限る。) 第1級総合無線通信士 第2級総合無線通信士 第3級総合無線通信士 第1級海上無線通信士 第2級海上無線通信士 第3級海上無線通信士 第4級海上無線通信士 航空無線通信士 第1級陸上無線技術士 第2級陸上無線技術士 ・電気通信術の科目合格者に対する免除 ・ 認定学校卒業者の一部免除 ・ 一定の無線従事者に対する一部免除 ・ 一定の無線従事者と業務経歴による免除 ・ 電気通信事業法資格による免除 |
主催 | 公益財団法人 日本無線協会 〒104-0053 東京都中央区晴海3-3-3 TEL 03-3533-6022 北海道支部 011-271-6060 東北支部 022-265-0575 信越支部 026-234-1377 北陸支部 0762-22-7121 東海支部 052-951-2589 近畿支部 06-6942-0420 中国支部 082-227-5253 四国支部 089-946-4431 九州支部 096-356-7902 沖縄支部 098-840-1816 |
英語対策
勉強方法はテキストと既出の問題から単語や熟語を学ぶことです。
合格へのポイントは、上手な英語を目指すのではなく、テキストに目を通したうえで既出問題(過去問)から単語や熟語の暗記して試験形式になれることで合格できます。
英検や TOEICでの実績がある方であっても、カバーできていない無線技術・航海・無線法規などの専門用語がありますので必ず実行してください
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過去問による独学の勉強方法
海上無線通信士試験にむけての勉強で英語対策に関しては、上記の電子書籍をスマホで見れる状態にしたうえで、隙間時間を有効利用してください。
声を出す(駄目であればつぶやく)ことで、単語や熟語暗記は質より量です。
受験勉強1~2週間を目安とした場合、テキストに目を通したうえで以下の勉強方法が基本です。
・テキスト目を通す(熟読ではない)
・毎日1回または2回分の過去問を実行
・自己採点+解説文の熟読
・開始当初の点数の悪さは気にしない
・間違いの部分を専用ノートに要点書き
・過去問は1周ではなく周回し、毎回満点になるまで続ける
・通勤・通学・スキマ時間は電子書籍Kindle本を利用
1. 反復で満点を維持できた、その時点で初見の過去問、または模擬問題集を実行し採点する。
2.上記表に記載している「合格基準」に自分が達しているかどうかを、その正答率で判断してください。
3. そしてもし点数が足りない場合は同じことを継続してください。
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関連資格
海上無線通信士
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