ウェブデザイン技能検定はWeb関連初の国家資格。資格名は「ウェブデザイン技能士」です。全くの未経験でも3級の受検が可能です。よって高校生でも3級を受検できます。その3級に合格後であれば、2級も受検できます。
検定は実技および学科試験で実施され、関連国際標準規格等に基づいて、ウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われます。
1級の合格者には厚生労働大臣より、2級及び3級の合格者にはインターネットスキル認定普及協会理事長より、ウェブデザイン技能士の合格証書が発行されます。
国家資格の中、名称独占資格ですので、どの等級の検定に合格しているかを明らかに表記する必要があります。
ウェブデザイン技能士の英語は
Certified Skilled Worker of Web Design
名刺に表記する場合は例えば、
「1級ウェブデザイン技能士」
英語の場合は
「1st grade Certified Skilled Worker of Web Design」
2級と3級は、2nd grade・3rd gradeとなります。
技能検定制度とは
技能の程度を検定し、これを公証する国家検定制度です。
技能と地位の向上を図ることを目的に、職業能力開発促進法に基づいたものです。
日本にてこのような技能検定制度は、昭和34年度から実施され、2018年7月時点で130職種に関する検定試験が運営されており、合格者は平成29年度までに延べ665万人となっています。
ウェブデザイン技能検定の試験概要
ウェブデザイン技能検定とは
ウェブデザイン技能検定とは、ウェブサイトのデザインにあたり、国際標準規格に基づくホームページの制作及び、システム構築、セキュリティ対策などの知識及び能力を認定するWeb関連初の国家資格です。
ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度の一つとして、厚生労働省より職業能力開発促進法第47条第1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受け、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施しています。
検定試験の合格率
合格率
3 級 60-70%
2 級 30-40%
1 級 10-20%
難易度/偏差値
3 級の偏差値38
2 級の偏差値44
1 級の偏差値52
ウェブデザイン技能検定。難易度、受験資格、免除など
資格種類 :国家資格
属性 :名称独占資格
受験資格
1級 | 【実技試験】 ・1級の技能検定において、学科試験に合格した者(※1) 【学科試験】 ・7年以上の実務経験(※2)を有する者 ・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了(※3) 後、5年以上の実務経験(※2)を有する者 ・大学(※3)卒業後、3年以上の実務経験(※2)を有する者 ・高度職業訓練修了(※3)後、1年以上の実務経験(※2)を有する者 ・2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験(※2)を有する者 |
2級 | ・2年以上の実務経験(※2)を有する者 ・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了(※3)した者 ・大学(※3)を卒業した者 ・高度職業訓練(※3)を修了した者 ・3級の技能検定に合格した者 |
3級 | ・ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者 |
※1:当該実技試験が行われる日が、学科試験の合格日より2年以内である場合に限る。
※2:実務経験とは、ウェブの作成や運営に関する業務に携わった経験のことである。
※3:学校卒業、訓練修了については、卒業あるいは修了した該当科に協会が定めたウェブの作成や運営に関する科目等が含まれると協会が認めたものに限る。
免除 :
ウェブデザイン技能検定は「学科試験」、「実技試験」の2部構成となっており、「学科試験」、「実技試験」両試験の合格の他に、いずれかのみの一部合格があります。
免除の詳細は公式サイトの
ウェブデザイン技能検定。合格の基準
各級とも共通して
学科:
100点満点の70点以上
マーク式「多肢選択法」「真偽法」形式
実技:
100点満点の70点以上
(試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること)
課題選択方式
ウェブデザイン技能検定試験の概要
1級 | 学科90分 実技180分 ペーパー実技60分 |
2級 | 学科60分 実技120分 |
3級 | 学科45分 実技60分 |
1級学科(90分)
- インターネット概論
- ワールドワイドウェブ(WWW)法務
- ウェブデザイン技術
- ウェブ標準
- ウェブビジュアルデザイン
- ウェブインフォメーションデザイン
- アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
- ウェブサイト設計・構築技術
- ウェブサイト運用・管理技術 安全衛生・作業環境構築
1級実技(180分、ペーパー実技:60分)
- ウェブサイト設計・計画およびウェブサイトデザイン作業
- ウェブサイト設計・計画およびウェブサイトデザイン作業
- ウェブサイト設計・計画
- ウェブサイト設計・計画およびウェブサイトデザイン作業
- ウェブサイトデザインおよびウェブサイト運用管理作業
- ウェブグラフィックデザイン作業
- マルチメディアデータの作成作業
- ウェブサイト構築
- サーバサイドアプリケーションの作成
2級学科(60分)
- インターネット概論ワールドワイドウェブ(WWW)法務
- ウェブデザイン技術
- ウェブ標準
- ウェブビジュアルデザイン
- ウェブインフォメーションデザイン
- アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
- ウェブサイト設計・構築技術
- ウェブサイト運用・管理技術
- 安全衛生・作業環境構築
2級実技(120分)
- ウェブサイトデザイン
- ウェブサイト運用管理
3級学科(45分)
- インターネット概論
- ワールドワイドウェブ(WWW)法務
- ウェブデザイン技術
- ウェブ標準
- ウェブビジュアルデザイン
- ウェブインフォメーションデザイン
- アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
- ウェブサイト設計・構築技術
- ウェブサイト運用・管理技術
- 安全衛生・作業環境構築
3級実技(60分)
- ウェブサイトデザイン
- ウェブサイト運用管理
受験の勉強時間
検定に合格するための勉強時間は、個人差が大きいのは当然ですが、大まかな意見で見てみると以下でした。
3級の勉強時間
30時間を目安、2~3週間
2級の勉強時間
60時間以上を目安、1~2か月
ウェブデザイン技能検定、実技の難易度に関して
下記リンクは実技だけではなく学科も、実際の試験問題(過去問)がPDFで公表されていますので、参考にしてください。
ウェブデザイン技能検定の実技の難易度に関しては、易しいのか、難しいのか、受験者の感じる個人差が大きいはずですので、まずは個々の自宅にて時間計測の上、試してみてください。
ウェブデザイン技能検定の試験日と日程、受験手数料
試験日と日程:
・1級は学科と実技、ともに1年に1回
・2級と3級は1年に4回、
公式サイト参照
受験地:
1級実技: 東京、大阪
2級: 宮城、埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡、沖縄
3級: 宮城、埼玉、東京(川崎市を含む)、神奈川、愛知、大阪、岡山、広島、福岡、沖縄
住所は受検票に記載される。
受験手数料:
1級:
学科: 7,000円 / 実技: 25,000円 (実技はペーパー実技含む)
2級:
学科: 6,000円 / 実技: 12,500円(35歳以上)または7,000円(35歳未満)※
3級:
学科: 5,000円 / 実技: 5,000円 (35歳以上)または3,000円(35歳未満)※
※試験実施年度の4月1日において35歳未満の方は実技試験の受検手数料が減免となります。
問い合わせ:
インターネットスキル認定普及協会
電話 03-5320-8236
公式サイト :
インターネットスキル認定普及協会
過去問とテキスト
公式サイトにある過去問
市販の書籍
電子書籍
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関連資格
IT国家資格
ウェブデザイン技能士
ITストラテジスト(ST)
システムアーキテクト(SA)
プロジェクトマネージャ(PM)
ネットワークスペシャリスト(NW)
データベーススペシャリスト(DB)
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)
ITサービスマネージャ(SM)
システム監査技術者試験(AU)
IT民間資格
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