優先すべき資格は後記しますが、マンション管理士の試験日11月下旬と、管理業務主任者の試験日12月上旬を同年受験が良いでしょう。双方は試験の内容が重なります。仮に片方の受験結果が不合格でも、合格した側の資格（合格者番号）を用いて翌年の再試験に５問免除が適用されます。
合格率と難易度/偏差値
合格率
マンション管理士試験の合格率は7.9％から11.5%です。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 11,158 | 1,125 | 10.1％ |
| 2022年 | 12,209 | 1,402 | 11.5% |
| 2021年 | 12,520 | 1,238 | 9.9% |
| 2020年 | 12,198 | 1,045 | 8.6% |
| 2019年 | 12,021 | 991 | 8.2% |
| 2018年 | 12,389 | 975 | 7.9% |
| 2017年 | 13,037 | 1,168 | 9.0% |
難易度
マンション管理士試験の難易度は偏差値表示で62です。
マンション管理士の試験概要
マンション管理士とは
マンション管理士は管理組合の立場の側に有用な資格で、かたや管理業務主任者はマンションの管理会社に必要な資格です。マンション管理士は管理組合の運営と建物管理などに関して、管理組合役員や区分所有者（所有者）等の相談に応じるマンション管理の専門家。
マンション管理士、資格の概要
資格種類 ：国家資格
属性 ：名称独占資格
将来性 ：□□□□□□
難易度 ：□□□□□□
給料、年収：400万円程度
受験資格 ：制限なし
マンション管理士の試験の方式と合格の基準
試験方法 ：
四肢択一式、120分
合格基準 ：
近年は50点満点の34～38点
科目免除者は45問中、おおよそ33問
免除 ：
管理業務主任者合格者は「マンション管理適正化法」の5問が免除され全部で45問
（申込み時に合格証書番号を記入する必要があります。）
マンション管理士の試験内容
法令・実務
- 区分所有法
- マンション標準管理規約
- 民法・借地借家法
- マンション管理適正化法
- 不動産登記法
- 建替え等円滑化法
- 被災マンション法
建築・設備関連
- 建築・設備・維持保全
- 都市計画法
- 建築基準法
- 水道法
- 消防法
管理実務・会計
- 管理組合の会計・税務
- マンション標準管理委託契約書
マンション管理士の試験日と日程
試験日と日程：
１１月下旬
受験地：
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県
受験料：9,400円
受験の申し込みと公式サイト：
公益財団法人 マンション管理センター
本部
〒101－0003
東京都千代田区一ツ橋２丁目５－５ 岩波書店一ツ橋ビル７階
公式サイト：
マンション管理士の関連資格と受験の順番と関連資格について
マンション管理士より先に優先すべき資格
一言に不動産業界と言っても、いろいろな仕事が有ります。
それに関連し自分が受験する候補とする資格、将来的な転職の可能性や発展性を、生涯ベースで考えたときにどのようにすれば良いかです。
それを不動産業界に限って言えば
マンション管理士の受験を考えた時点で、もし他の不動産関連の資格を持っていないのであれば、以下の受験順番をお勧めします。
・１番目、宅地建物取引士
・２番目と３番目、マンション管理士と管理業務主任者を同年受験
その理由は
①マンション管理士は国家資格で名称独占資格ですが、必置資格でもなく、独占業務も無いという事。
②マンション管理士試験を合格する学力があれば、おそらく上記３資格はすべて合格できるはず。
③最初の受験は求人需要が一番高い資格、宅地建物取引士を勧める。
④冒頭に書いたように、翌年の５問免除の可能性も考える。
以上の理由です。
マンション管理士の関連資格
マンション管理士の関連資格を有することで、生涯的の安定に繋がります。
①の宅地建物取引士の試験日が10月の第３日曜日
マンション管理士の試験日が11月下旬
②の管理業務主任者の試験日が12月上旬
これとは別途に
難易度が低い③測量士補に合格すれば、④土地家屋調査士の午前試験を免除にできます。
① 宅地建物取引士
② 管理業務主任者
③ 測量士補
④ 土地家屋調査士
⑤ 司法書士
⑥ 不動産鑑定士
過去問、テキスト、通信講座
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マンション管理士の通信講座
マンション管理士と管理業務主任者の両試験を効率的に学べるようカリキュラムを構成しているため、基礎から合格レベルまで、無駄を省いて学ぶことができます。本コースには、ビデオ講座、音声講座、WEBテキスト、スマート問題集、セレクト過去問集、マンション管理士難問解法講座、参照条文集が含まれています。
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